[107] パッシブインカムを生み出す [2016.03.03]
パッシブインカム passive income とは、
多くの労働者の労働のように、
汗水たらして獲得する賃金とは違い、
何かの準備をしてしまえば、
後はただ単に、
待っていれば生み出されるインカムのことです。
この、パッシブインカム、
受動的に受け取れるキャッシュフローを、
いかに生み出すか、が、
(How to "generate" passive income)
クリティカルに重要です。
passive incomeを得るアイデアの多くは、
リターンが低かったり、
あなたの時間を無駄に費やすだけのものであったりする
場合があります。
(この時点でパッシブとはいいませんよね)
そう、では、
何がpassive incomeの創出手段になりうるか?
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[108] 経済学理論の歴史を簡単に [2016.03.03]
■経済学理論の歴史を超簡単に~大枠をとらえる■★重商主義 (英国) と重農主義の対立 (仏国) 17-18世紀イギリス 18世紀後半フランス ↓ ↓ ★古典派経済学 classical economics 18世紀後半イギリス 自由主義! ↓ ↓ 古典派批判から生まれたもの ★マルクス経済学 ★新古典派経済学 1870年代前半 (限界革命)~ ↓ ↓ 古典派・新古典派に共通する考えを刷新するもの ★ケインズ経済学 Keynesian economics ↓ ↓ 反ケインズ ★新自由主義、合理的期待形成学派、サプライサイド経済学など ↓ 現代におけるケインジアンと、反ケインズの対立■以上■
もう少し、内容を加えると:
★重商主義 (英国) と重農主義の対立 (仏国)
重商主義 merchantilism 17-18世紀イギリス
輸出は良いが輸入は良くない
①重金主義
②貿易差額主義
重農主義 physiocracy 18世紀後半フランス
富の唯一の源泉は農業である
自由放任
★古典派経済学 classical economics 18世紀後半イギリス
セイの法則「供給はそれ自身の需要をつくり出す」
●アダム・スミス(1723-1790)
●デヴィッド・リカード(1772-1823)
古典派批判から生まれたもの
★マルクス経済学
★新古典派経済学 1870年代前半 (限界革命)~
限界効用理論など
古典派・新古典派に共通する考えを刷新するもの
★ケインズ経済学 Keynesian economics
●ジョン・M・ケインズ(1883-1946)
有効需要の原理
積極的に財政支出を行う
●オールド・ケインジアン サミュエルソン
●ニュー・ケインジアン
●ポスト・ケインジアン
反ケインズ
★新自由主義 マネタリズム
●ミルトン・フリードマン
★合理的期待形成学派
★サプライサイド経済学
現代におけるケインジアンと、反ケインズの対立
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[109] ウェルズ・ファーゴ (WFC) を納得できる株価で買いました [2016.3.5]
満を持してですが、
2月25日に、
ウェルズ・ファーゴ (WFC) 株を買いました!
