[138] 銘柄の入れ替えを行いましたABBV・HDV⇒MDT・PEP [2016.6.3]
銘柄の入れ替えを行いました。
アッビィ (ABBV) は、
旧Abbot社 (ABT) の製薬部門が分社した会社です。
ABBVは、売り上げの大半を、
Humiraという薬から得ていますが、
この特許切れという問題を抱えています。
ABBVをこのまま保持する、という選択肢と、
売却する、という選択肢がありました。
しかし、意を決して、
ごく僅かのみABBVを残して売却し、
別の老舗ヘルスケア部門の雄、Medtronic (MDT) と
入れ替えることにしてしまいました。
吉と出るか凶と出るか?
製薬業界は、持続的な利益、という面では
なかなか難しいところもあるやもしれませんが、
医療機器会社は
それよりも需要、利益ともコンスタントで底堅いという印象があり、
MDTのcurrent yieldはそんなに高くありませんが、
目を見張る連続増配率を維持している
Dividend Aristocrat 配当貴族です。
今後とも期待したいと思っています。
Dividend growth investingは、
買付時の時価に対するイールドと、増配率、
いずれにも左右されますが、
超長期で見ると、増配率が一貫して高い銘柄が、
非常に好パフォーマンスを示しています。
同じ分野のDividend Aristocratである
超長期で見ると、Beckton Dickinson (ticker: BDX、一般的にはBDと略される) も
高増配率であり、
狙っているのですが、
今、おしなべて、この業界は株価が上がりすぎていてPERが高いのです。
株価が大きく下落する日はくるのでしょうか。
それから、
iShares社のETFである、HDVも、大部分処分してしまいました。
思惑は色々あるのですが。
この浮いた資金に、新規投資分を加え、
ついに
PepsiCo (PEP)、を、買ってしまいました。
PepsiCoは、言わずと知れた清涼飲料中心の会社ですが、
過去10年間のデータを見ると、
Coca Cola (KO) よりも色々と良いデータを出しています。
事業も、飲料だけでなく、
食品にも手を出しているところも高評価です。
ここ1年間の銘柄比較でも、
KOよりもPEPの方をより優位に推している人が
多い印象でした。
実は、近年、
Dr. Pepper Snapple (DPS) という会社は
KOよりもPEPよりも高成績なのですが、
競争優位性や連続増配年数では
KOとPEPには敵いません。
食料品・飲料系は、
言うまでもなく、
非サイクル性の業界 (景気にかかわらず売れる) で、
生活必需品 (Consumer Staples) セクターの一角を担う重要な位置にあり、
保守的な投資家にとって、
安心して保有できるセクターです。
別に狙っていた
Kraft Heinz (KHC)を購入する時期は逸してしまっており
買えていません。
General Mills (GIS)も良い会社で、
狙っています。
こと米国株投資については、
鉄板銘柄に投資するのがやはり王道であり、正解なのかな、
という印象があります。
生活必需品セクターは、ヘルスケアセクターとともに、
もう少し比重を上げてもよい/重点化してもよい分野と考えています。
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●資産全体: [124] 基本運用方針-改訂第3版-[2016.5.10]
●株式portfolio:配当投資マイルール
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[113] P&Gのデータ推移 [2016.3.21]
updated [2016.5.26] 一部改変しました
P&G (Procter & Gamble) の指標の推移
Ticker symbol: PG
株価、DPS (dividend per share)、その他指標の推移 (毎年6月末)
株価はYahoo! Financeより取得、分割調整
DPSはYahoo! Financeより取得計算、一部改変
記念配当等を除外、四半期配当を単純4倍して表示。
増配時期がずれている場合、
正確な年間配当額とは異なる場合があります。
また、増配率もその部分 (0%) で厳密には正確ではありません。
ROA、ROE、EPS、FCFPS (free cash flow per share)、
Payout ratioはそれぞれ
Morningstar社のホームページより取得。
PERは上記株価とEPSより計算。
PBRは上記株価とMorningstar社ページのBookvalue per Shareを用い計算。
Price DPS 前年比 5年前比 Dividend 増配率 増配率 ratio (USD) (年率) (年率) (%) 1970 1.469 0.0438 2.98% 1971 2.023 0.0469 7.13% 2.32% 1972 2.914 0.0488 4.01% 1.67% 1973 3.250 0.0562 15.34% 1.73% 1974 3.117 0.0562 0.00% 1.80% 1975 3.067 0.0625 11.17% 7.40% 2.04% 1976 2.965 0.0688 9.98% 7.96% 2.32% 1977 2.504 0.0812 18.15% 10.75% 3.24% 1978 2.688 0.0938 15.41% 10.76% 3.49% 1979 2.402 0.106 13.31% 13.57% 4.42% 1980 2.305 0.119 11.78% 13.69% 5.15% 1981 2.367 0.119 0.00% 11.55% 5.02% 1982 2.594 0.131 10.51% 10.07% 5.06% 1983 3.445 0.150 14.29% 