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⛄長期投資法として米国株&債券 (米国債) によるインカムゲインを重視し、再投資を含む複利運用を目指します⛄

[146] ある先輩投資家②の話 [2016.7.2]

updated [2016.7.3] [2016.7.25] 一部訂正しました



ある投資家②の話をします。

その投資家は、とある町で、とある企業に勤めています。

それなりの年と地位になり、比較的仕事に慣れてくると、仕事は午前中に終わらせられるようになってきました。

明らかに仕事の遅い別の社員の面倒を見ることがいやになってきたようで、社長と交渉し、プチ起業をして、午前中でその会社の仕事を切り上げ、午後は自分の店でカウンター営業の仕事をしています。
仕入れのため、全国を回ることもたまにあるそうです。

さらに、2つ目の副業として、インターネットオークションをしているそうです。

さらにさらに、日中は、スイングトレードやデイトレードをしています。20年以上、やっているそうです。

投資方針としては、
①投資信託はだめ。大型株でも小型株でも何でもいいが、仕手株でない株を扱う。
②ニュース等をいつもチェックして、イベントドリブンや連れ安、連れ高などでエントリーする。
③最大運用資金量を一定に保つ。
儲かったとしても、額を増やさない。
④損切りをきっちりする
⑤買いをするときは、レバレッジ1.5倍まで。
⑥売りから入るときは、レバレッジ1倍まで。
⑦儲かった分は、ぱーっと使って発散する。
元手のみを運用につかうべきだ。

どうも、儲かった分を追加投資するとエライ目に遭うようで、それでこういう投資をすることになったようです。

二足~三足のわらじを履きながらのトレードを確立しており、売却益だけで当面の生活費が確保できることもあるようで、凄いな、楽しそうだなと思いました。

子供にも、将来は働き方を考え、副業をすることを勧めているそうです。

仕事も人的資本を注ぎ込んだ投資のようなものですから、働き方を真剣に考えることは、人生において非常に重要なことなのかと思います。


しかし、スイングトレードで常に勝ち続けることはできません。非常にリスクの高い方法であり、夜安心して寝れず、長続きしない可能性もあります。トータルではかなり勝っていますが、皆がこの人の真似をするのは至難の業ではないでしょうか。スイングトレードは、基本的に「ゼロ・サム・ゲーム」です。

さらに、この人のやり方では、複利の恩恵を受けることはできません。

複利の恩恵を最大限に受けるためには、何らかの形で市場にい続けなければなりません。

市場にい続けるならば、常に上下するキャピタルに依存するのはほとんど無理であり、できる限り、退場せずに増やし続けるために、長期でプラスになる蓋然性の高い投資対象を選ばなければなりません。

そういうことで、この人と最後に話をしてからもう2年くらい経ってしまったのですが、人生と投資について、色々と考えさせられました。

長期で複利運用したいなら、じっと保有し続けられる、米国債&米国等の優良株・連続増配株またはインデックス投資に如くものはなし、と思っています。
キャピタルに依存する投資より、インカムを育てることに焦点を置きましょう!
Let's build a large snowball!



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[147] 日本の老齢基礎年金と連続増配株投資の比較 [2016.7.4]

updated [2016.7.10] [2016.7.25] 一部訂正しました



日本の老齢基礎年金について考えます。


現在(平成28年)の貰える給付額は、満額で月65,008円、すなわち年780,096円です。
対して、年金保険料として払う額は、月16,260円、すなわち年195,120円です。

40年間払って満額を受け取れることになりますから、今から年金保険料を納めはじめる人は、単純に40倍することにしまして、40年間で7,804,800円を総額で払うことになります。

そして、年金を受給はじめる時期はよくわかりませんが、仮に将来も変化ないとして780,096円もらえるとしたら、単純計算で払った額に対して年間9.995%もらえることになります。
約10%です。

一見、すごい、と思いますよね。

しかし、本当にそうでしょうか?

