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投資ルールなど、⛄長期投資法として米国株&債券 (米国債) によるインカムゲインを重視し、再投資を含む複利運用を目指します⛄

雪だるまファンド(弟ファンド)中、コア運用、サテライト運用のゆるい区別




目下、きちんと明文化していなかったマイルールは色々あります。段々具体化してくることはややもあり、考え方も少しずつ変遷してくるのは人の性でしょうか。


私の雪だるまファンドのポートフォリオは、そんなに褒められたものではありませんから参考にならないかもしれませんが、ある程度のもやっとした考えが段々と結実してできあがってきています。


その根底には、「インカムを育てる投資をする」というモットーがあります。「債券」投資の延長線上にあることを確認し、ストレスフリーとまでは行かないまでも、元本がある程度毀損されたとしても「元本を忘れてインカムをエンジョイする」ことを念頭に、できるだけ安心して保有を続けられ、インカムを再投資を含めて複利で大きくしていけるようにポートフォリオを構成することを目標としています。


そのため、「ストレス」を少なくする方策として、ベータの相対的に小さい(ボラティリティの低い)ポートフォリオを目指します。生活必需品セクターに偏重する、というのはその方法の一つです。

今回のキャタピラー(CAT)売却-銘柄入れ替えのように、ボラティリティの高そうなセクターは、X年分・YY年分の配当相当額の利確できて、当面買い増ししない予定ならば利確してしまうのもひとつの方法かと思っています。なので、基本的に私の中では一貫したことをやっているつもりです。



私の場合はできるだけ分散できるものは広く分散したい(10銘柄程度に絞りたくない)という思いのもと、各銘柄をある程度の金額までなら広く浅く保有いたいと考えてしまいます。ETFもその方法には沿いますけれども。



ゆるーい考えですが、ポートフォリオを、コアとサテライトに分けて考えています。



コア

厳選した銘柄を重点的に、各銘柄をポートフォリオの〜2%〜5%(〜10%)ずつ保有。
10〜20銘柄程度。必然的に生活必需品系が中心。
ブログでも「ドリームチーム」も以前挙げたが、上位以外はなかなか常連が決まっていないのが本音。

常任理事として決まっているのはProcter&Gamble(PG)とJohnson&Johnson(JNJ)。
今のところ、他の理事として、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)、アルトリアグループ(MO)、ペプシコ(PEP)、ディアジオ(DEO)、マクドナルド(MCD)、IBM、AT&T(T)、スリーエム(MMM)が君臨している。これで一応10銘柄。




サテライト

広く浅く、各銘柄を1〜2雪玉程度(現時点で、ポートフォリオの1.8%以下)ずつ保有。
何銘柄でもOK。
買い増ししないかも、という銘柄でも少しだけ保有したいという欲張りと、既存のその他烏合の衆を一括してまとめるためのくくり。




こんな感じでしょうか。

バリュエーション要因や何かで買い増しを積極的に考える銘柄は、コアにしていく。コアになる銘柄は、多少のことでは、売らない。

逆に、積極的に買い増ししない銘柄は、サテライト。今回のキャタピラー(CAT)売却のように、サテライトらしからぬ比率になってきたり、現金確保などの何らかの事情で、売るかもしれない。

雪だるまファンドの概念図ができました―弟ファンドと兄ファンド―

[355] 雪だるまファンドの概念図ができました―弟ファンドと兄ファンド― [2017.3.5]

snowball bros_s


上記のような、雪だるまファンドの概念図がやっと、日の目を見ることができました (笑)

詳しくは、以下のページをどうぞ。


★雪だるまファンド基本運用方針-改訂第4版- (弟ファンド)

★附則-雪だるま兄ファンド

★私が基本方針として2つのファンドに分けた理由。そして、現物不動産と現物株投資についての私見





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基本運用方針 (改訂第4版) 附則-雪だるま兄ファンド

[319]

基本運用方針 (改訂第4版) 附則
  ―雪だるま兄ファンド
snowball bros_s

名称 雪だるま兄ファンド

雪だるまファンド基本運用方針-改訂第4版-はこちら

以前の基本運用方針-改訂第3版-はこちら

設定日 2017年2月1日
信託期間 およそ2028年ごろまで
設定時資産 約80雪玉
新規積立額予定 10年で約360雪玉
最終目標 総計約300雪玉の部分解約
目的 当面の不動産引当金の一部の運用
解約 不動産引当金分は部分解約の可能性がある。それ以外は、目標達成まで基本的には解約しない。