9.85% 4.35% 1984 3.274 0.163 8.35% 8.87% 4.96% 1985 3.508 0.163 0.00% 6.47% 4.63% 1986 5.008 0.169 3.84% 7.28% 3.37% 1987 6.125 0.169 0.00% 5.16% 2.76% 1988 4.844 0.175 3.55% 3.13% 3.61% 1989 6.774 0.200 14.29% 4.24% 2.95% 1990 10.89 0.225 12.50% 6.72% 2.07% 1991 9.673 0.250 11.11% 8.18% 2.58% 1992 11.50 0.275 10.00% 10.23% 2.39% 1993 13.00 0.310 12.73% 12.12% 2.38% 1994 13.35 0.350 12.90% 11.84% 2.62% 1995 17.97 0.400 14.29% 12.20% 2.23% 1996 22.66 0.450 12.50% 12.47% 1.99% 1997 35.31 0.504 12.00% 12.88% 1.43% 1998 45.53 0.570 13.10% 12.95% 1.25% 1999 44.07 0.640 12.28% 12.83% 1.45% 2000 28.38 0.700 9.38% 11.84% 2.47% 2001 31.90 0.760 8.57% 11.05% 2.38% 2002 44.65 0.820 7.89% 10.22% 1.84% 2003 44.59 0.910 10.98% 9.81% 2.04% 2004 54.44 1.000 9.89% 9.34% 1.84% 2005 52.75 1.120 12.00% 9.86% 2.12% 2006 55.60 1.240 10.71% 10.29% 2.23% 2007 61.19 1.400 12.90% 11.29% 2.29% 2008 60.81 1.600 14.29% 11.95% 2.63% 2009 51.10 1.760 10.00% 11.97% 3.44% 2010 59.98 1.928 9.55% 11.48% 3.21% 2011 63.57 2.100 8.92% 11.11% 3.30% 2012 61.25 2.248 7.05% 9.93% 3.67% 2013 76.99 2.406 7.12% 8.52% 3.13% 2014 78.59 2.574 6.98% 7.92% 3.28% 2015 78.24 2.652 2.95% 6.58% 3.39% ROA ROE EPS FCFPS (%) (%) (USD) (USD) 2006 8.66 22.04 2.64 2.65 2007 7.44 16.05 3.04 2.94 2008 8.44 17.83 3.64 3.85 2009 9.5 20.39 4.26 3.7 2010 9.52 20.59 4.11 4.2 2011 8.68 18.32 3.93 3.31 2012 7.76 16.32 3.66 3.11 2013 8.15 17.14 3.86 3.66 2014 8.03 16.87 4.01 3.31 2015 4.95 10.47 2.44 3.96 PER PBR DPS Payout ratio (USD) (%) 2006 21.06 2.88 1.24 44.3 2007 20.13 2.93 1.4 43.1 2008 16.71 2.71 1.6 40.4 2009 12.00 2.41 1.76 45.8 2010 14.59 2.85 1.928 51.0 2011 16.18 2.65 2.1 50.1 2012 16.73 2.63 2.248 65.9 2013 19.95 3.19 2.406 58.0 2014 19.60 3.12 2.5744 65.6 2015 32.07 3.45 2.6516 68.5
2006年~2009年は、
リーマンショックがあったにもかかわらず、
EPS (earnings per share; 一株当たり当期純利益) の伸びは
目を見張るものがありました。
しかし、2009年以降は、伸び悩んでいます。
横ばいです。
その状況だったのが、
2015年は、大きくEPSが落ち込んでしまいました。
ROE、ROAとも、危険域かもしれません。
2014年末には株価が一時期
90 USDを超えたのですが、
つられて株価が下がっています。
また、
いちばん上の表では、
DPS (dividend per share; 1株あたり配当) の推移をみると、
過去、素晴らしい連続増配記録ですよね。
1970年~2015年の45年間の増配率は、
年平均9.547% (複利ベース)です。
DPSから、5年前からの増配率を、1年ずつずらして計算しています。
長期間の増配率を暦年で見ることにより、
増配率の変化のトレンドが流れるように見えてきます。
年率10%以上の増配率を維持している時期と
やや低迷する時期が、交互に繰り返されています。
ここ数年、
また翳 (かげ) りが出てきています。
増配に関しては、
50年以上の経緯もありますから、
今後も維持してくると思うのですが、
しばらくは、高増配率はあまり期待できないかもしれません。
利益あっての増配ですからね。
逆に言うと、業績が振るわない時期の方が
株価の落ち込みを考えると、
仕込み時である可能性もあります。
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目下の投資方針は、こんな感じです↓
●資産全体: 基本運用方針-改訂第2版-2015年9月30日
●株式portfolio:配当投資マイルール
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