デメリットを挙げてみましょう。
①インフレを考慮して、将来の貨幣価値に必ずしも対応できるかわからなくなってきた。
②実際の給付は、財源として税金が投入されている。すなわち、国庫負担金。
③死んだら終わり。国民年金基金や民間の保証つきとはちがい、10年間保証とかではない。
④死んだら元本も帰ってこない。

この③④を考えると、普通の投資との単純比較では語れません。


しかし、敢えて比較してみましょう。


同じ人が、40年間連続増配株に積み立て投資します。毎年一定額払うとして、税抜3%の配当が出て、毎年3%の増配率をキープする連続増配株に配当も再投資していくと、40年後に、払った総額(配当再投資を含めない)に対して12.30%のインカムが出ます。年金終価係数を利用して算出しています。

そして、その次の年以降も増配しますので、死ぬまで逓増する配当を受け取り続けられます。さらに、死んだら、誰かにその続きを相続できるのです。これを何世代も続ければ、莫大になります。

相続できる点は、大きいですよね。

もし、2%の税引後配当の場合、5%の連続増配率で、40年後に10.68%を達成できます。

また、1.5%の税引後配当の場合、6.5%の連続増配率で、40年後に10.49%を達成できます。

これらは、どれも達成する蓋然性が比較的高く、自分年金として非常に優秀な投資ではないでしょうか。

もし30年間の投資なら、
3%の税引後配当の場合、4%の連続増配率で、30年後に10.10%を達成できます。

2%の税引後配当の場合、7.1%の連続増配率で、30年後に10.10%を達成できます。

1.5%の税引後配当の場合、9%の連続増配率で、30年後に9.99%を達成できます。

若い人なら、
10年保証個人年金保険や、終身個人年金保険と比べても、圧勝の投資かと思います。



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[148] Brexitによる恐怖?で今買えるか? [2016.7.6]

updated [2016.7.10] [2016.7.25] 一部訂正しました



イギリスのユーロ離脱の方向性は、未だ不透明と考えています。

しかし、アメリカ市場では、離脱はどこ吹く風、優良株などでは、過去最高株価付近をつける株も中にはたくさんあります。
米国の長期債の価格も、うなぎ登りです。(米国長期金利が、超低くなっています。)

これは、米国外から、米国内の株式市場にも債券市場にも、資金が流入していることを示しています。他国の株式市場は荒れていますが、ここ2年ほどは、米国株はなんだかんだいって堅調なことも多い状況ですね。米国株全体のインデックスで言えば、上値は重い状況ではあります。

米国株も危ない、危ないと恐怖感を煽っている人もいます。「皆が恐怖を感じる時に、勇気を持って買いに行くのが投資家」だとBuffet先生は過去にのたまっています。しかし、米国株全体に関しては、ちょっと待ちましょう!

現在の状況では米国株全体としてはやや割高です。ここで恐怖感があるとしたら、「下がるかもしれない」恐怖にすぎません。

実際には、売り込まれてもっと大きく暴落し、価格が低迷を続け、市場全体としても結果的に大きく割安になっている状況でないと、本当の恐怖とはいえません。ここのところは、早合点しないようにしましょう。


個別株では、割安銘柄もそれなりにありますのでそういう銘柄は今投資しても良いでしょうが、割高感のある銘柄・行き過ぎの銘柄については、寄り戻し不安を感じるかもしれず、タイミング投資としてはあまり仕込む時期ではないかもしれません。いずれにせよ、上げ相場では慎重に選ぶべきでしょうかね。


逆に言えば、個別株投資については、バリュエーションがよければ、いつでも買える、と言えるでしょう。


もちろん、インデックス投資、あるいはドルコスト平均法で買っていく人は、いつでもニコニコして買いましょう!



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[149] 1日でも早く、投資を始めよう。複利の力を享受するために [2016.7.8]

updated [2016.7.10] [2016.7.12] 一部訂正しました


compound interest
『複利 compound interest とは世界の七不思議に次ぐ奇蹟である。これを理解するものはその恩恵を受けるだろう。これを理解しないものは、損をするだろう。』
アルバート・アインシュタイン


いろんな人と、投資の話をたまにしている時、
「資金がないから投資できない」
「そんなにお金がないから投資できない」
「金持ちじゃないから無理だ」
という人が、よくいます。

よく考えてみましょう。金持ち (ストックリッチ、キャッシュフローリッチどちらでもいいです) でないと投資ができないというのは妄想です。怖がっているだけです。あるいは、知識がないだけです。

投資に必要なのは、慣れと、知恵と、少しの勇気です。
ならば、慣れればいいのです!

最初は少額から始めて、徐々に慣れていけばよいのです。そのため、このブログや、いろいろな投資の本を読み込みましょう。

慣れて知識をつければ、リスクについて分かってきます。何が取るべきリスクで、何が取るべきでないリスクかを峻別しましょう。

私は、リスクの中でも、「投資をしないリスク」は、非常に恐ろしいことだと思っています。歴史・政治・社会を学ぶと、それが浮き彫りになってきます。

それから、投資とは、そもそも金持ちになるためにする行動です。
お金がそんなにないからこそ、それを増やすため、あるいは、キャッシュフローに替えるため、真剣に吟味をして投資するべきです。


アインシュタインがかつて 『数学における最も偉大な発見は複利である。』 と言ったように、投資では、複利を利かせて増やすことが最大の武器です。

ならば、将来から逆算して、1年間よりも2年間、3年間よりも4年間、5年間よりも6年間、それよりも10年間、それよりも20年間、さらに30年間、40年間、50年間と、投資期間が長ければ長いほど、複利が利いてきます。
来年始めるよりも今年始める方が、それだけ複利計算期間が長くなります。


そのため、あらゆる万難を廃してでも、1日でも早く投資を始めましょう!