Dividend Growth Investor (DGI)
の立場からすると、
リーマンショック時に大幅な減配
をしてしまっているので
評価点が下がってしまっていますが、
Wells Fargo (WFC) は、
泣く子も黙る「バフェット銘柄」です。
DGIとしては「減配⇒売却候補」という思考過程になるのですが、
Buffetは、それでも持ち続けている銘柄です。
Buffetは、減配の事実のみでは、
いい会社で「なくなっている」と判断しているわけではない
証左ですよね。
シーゲル/バフェット目線では、
「金融」株の中では、
Wells Fargoはいまなお、
米国内で競争優位性の高いであろう地位に
に君臨しており、
バリュー投資家としては、
直近の数年間では
他の銀行株と比較してもPERが比較的低く、
なおかつ、2016年に入ってきてから
株価の修正が入ったことで、
さらにPERが下がり、
配当率も魅力的な水準になってきた、
という状況です。
今年に入って直近で、
複数のアメリカ人が「買い」のサインを送ってきており、
Fair valueが60ドル前後、
としている人もいました。
自分のポートフォリオでは、金融株としては
TROW (T. Row Price; 資産運用会社、
Dividend Aristocratsのひとつ) と
PFF (優先株のETFだが、
事実上、金融株が大半を占める)
しか保有していませんので、
2016年2月25日未明、購入に踏み切りました。
幸いにも、3月5日までの状況では、
全体の相場が上がり調子になってきたのとあわせ、
WFCの株価も上昇基調に入りつつあります。
短期的な売買タイミングとしては、
まずまずのところだったんでしょうね。
「落ちるナイフ」を掴むような買い方は
嫌うのでしょうが、
バリュー投資家は、
割安で絶好の「買い」だと言える」ような
バリュエーション状況が到来していれば、
それがどんな状況であれ、買えるのです。
ここからは、ある意味妄想の域ではあるのですが、
ある程度時間をかけて
精査、とまでは言わないものの、
watchし続けていた銘柄を
「ついに手に入れた!」
ことからは、
達成感と同時に、
より親近感がわき、
「自分のビジネスの一部」
として感じられてきます。
「単なる値動きする株を持っているのではなく、
ビジネスを持っている」んです。
多少の値動きくらいでは、
自分の家を簡単に手放したりしないのと同じです。
債券的な持ち方です。
さらに、家族になったような感情が湧いてきます。
きっと、
そのような株の買い/持ち方であれば
しめたもので、
ずっとholdできるのかもしれません。
それは、コケることがなければ、
「かけがえのない財産です。
個別株の「リスク」とどう向き合いつつ、
その優位性やバリュエーションを理解するか。
これは、
インデックス投資では味わえない
醍醐味なのではないかと思っています。
自分でやっていることが、理解できているのであれば。
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バリュー投資家とインデックス投資家、2つの理論株価の求め方
updated [2016.11.3]
今までに、理論株価の求め方を複数書いてきました。
求め方に複数ある理由は、その拠り所とするところがそれぞれ異なる考えから生まれてきたものだからです。
という考え方は、モダンポートフォリオ理論 (MPT)からきている考え方です。これは、新古典派経済学に立脚した資本市場均衡モデルから導き出された理論で、「配当」 (=キャッシュフロー) という確実な現金に焦点を置き、ここに価値があるとみなし、このキャッシュフローを推定することで株価を理論的に説明するものです。
ここで、MPTでは「市場は常に正しく、効率的」で、株価はおおむね、「バリュー (およびその見通し) を正しく反映している」と考えますので、タイミングを狙ったアクティブな投資法は、「敗者のゲーム」として扱われます。
割安であったとしたら買われ、割高であったとしたら売られ、効率的に株価が決まっていくと考えられます。
また、ここでは株価変動パターンに対する認識は、バラバラで、「ランダムウォーク」であり、リターンは正規分布に従うと考えます。市場平均と比べた、「相対リターン」を重視する投資法となります。
さらに、この理論からは、インデックス投資の思考法に結びつきます。