[1] ポートフォリオの構成

生活防衛資金(生活費1年分以上)、生命保険の解約返戻金、新雪だるまファンド分を除外した資産。旧雪だるまファンドで運用している債券資産とキャッシュのほとんど受け継ぐ。

不動産に関する将来債務引当金(以下、不動産引当金)やその他の不動産運営資金を債券性資産で運用する。

債券ポートフォリオ: 

先進国債券  fixed incomeとして安定的な金利を期待する。

日本債券  日本国債(10年変動)、定期預金、MRFなどで運用する。

米国債券  純粋な米国債は無リスク資産であり、リスク資産と負の相関にあるが、他の債券インデックス/ETFは、必ずしも相関がない可能性を念頭に置く。

新興国債券
旧雪だるまファンドからの引き継ぎ。
円:ドル比率は約2:1とする。


[2] 売買

新規資金について、毎月、一定額を拠出し、一部をドル転する。積み立て額は、当面毎月約3雪玉とする。
雪だるま兄ファンド:雪だるまファンドの新規積み立て比は、当面3:1となるが、若干増減してもよい。

[3] その他

特約1
金利、分配金は、すべて雪だるまファンドに分配する。元本のみを運用する。

特約2
株式低迷期/暴落相場と認定した場合、一部の債券を売却し、雪だるまファンドに分配する。



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雪だるまファンド基本運用方針-改訂第4版-

[318]


基本運用方針-改訂第3版 はこちら
yukidama

雪だるまファンド基本運用方針-改訂第4版-

名称  雪だるまファンド (弟ファンド)

設定日  2012年3月1日
目標  年間税引後インカム300万円 (インフレ調整、投資開始2012年基準) あるいは3万ドルを得る資産形成を目指す。
目的1  生活費の補填 (特に老後)
目的2  インフレおよび円資産のヘッジ
信託期間  無期限
会計年度  1月初~12月末
  3か月単位を各四半期とする。

投資方法  主に外国株に投資する。少なくとも、再投資により2042年末までに目標達成が見込まれるまで、定期的なニューマネー拠出を継続し、インカムを雪だるま式に増やす。
明確な期間目標は設定しないが、高い目標年率の設定は危険であり、実現性を鑑みて当面は20~30年のスパンを念頭に置く。達成した後も、運用は一生続ける。


[1] リスク資産の定義

リスク資産の定義: 
  株全般、
  無リスク資産以外の通貨と債券、
  REIT、不動産、その他オルタナティブ

無リスク資産の定義: 
  米ドル (USD)、日本円 (JPY)、
  米国債日本国債、金 (Gold)

日本リスクのヘッジとしての側面を重視し、資産の大半を米ドルで保有していたとしても、過剰な為替リスクとは考えない。

すべての資産は、その時点や過去の時点での米国債長期債 (10年) の金利、日本国長期債 (10年) の金利と比較したうえで評価する。


[2] リスク許容度とコスト


安定的なインカムを得ることが目的であり、目先のキャピタルロスは許容する (後述の理由に相当しない限り売却しない)。

本来得られるべきインカムロスが起こるリスクについては、適宜監視し、その疑義が生じる場合、資産の組み替えを検討する。


コスト
低コストを意識する。


[3] ポートフォリオの構成

snowball bros_s
生活防衛資金(生活費1年分以上)、生命保険の解約返戻金、不動産資産を除外した資産を運用する。
株式・REITと少しのキャッシュポジションを雪だるまファンドのポートフォリオ資産とする。債券資産は、雪だるま兄ファンドに引き継ぐ。
ポートフォリオ資産内の大部分は主に米ドルと円で保有する。

投資対象の主軸は、継続的あるいは成長する収益が得られ、かつ比較的安定したインカムを生み出す資産とする。

債券:購入した場合、すべて雪だるま兄ファンドに移管する。
株式:後述。
REIT:日本を含め運用総額の10%までとする。実物不動産とは別勘定とする。
コモディティ:組み込まない。




株式ポートフォリオ:
長期保有に適する配当成長株/バリュー株を主眼とする。

普通株 
先進国株、特に米国・英国の大型株で、中でも長期的に見て1株利益と1株配当の持続的な成長が期待でき、歴史に裏付けられた優良企業。具体的には、株主還元策に積極的で、10年以上(25年以上)配当/増配を続ける株 [長期連続増配株