この理論から、幅広い投資対象への分散投資・アセットミックス、アセットアロケーション戦術が重要になってきます。
一方、
から導かれるという考え方は、ウォーレンバフェットなどのバリュー株投資家による考え方です。
バリューの根源はROEや毎年のEPSにあるとし、市場は必ずしも効率的でない、と考えます。市場は慢性的に間違っており、「ミスター・マーケット」という気分屋によって、時に、超優良な銘柄ですら「大バーゲンセール」状態になります。そして、修正されず、このまま放置されることもしばしばあります。

バリュー投資家は、こういうバリューからの乖離を見つけてきて、ここぞという時に投資します。そして、短期の変動は単なるノイズとして考え、「絶対リターン」を重視します。
また、株価はEPSの成長トレンドに沿って上昇すると仮定します。
この絶対リターンは、リスクフリーレート+αを目指しますので、確定利付き債券 (fixed income) としての性格を併せ持つような投資対象を選択して運用することになります。
結果、割安優良銘柄が中心のポートフォリオを目指します。
連続増配株投資家、アメリカ人”Dividend Growth investor”はこの考えを根底としていることが多いように思います。
quasi-fixed income (笑)と言っているアメリカ人もいますね。
私は、両方の考え方を踏襲しようと思っていますが、①②どちらですか?という質問に答えるならば、②を軸に持っている、と言うと思います。
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[111] 投資で、「敗者のゲーム」か、あるいは「勝者のゲーム」か [2016.3.7]
by 井手正介
井手正介氏は、「ウォール街のランダム・ウォーカー」等を訳している、
日本のビジネス教育家です。
そして、
チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」に対抗し、
上記タイトルの本を出版されています。
「敗者のゲーム」は、
前回も指摘したように、
モダンポートフォリオ理論 (MPT)
から導き出された考え方です。
ここでは、「勝つための理論」ではなく、
「負けないための理論」
が大きなテーマになっており、
できるだけ「敗者にならない」ために、
市場インデックス・ファンドこそが
正しい選択だ、としています。
実際、現在の日本の有名投資ブロガーは、
この信奉者が多いように思います。
投資の本流としても、
基本的にはこの考え方を取り入れるのが
正しい方向性かと思っています。
チャールズ・エリスによると、
それ本来の尊敬をあまり受けていません。
しかし、この非創造的で、安上がりで、
「頭を使う必要のない」方法で、
一歩ずつ歩いていくという簡単な運用方法が、
長期的には、
名だたるプロの運用期間より
よりよい成果を上げている
それに対し、
「勝者のゲーム」=「バリュー株投資」で、
勝者のゲームでは「絶対リターン」を重視しています。
株価が、いつもバリューを正しく反映しているのではなく、
しばしば、それも 大きく乖離している
と考えるところに、MPT派と、バリュー派の
分かれ道があります。
短期のEPS見通しの変化自体はあまり重要視せず、
バリューの長期トレンドを考えます。
バリューの根源を、
ROE (株式資本利益率) に見いだし、
高いROEが
企業の高い安定性、成長性に寄与し、
このROEが長期では
トータルリターンに反映されてくる、
と考えます。
優良な株は、
経済の成長を取り込んで純利益を上げ続けますので、
長期的に増配トレンドを想定します。
結果的に、
持ち続けることによってクーポンが増え続け、
さらにそのバリューの成長とともに
それを反映した株価の上昇をもたらす、
超お得な債券
(not-fixed-but-growing income) (造語です)
とみなせます。
これが、
バフェットも言っている
「擬似債券」です。
簡単に売買せずに
「じっと持っている」
という選択肢が、
実に魅力的な選択肢だと思いませんか??
株式等の投資を、
「敗者にならないゲーム」、「勝者のゲーム」、
いずれにするか、
どちらが優れているかは、一概に言えず、
とらえ方によるものと思います。
そのニーズは、
人によって異なるものだと思っています。
コア/サテライト戦略として、ミックスするのもありでしょう。
私は、強く、こう願っています。
「勝者になるゲーム」がしたい!