その他、上記以外の普通株 [バークシャーハサウェイ株 (BRK-B) を含む] でも企業利益の高成長が期待できる企業の株
連続増配株ETF (例:VIG、SDY)/ファンド、バリュー株ETF/ファンド、高配当戦略のETF/ファンド、 セクター別ETF/ファンド
世界の地域別ETF/ファンドなど。
経費のできるだけ少ないもの。

株式ポートフォリオ内の国別選定には、世界各国のGDP比、各国の経済・金融・財政事情と地政学リスクに着目する。
先進国株90%以上(うち日本10%以内)、新興国10%以内とする。個別銘柄はポートフォリオ資産のそれぞれ5%以内とするが、特例で10%まで認めることがある。


各年度での配当について、増配、配当再投資による増加、追加投資による配当、これらを含んだインカムゲインの増加を目指す。

ポートフォリオ資産の配分比率 (アセットアロケーション)
 : 株式+REIT 100% (一部、預り金等のキャッシュを含む)




雪だるま兄ファンドとの合計とアロケーション比については定期的にチェックするが、2つのファンド間のリバランスはしない。

雪だるま兄ファンドが解散する場合、その時点でリアロケーションについて見直す。


[4] アクティブ/パッシブ比率

必ずしも、ポートフォリオの基準価格は市場平均を必ずしも上回らなくてもよいと考える。
アクティブ/パッシブ比率は特に規定せず、100%~50%/50%~0%としてよいが、適度な分散投資を目指す。





[5] 買付けルール

基本的に、買って持ち続ける。
頻繁な売却はできるだけ避ける。

(1) 買い方、資金

株式加熱期にも、低迷期にも、淡々と四半期毎の枠組みで買い続ける。
買う資金は、新規拠出金、配当や分配金、兄ファンドからの金利を足した額。
新規拠出額は、兄ファンド拠出中は毎月約1雪玉とするが、その他の待機資金からの移行分がある場合は増額してよい。

暴落/株式低迷期と認定した場合には、兄ファンドからさらなる資金提供を受ける。



(2) バリュエーションによる買い
割安な普通株を買う。

各種ウォッチし、ランキングする。
ランキング対象項目:ROA、ROE、debt/equity ratio、PBR、trailing PER、forward PER、PEG ratio、過去PERとの乖離、市場平均PERとの乖離、配当利回り、payout ratio (配当性向)、EPS成長率、配当成長率、配当利回り+5年配当成長率 (Chowder rule)、増配年数、beta、52週最高値/最低値からの変動割合等。

ランキング上位の銘柄を新規/追加購入対象銘柄とする。
割安銘柄がないと思った場合は、ETFを買う。

(3) セクターポジション比率による相対的な買い条件

生活必需品系を40%以上とする。
セクター別の割合も一応参考にし、大まかなに意識するが厳密ではない。

(4) 暴落/株式低迷期での対応

暴落/株式低迷期と認定した場合には、兄ファンドからさらなる資金提供を受ける。


[6] 保有中、売却その他の規定

信用取引は原則行わない。

保有中:

長期でキャッシュフローを得られる銘柄を保有するため、評価額の変化に過度に一喜一憂しない。株価の上昇時、下落時とも、その変化の理由をよく確認する。

売却:

短期的な売却は原則目指さない。機械的な利食いライン、損切りラインとも、設定しない。

不必要なキャピタルゲインを実現させない (運用のパフォーマンス、税金による影響、再投資リスクを考慮せざるを得ない)。

売却を考慮してもよい状況:

A. 純利益やフリーキャッシュフロー等が原因で企業の配当政策や、企業の存続に疑義が生じるような場合。この場合、売却、銘柄入れ替え等を検討する。
B. 個別銘柄のポートフォリオ割合が5%から大きく逸脱する場合。ただし、場合によっては10%まで許容し、holdを貫く方が懸命かもしれない。
C. 非常に割高と考えられる場合。具体的には、PER40以上。
D. 不測の事態で資金が必要となった場合。
E. 損出しによる税金の還付と銘柄入れ替えを考慮する場合。ただし、不必要なマイナスリターンを実現させない。


[7] ポートフォリオ評価基準、再投資

(1) 配当率、Yield on Cost
暴落等でアセット全体が減価したとしても、金利や配当を再投資することによる総インカムゲイン絶対値の増加、およびYield on Costsの増加を評価尺度のひとつとする。