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米国債は最強の安全資産。フライト・トゥ・クオリティーと米国債投資戦略
updated [2016.3.24] [2016.3.31] [2016.5.27] [2016.8.8] [2016.8.11] [2017.1.8]
目次
米国債の特性: リスク資産との負の相関関係
米国債は、過去のデータから、米国株や日本株とマイナスの相関係数 (負の相関関係) がはっきりと実証されている債券です。
負の相関/逆相関 (相関係数がマイナス) とは、どちらかが上がる時どちらかが下がるという関係がデータから証明されている関係のことです。
株価が下がると同時に米国債の価格が上がる。株価が上がると同時に米国債の価格が下がる。この傾向が、統計的に証明されていることを意味しています。
先進国の国債は、クレジットリスクがそれぞれの国内で基本的にないと考えられており、いわゆる「リスクフリー」資産です (ノーリスクで金利がもらえる資産ということ)。
リスクオフとフライト・トゥ・クオリティー
それと同時に、「リスクフリー」である「米国債」へと資金が流れ込み、国債の価格は上がり、このとき逆に金利は下がります。この現象を、 「フライト・トゥ・クオリティー (Flight to quality)」と呼びます。
金融危機のときは、そのフライトが顕著です。
それは、世界で最も経済規模が大きく、基軸通貨であるドル (USD) を発行しているアメリカ合衆国という国力があるためです。アメリカという国が潰れる (デフォルトする) ことは、まず、国家の威信としてもあり得ないと、世界中の人々が考えているからです。
「フライト・トゥ・クオリティー」は、株式と国債の値動きがダイレクトに負の相関を示していることを感じられる場面です。
試しに、どこかのサイトで株価の動きを追ってみましょう。
米国長期債からなるETFとしては、Blackrock社が組成しているTLT (20年以上の米国債) が有名です。
これと、一般的な株式のETFを何か入力し、その値動きを比較してみましょう。2008年~2009年あたりの値動きが、真逆になっていることが視覚的に、一瞬でわかると思います。
世界標準である米国債投資
米国債は「リスクフリー」なだけでなく、さらに、金融危機時には値上がりが見込める。そのような、知らない人にとっては夢のような投資対象です。
世界中の投資家にとっては、”超” 基本、当たり前のことらしいのですが、日本人は、投資教育がお粗末で、知らない人が多いようです。
米国債投資の勉強には林敬一氏のブログと著書が最適
米国債、債券の投資に関しては、大先輩である林敬一氏のブログと著書をどうぞ。
林敬一氏のブログ
[48] 林敬一著「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」を買え![2015.12.21]
[150] 林敬一氏のブログに学んで挙げられる米国債の3つの買い方 [2016.7.10]
米国債投資家の大まかな3つの戦略
①米国債は、目下のところ世界で最も質が高く、安全な資産ですので、当然、リスク管理に敏感であったり、できるだけリスクを取りたくなかったりする個人としては、世界標準であるこの「米国債」のみを保有し、「無難にそのクーポンをもらい続ける」のは、最強の資産防衛法ですよね。
②分散投資をしたい人にとっては、その一環として、分散効果を得る恰好の対象ですから、ぜひとも、米国債に片足を突っ込んでおきたい、と思うべきですよね。
ベンジャミン・グレアム氏の提唱する国債と株式を組み合わせて保有する戦略は、もちろん、これを念頭に置いている戦略です。
[89] 米国債と株式投資(特に米国株)の組み合わせは最強 [2016.2.11]
③ もちろん、チャールズ・エリス氏や、ウォーレン・バフェット氏の言うことを信じて、「債券にはできるだけ投資しない」と決めることも、選択肢の一つです。
しかし、バフェット氏の考え方は、株式を「擬似債券」として扱う考え方であり、株式投資を債券投資の延長線上に据えていることは必ず理解しておかないといけません。
ここ最近のトレンドとして、世界中が低金利~超低金利~さらにはマイナス金利となってきているため、以前にも増して、優良配当株等を「債券代わり」とする考え方が、米国を中心に一定の地位を得ているようです。
一定の投資家は、債券のポジションをとらず、ほぼ株式のみで投資しようと考えている人もいるそうです。
ただし、ここでは、欧米で、「株式は債券の代わりでは決してない」「だから必ず債券のポジションを組み入れろ」、と警鐘を鳴らしている人々がいることも、紹介しておきます。
超低金利時代に債券投資をどうするか
投資方法に正解はありません。
私も、どのようなアロケーションが最適かはわかりませんが、③の様に言う人は、結局は株式/債券分散投資推奨派ということになるんでしょうね。
それから、現在のような超低金利下、金利が上がってくるかもしれない、という時代に
「債券投資をどうするべきか」ということは、本当に悩ましいところだと思います。
それでもなお、ベンジャミン・グレアム師匠の言うように②の戦略が吉とでるかもしれませんし、十分金利が上がりきった、と思えるところまで待って、それから①の戦略を取り始めるのも賢い方法だと思います。
上記を十分わかったうえで、③を選択するのは漢 (おとこ) ですね。
バフェットは、債券部分はMMFを推奨していました。(ポートフォリオの90%をS&P500、10%をMMF)
私は、現時点では、正直なところ、③と②の間を考えが行き来しています。
しかし、「いざ」という時に株式を買い増すための資金源として、一定の債券を保有しておくのは大きな意味を持ちます。
これをお読みになったみなさん、いかがお考えでしょうか?
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[113] P&Gのデータ推移 [2016.3.21]
updated [2016.5.26] 一部改変しました
P&G (Procter & Gamble) の指標の推移
Ticker symbol: PG
株価、DPS (dividend per share)、その他指標の推移 (毎年6月末)
株価はYahoo! Financeより取得、分割調整
DPSはYahoo! Financeより取得計算、一部改変
記念配当等を除外、四半期配当を単純4倍して表示。
増配時期がずれている場合、
正確な年間配当額とは異なる場合があります。
また、増配率もその部分 (0%) で厳密には正確ではありません。
ROA、ROE、EPS、FCFPS (free cash flow per share)、
Payout ratioはそれぞれ
Morningstar社のホームページより取得。
PERは上記株価とEPSより計算。
PBRは上記株価とMorningstar社ページのBookvalue per Shareを用い計算。
Price DPS 前年比 5年前比 Dividend 増配率 増配率 ratio (USD) (年率) (年率) (%) 1970 1.469 0.0438 2.98% 1971 2.023 0.0469 7.13% 2.32% 1972 2.914 0.0488 4.01% 1.67% 1973 3.250 0.0562 15.34% 1.73% 1974 3.117 0.0562 0.00% 1.80% 1975 3.067 0.0625 11.17% 7.40% 2.04% 1976 2.965 0.0688 9.98% 7.96% 2.32% 1977 2.504 0.0812 18.15% 10.75% 3.24% 1978 2.688 0.0938 15.41% 10.76% 3.49% 1979 2.402 0.106 13.31% 13.57% 4.42% 1980 2.305 0.119 11.78% 13.69% 5.15% 1981 2.367 0.119 0.00% 11.55% 5.02% 1982 2.594 0.131 10.51% 10.07% 5.06% 1983 3.445 0.150 14.29% 9.85% 4.35% 1984 3.274 0.163 8.35% 8.87% 4.96% 1985 3.508 0.163 0.00% 6.47% 4.63% 1986 5.008 0.169 3.84% 7.28% 3.37% 1987 6.125 0.169 0.00% 5.16% 2.76% 1988 4.844 0.175 3.55% 3.13% 3.61% 1989 6.774 0.200 14.29% 4.24% 2.95% 1990 10.89 0.225 12.50% 6.72% 2.07% 1991 9.673 0.250 11.11% 8.18% 2.58% 1992 11.50 0.275 10.00% 10.23% 2.39% 1993 13.00 0.310 12.73% 12.12% 2.38% 1994 13.35 0.350 12.90% 11.84% 2.62% 1995 17.97 0.400 14.29% 12.20% 2.23% 1996 22.66 0.450 12.50% 12.47% 1.99% 1997 35.31 0.504 12.00% 12.88% 1.43% 1998 45.53 0.570 13.10% 12.95% 1.25% 1999 44.07 0.640 12.28% 12.83% 1.45% 2000 28.38 0.700 9.38% 11.84% 2.47% 2001 31.90 0.760 8.57% 11.05% 2.38% 2002 44.65 0.820 7.89% 10.22% 1.84% 2003 44.59 0.910 10.98% 9.81% 2.04% 2004 54.44 1.000 9.89% 9.34% 1.84% 2005 52.75 1.120 12.00% 9.86% 2.12% 2006 55.60 1.240 10.71% 10.29% 2.23% 2007 61.19 1.400 12.90% 11.29% 2.29% 2008 60.81 1.600 14.29% 11.95% 2.63% 2009 51.10 1.760 10.00% 11.97% 3.44% 2010 59.98 1.928 9.55% 11.48% 3.21% 2011 63.57 2.100 8.92% 11.11% 3.30% 2012 61.25 2.248 7.05% 9.93% 3.67% 2013 76.99 2.406 7.12% 8.52% 3.13% 2014 78.59 2.574 6.98% 7.92% 3.28% 2015 78.24 2.652 2.95% 6.58% 3.39% ROA ROE