(2) 増配率、前期からのインカムの伸び率

(3) ポートフォリオ総額、トータルリターン。
ベンチマークはとりあえずETFのKXIと米国REIT指数の合成指数とする。


雪だるま兄ファンド間とのリバランスは原則必要ない。

再投資: 運用目的の達成までは、原則、前期までのインカム/キャピタルゲインは全額再投資する。



[8] 将来の展望、情報収集

長期的には世界の経済は成長し続けていくとの観測のもと、暴落しても冷静さを失わない。暴落時はむしろチャンスである。
長期では、利益・配当・株価はすべて同率で成長すると期待できる。
株価を追うのではなく、企業利益を精査するのが最も理に適っていると考える。

常に、経済その他の勉強を続け、過去および現時点での世界情勢の情報収集を行う。
自分で分析することを常とする。
他人の分析を見る場合、少なくとも3人以上の見解を調査することが望ましい。



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投資方針の練り直しに苦しみ、そして考えた不動産用の新ファンド『雪だるま兄ファンド(仮)』

[316] 投資方針の練り直しに苦しみ、そして考えた不動産用の新ファンド『雪だるま兄ファンド(仮)』 [2017.2.2]
updated [2017.3.30]



投資方針をじっくり練り直すのは案外難しいです。


私は、目下、基本投資方針の改訂作業中です。この中で、一番苦しんでいるところがあります。

それは、ずばり、「アロケーション」と「リバランス方針」です。

その他の取り決めは、もうほぼ決まっています。





アセットアロケーションを一定の比率に固定してしまうと、どうしても都合が悪いのです。

それは、極めて個人的な事情なのですが、実物不動産にかかる将来債務に対する引当金(要するに、いつかは用立てるための資金)も、一部はポートフォリオに組み込もうとしていて、ある程度の額をざっくりと引き出す可能性があるためです。

不動産にかかわる引当金としては、基本的に債券の売却、あるいはキャッシュポジションのとり崩しにより用立てるつもりです。この時に、債券のアロケーションが激変(激減)しまいます。この時、必然的に、株式の一部売却によるリバランスを行う必要がでてきます。

これが、株式を「できるだけ売りたくない」という希望と齟齬を来たしてしまいます。





ここまで検討してきて、頭の中に段々と別の道が具体像を描きはじめました。

それは、「実際にある程度の期限を切って『取り崩し』て使用するために用立てるための基金」は別ファンドにするべき、という考え方です。

超具体的には、実物不動産を売っぱらって整理するため『およそ300雪玉積み立て、部分解約していくファンド』、希望は10年以内。です。
うむ、今の『雪だるまファンド』は120雪玉くらいだから、その2.5倍はあるじゃねーかよ。ヲイ。




取り崩していく以上、解約時点である程度の資産の増減があるのは当然のことですが、そもそも大きく元本が毀損されてしまっていては、私の許容範囲を超えてしまいます。その点から、このファンドは基本的に債券で運用するファンドとするべきでしょう。

仮にこれを、『不動産早く整理したいファンド、愛称: 雪だるま兄ファンド(仮)』とします。



資金量が大きいため、「兄」としています。





そして、このファンドが実際にもしある程度売却せずに済んだ暁(あかつき)には、その時にまた晴れて『雪だるまファンド』と統合すれば良いのです。


よし!これに沿って投資方針を練り上げればよいですね!




「雪玉」という投資の単位。

[305] 「雪玉」という投資の単位。 [2017.1.23]

yukidama


私は、米国株の買い付け額を、今のところ、ある数の倍数にしています。最初の頃は、少し外れた額にしていたこともあったのですが、だんだん、1回の買い付け額を一定額、またはその2倍、あるいはその3倍のいずれかにしてきています。


という経緯もあるのですが、少し悩んだ挙げ句、この投資単位を1雪玉と命名することにしました。

もちろん、少し端数は出てきますが、細かいところは目をつぶります。


1回の買い付け額は約2雪玉のことがいちばん多いです。


どこかで、過去のブログ記事も、この「雪玉」という単位を登場させているかもしれません。

変な表記始めたな〜と思われるかもしれませんが、どうぞお付き合いお願い申し上げます。



Let's enjoy and build a massive Snowball!(楽しみながらでっかい雪だるまつくろう!)