EPS FCFPS (%) (%) (USD) (USD) 2006 8.66 22.04 2.64 2.65 2007 7.44 16.05 3.04 2.94 2008 8.44 17.83 3.64 3.85 2009 9.5 20.39 4.26 3.7 2010 9.52 20.59 4.11 4.2 2011 8.68 18.32 3.93 3.31 2012 7.76 16.32 3.66 3.11 2013 8.15 17.14 3.86 3.66 2014 8.03 16.87 4.01 3.31 2015 4.95 10.47 2.44 3.96 PER PBR DPS Payout ratio (USD) (%) 2006 21.06 2.88 1.24 44.3 2007 20.13 2.93 1.4 43.1 2008 16.71 2.71 1.6 40.4 2009 12.00 2.41 1.76 45.8 2010 14.59 2.85 1.928 51.0 2011 16.18 2.65 2.1 50.1 2012 16.73 2.63 2.248 65.9 2013 19.95 3.19 2.406 58.0 2014 19.60 3.12 2.5744 65.6 2015 32.07 3.45 2.6516 68.5
2006年~2009年は、
リーマンショックがあったにもかかわらず、
EPS (earnings per share; 一株当たり当期純利益) の伸びは
目を見張るものがありました。
しかし、2009年以降は、伸び悩んでいます。
横ばいです。
その状況だったのが、
2015年は、大きくEPSが落ち込んでしまいました。
ROE、ROAとも、危険域かもしれません。
2014年末には株価が一時期
90 USDを超えたのですが、
つられて株価が下がっています。
また、
いちばん上の表では、
DPS (dividend per share; 1株あたり配当) の推移をみると、
過去、素晴らしい連続増配記録ですよね。
1970年~2015年の45年間の増配率は、
年平均9.547% (複利ベース)です。
DPSから、5年前からの増配率を、1年ずつずらして計算しています。
長期間の増配率を暦年で見ることにより、
増配率の変化のトレンドが流れるように見えてきます。
年率10%以上の増配率を維持している時期と
やや低迷する時期が、交互に繰り返されています。
ここ数年、
また翳 (かげ) りが出てきています。
増配に関しては、
50年以上の経緯もありますから、
今後も維持してくると思うのですが、
しばらくは、高増配率はあまり期待できないかもしれません。
利益あっての増配ですからね。
逆に言うと、業績が振るわない時期の方が
株価の落ち込みを考えると、
仕込み時である可能性もあります。
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updated [2016.5.26] 一部改変しました
Johnson and Johnson の指標の推移
Ticker symbol: JNJ
EPS、DPS (dividend per share) 等の推移 (毎年12月末)
株価はYahoo! Financeより取得、分割調整
DPSはYahoo! Financeより取得計算、一部改変
記念配当等を除外、四半期配当を単純4倍して表示。
増配時期がずれている場合、
正確な年間配当額とは異なる場合があります。
また、増配率もその部分 (0%) で厳密には正確ではありません。
ROA、ROE、EPS、FCFPS (free cash flow per share)、
Payout ratioはそれぞれ
Morningstar社のホームページより取得。
PERは上記株価とEPSより計算。
PBRは上記株価とMorningstar社ページのBookvalue per Shareを用い計算。
Price DPS 前年比 5年前比 Dividend 増配率 増配率 ratio (USD) (年率) (年率) (%) 1970 1.188 0.007 0.56% 1971 2.052 0.008 24.55% 0.41% 1972 2.719 0.008 0.00% 0.31% 1973 2.349 0.010 25.00% 0.44% 1974 1.685 0.017 60.38% 0.99% 1975 1.870 0.017 0.00% 20.08% 0.89% 1976 1.625 0.021 24.94% 20.16% 1.28% 1977 1.599 0.029 39.92% 28.51% 1.82% 1978 1.536 0.035 21.40% 27.76% 2.30% 1979 1.651 0.042 17.74% 20.10% 2.52% 1980 2.078 0.048 14.97% 23.50% 2.31% 1981 2.320 0.055 14.77% 21.42% 2.37% 1982 3.101 0.063 13.67% 16.48% 2.02% 1983 2.555 