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●資産全体:   基本運用方針-改訂第3版-[2016.5.10]

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私が投資の目標金額を年間インカム額300万円に設定した理由

[231] 私が投資の目標金額を年間インカム額300万円に設定した理由 [2016.10.23]


私は、自分の投資目標を、大雑把に、年間インカム約300万円あるいは3万ドル(最近の物価基準)としています。

なぜこの目標にしたのでしょうか?

10,000万円 × 3% = 300万円
↓        ↓    ↓
↓        ↓     インカム300万円を目指すか
↓        ↓
↓        この利回りを上げられるのか

10,000万円を目指すか


なぜ、この金300万円という金額を目標としたか。


まず第一の理由は、資産を取り崩すよりも、資産から生み出されるインカムのみを生活費に充てることを目指すからです。運用中も受け取り中も、毎年どうなるかわからないキャピタルゲイン (orロス) を安易に求めるのではなく、確実なインカムを追い求めます。


第二の理由。実現の蓋然性 (がいぜんせい) の比較的高い値にしたかったからです。これだけあれば、生活には不自由しなさそうだからです。この300万円は、公的年金と個人年金保険は含んでいません。それらを含めるならば、500~600万円を目標にしたいですね。私が目指すべきは、巷で言われている「安心できる額」にさらに上乗せ少しです。 積み立て可能額、想定利回り (できるだけ保守的な利回りとして、5%程度を考えていることが多いです) から、この額の達成蓋然性はそれなり、と見積もっています。



ここでもし、インカム1,000万円!を目標にするなら、その原資は、保守的な利回りとすると3倍以上も頑張らないといけませんが、残念ながら、私の現在の資産と将来の給料の積み上げでこの額を達成するのは、さすがに無理があります。

この300万円という額についてインフレ調整も考慮したいのですが、株式等は理論的にはインフレが亢進すれば期待リターンも必然的に高くなってきます。しかし残念ながら、それは市場の期待であって、実情として必ずしも株式のリターンが上がることを保証しているわけではありません。なので、インフレ調整されるか否かは、自助努力では基本的にどうしようもない部分です。

一応、通過分散はこのインフレ対応の答えにはなっています。

日本円とドルに受け取り通貨を分散していれば、リスク分散にもなりますので、ドルで受け取る資産形成をしていくことは非常によいことと考えています。

第三の理由。1億円という額の確実な実現性に疑問があるからです。これは、キャピタルゲインの不確実性です。必ずしも一定でない価格変動率と、その標準偏差。常に変動幅が読めない中、期待リターンを式に当てはめたとしても、予想どおりにこの額に達する見込みは困難を極めます。確率論では計算できても、額が大きくなってくればなるほど確実にそのリターンを得られる確信度は心理的には低いと言わざるを得ません。実際にもし運用で1億円に近づいてくる場合、終盤では変動額の絶対値が大きくなってきます。そうなればそうなるほど、着実な高額目標は設定しづらくなります。

ましてや、その達成時期はもっと読めません。これに対して、インカムゲインの複利計算は、ある程度読めます。

例えば、金利3%の米国債を30年間複利投資すれば、インカムは30年で約2.42倍になります。ということは、最初に412,000ドルを投資すれば、初年は金利12,360ドルなのに対し、30年の複利運用で金利30,000ドルが達成できます。

もし、同じ3%配当の米国株で、減配がほぼなく、できる限り連続増配が望める株ならば、もっと早く、あるいはもっと少額スタートで達成できます。

キャピタルゲインで1億円達成して、これを3%配当または金利の出る投資対象に投資できる!と思う人は、そうすればいいですが、私はその自信はあまりありません。


これらの理由で、私は総資産額ではなく、インカム金額を目標に掲げることにしました。20~30年なら、もの凄く手の届かない目標とも思ってはいません。そしてそのためのツールとして、米国債、連続増配株、REITは三種の神器と思っています。 さらに、インカムゲイン3%想定として、その後キャピタルゲインを含めリターンがもっと大きかったとしても (例えばトータルリターン10%)、配当や金利といったインカム分 (3%) のみを使用し、残りのリターン分 (ここでは7%) は再投資されると考えれば、資産のさらなる増大が見込めます。

キャピタルゲインの積み重ねを目指した目標設定よりも、インカムの複利積み上げの方が、よほど蓋然性が高く、達成率も読めるものと思っています。皆さんはいかがでしょうか?



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