0.069 9.98% 14.20% 2.69% 1984 2.258 0.075 9.08% 12.47% 3.32% 1985 3.289 0.081 8.32% 11.13% 2.47% 1986 4.101 0.088 7.73% 9.74% 2.13% 1987 4.68 0.105 19.97% 10.93% 2.24% 1988 5.32 0.125 19.05% 12.70% 2.35% 1989 7.42 0.145 16.00% 14.09% 1.95% 1990 8.97 0.170 17.24% 15.91% 1.90% 1991 14.31 0.200 17.65% 17.97% 1.40% 1992 12.63 0.230 15.00% 16.98% 1.82% 1993 11.22 0.260 13.04% 15.77% 2.32% 1994 13.69 0.290 11.54% 14.87% 2.12% 1995 21.38 0.330 13.79% 14.19% 1.54% 1996 24.88 0.380 15.15% 13.70% 1.53% 1997 32.94 0.440 15.79% 13.85% 1.34% 1998 41.94 0.500 13.64% 13.97% 1.19% 1999 46.63 0.560 12.00% 14.07% 1.20% 2000 52.53 0.640 14.29% 14.17% 1.22% 2001 59.10 0.720 12.50% 13.63% 1.22% 2002 53.71 0.820 13.89% 13.26% 1.53% 2003 51.66 0.960 17.07% 13.94% 1.86% 2004 63.42 1.140 18.75% 15.28% 1.80% 2005 60.10 1.320 15.79% 15.58% 2.20% 2006 66.02 1.500 13.64% 15.81% 2.27% 2007 66.70 1.660 10.67% 15.15% 2.49% 2008 59.83 1.840 10.84% 13.90% 3.08% 2009 64.41 1.960 6.52% 11.45% 3.04% 2010 61.85 2.160 10.20% 10.35% 3.49% 2011 65.58 2.280 5.56% 8.73% 3.48% 2012 70.10 2.440 7.02% 8.01% 3.48% 2013 91.59 2.640 8.20% 7.49% 2.88% 2014 104.57 2.800 6.06% 7.39% 2.68% 2015 102.72 3.000 7.14% 6.79% 2.92% ROA ROE EPS FCFPS (%) (%) (USD) (USD) 2006 17.19 28.64 3.73 3.57 2007 13.96 25.6 3.63 4.1 2008 15.61 30.17 4.57 4.2 2009 13.66 26.35 4.4 5.09 2010 13.5 24.88 4.78 5.02 2011 8.93 17.02 3.49 4.3 2012 9.24 17.81 3.86 4.43 2013 10.89 19.92 4.81 4.65 2014 12.38 22.7 5.7 5.08 2015 11.65 21.87 5.48 5.3 PER PBR DPS Payout ratio (USD) (%) 2006 17.70 4.71 1.500 37.1 2007 18.37 4.37 1.660 44.6 2008 13.09 3.91 1.840 39.3 2009 14.64 3.51 1.960 43.9 2010 12.94 3.00 2.160 44.1 2011 18.79 2.91 2.280 54.1 2012 18.16 3.00 2.440 62.2 2013 19.04 3.70 2.640 56.6 2014 18.35 3.80 2.800 45.1 2015 18.74 3.97 3.000 55.6
このデータでは、単純なDPS÷EPSの割算の値と
Payout ratioは一致していないので、
ご注意ください。
EPSは 1.469倍、EPS成長率は 4.36% (年率)
DPSは 2.000倍、DPS成長率は 8.00% (年率)
株価は 1.555倍、株価成長率は 5.03% (年率)
となっており、
リーマンショックを尻目に成長しています。
(むしろ、リーマンショック後の方が成長率が鈍化しています)
株価の伸びは、ほぼEPSの伸びとほぼ同様ですが、
それ以上に配当を成長させています。
(その分、配当性向が高くなっている)
PERはおおむね13~19の間です。
過去PER平均に比べると、
2015年のPER18.74はやや高めかもしれませんが、
ここ5年間は水平飛行ですね。
株価は 86.46倍、株価成長率は 10.41% (年率)
DPSは 428.5倍、DPS成長率は 14.41% (年率)
となっています!!!
1980年代~1990年代、
特に1990年代のアメリカ経済急成長とともに、
急激な伸びを示しているものが入っているので、
すごい値ですね。
配当再投資せずに、この値ですからね。
このような長期保有で、
キャッシュフローリッチになれる典型例でしょう。
2000年以前に比べると、
2000年以降は、成長率はワリとflatで、
成長率が鈍化していると言わなければなりません。
それでも、超優良は超優良企業なのですが。
次の株価下落 (drip) を待ちましょうか。
また、以前のような
年率成長2桁 (けた) 以上の
時代は来るのでしょうか?
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updated [2016.4.22] 後半部分を一部、追記しました
updated [2016.4.26] 若干、読みやすくしました
最近、なかなか新記事をupできておりませんでした。
しかし、年度末、ということで何か書いておこうと思います。
自分のポートフォリオのうち、
株式ポートフォリオが含み損だったのが、
ここのところすこし含み益に変わっています!!!
これは、良いことでしょうか?
短期的に見れば、
「低めのところ」である程度「買い」を続けた結果、
たまたま上がってきているところで、
エネルギーセクター等の含み損を
他の含み益が相殺している状態で、
喜ぶべきかもしれません。
しかし、
アメリカ市場全体として、
やや割高感は否めません。
追加投資が躊躇 (ためら) われます。
長期的な視点で見ると、
株が高くなってきているのは、
再投資や追加投資の妨げ
でしかありません。
それでも割安であるうちであればいいのですが。
「指を咥 (くわ) えて待っているだけ」
にならざるを得ない場面も出るかもしれません。
上昇基調にある相場/先行き不透明な相場では、
追加投資のための
キャッシュポジションも大切ですが、
それも、いつかは投資されなければならない分でしょう。
でも、今の状況では、
なかなか次の「食指が動」かないのです。
しかし、常に相場・世界情勢は
チェックしておかなければなりません。
結局、
奇妙なように思うでしょうが、
ロング (買い持ちをする) の長期投資家にとって、
株価は、
長期低迷している方が有利
なのです。
一般的に、
「株価は企業業績/当期純利益と相関する」はずですが、
そうでない場合もあります。
外部要因 (相場全体の下げ等) により
株価が押し下げられている場合はチャンスです。
1株でも多く手に入れる。
それにより、受け取る配当が増えます。
Finantial independence (FI) に
一歩近づきます。
FI (あるいは、ファイナンシャル・フリー) になる投資とは、
極論、
キャピタルゲインをゴリゴリ狙いに行くのではなく、
「キャッシュフロー」を得るための投資です。
これは、ロバート・キヨサキがこれでもかというくらいに
強調している点ですよね。
キャピタルゲインばかりを追っている場合、
大きなキャピタルロスに見舞われると、
戦意喪失してしまいます。
長続きしないでしょう。
キャッシュフロー (インカムゲイン) を得ることを考え、
それに注力しましょう。
追加投資 (ドルコスト平均法でも何でもいいです) や、
再投資により、
インカムを
雪だるま式に増やしていくのです。
Do you want to build a snowman?
Let's build a snowball!
そう思って、
「上がった」からといって、
浮かれずに
次の追加投資の機会をじっと待つか、
淡々と
ドルコスト平均法、バリューコスト平均法等に邁進しましょう。
また、再投資こそ、感情を入れず、
淡々と機械的にしていってもいいかもしれません。
いつしても、失敗ではないかもしれません。
(個人の感覚によるでしょうね)
とにかく、
投資をやめないこと!
継続すること!
あきらめないこと!信じぬくこと!
それが大事 (笑) です。
Anyway,
Keep on ROLLING your snowball,
and NEVER STOP it !
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