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林敬一氏のブログに学んで挙げられる米国債の3つの買い方

[150] 林敬一氏のブログに学んで挙げられる米国債の3つの買い方 [2016.7.10], updated [2016.7.12] [2016.7.18] [2016.8.11] [2016.8.18] [2016.8.21]


私が日本人ブロガーの中でもっとも尊敬している人は、株式運用ブロガーではなく、ブログ 『ストレスフリーの資産運用 by 林敬一(フィクストインカムの専門家)』 を運営しておられる林敬一氏です。


US Treasury (米国財務省)

私が林敬一氏の著書「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」を見つけたときから、すでに4年以上が経過してしまいました。

林敬一氏の著書を読んでから、米国債という「ストレスフリー」の投資を知り、目から鱗が落ちる思いでした。証券投資の最初が米国債と豪国債だったことは幸運で、著者には大いに感謝しています。


運用を開始した当初は、私は株式全般に関してかなり弱気だったのですが、それから4年以上の月日が流れ、グレアム Benjamin Grahamバフェット Warren Buffettの考え方を勉強しているうちに、米国株もかなりの割合でポートフォリオに加えることにし、実践しています。

現在、米国株に関して短期ではやや弱気になっていますが、十年~数十年単位ではバリバリの強気です。ではありますが、ストレスになる投資は避けたいのが本音です。

投資はストレスフリーであればフリーであるほどよいのですが、株式を加えたポートフォリオでも、バリュー株投資であり、ほとんどストレスにならず、むしろ楽しんでいます。

[89] 米国債と株式投資(特に米国株)の組み合わせは最強 [2016.2.11]

それでもなお、「米国債投資は長期投資対象として最良のもの」という結論は堅持しています。

もちろん、投資にリスクが内在していることはゆめゆめ忘れてはいけません。



さて、この林敬一氏のブログはコメントも含めると膨大ですが、非常に読み応えがあり、数字を根拠とした解説・意見で腑に落ちる内容が多く、ためになります。本当に腰を据えて読む価値のあるブログであることは請け合いです。

著書とあわせて読んでいると、スルメのように味が出てきます。日本語のブログの中で、お世辞ではなく、最良級のものではないかと思っています。



このブログでは、ストレスフリーを求める長期投資家が集まってきています。

ここ2年間ほど、米国債 (大手証券会社で扱っているナマ債券) の買い方として、以下の (A)、(B) いずれかのコンセンサスができているようにお見受けしています。

プラン (A)  当面、ドル転した資金をドル建MMF (マネー・マーケット・ファンド) で運用し、息をひそめて金利が上がるのを待つ選択肢

プラン (B)  待ちきれない、あるいは金利に一喜一憂せずに購入するならば、米国債を定期購入していくという選択肢


現段階でこうなっている理由は、 米国債の金利が短期も長期も空前の低金利となっており、あまりにも利回りが低すぎるためです。要するに、米国債に大々的に投資するのは「待ち」の姿勢になっているのです。

私の考えとしては、(B) の選択肢は、債券の金利上昇をリスクとして織り込んでいる考え方と捉えています。
それならば、次の選択肢を挙げます。

プラン (C)  とりわけ若い人なら、ドル建て資産の一部として米国普通株や米国REITについても並行して定期購入していく (どれも、バフェット式擬似債券としてインカム投資の一種とするのが無難)。さらに、この普通株のうち、Dividend aristocrats/連続増配株等の優良バリュー株をさらにオプション選択肢に掲げます。



私の考え、掲げるプラン (C) は、感情をコントロールでき、投機にしない範囲で分散 (ETF投資も選択肢に含む) して行えるならば、完全にストレスフリーではありませんが、米国債オンリー投資の有力な代替策 Substitute としてきわめて妥当なのではないかと思います。

どの人でも、ストレスフルに感じない程度のみ、債券投資のスパイスとして混ぜてもよいのではないかと思います。


ただし、プラン (C) はいわゆる資金/時間分散投資の考え方とほとんど同じですが、
「日本円建て資産は、日本の財政リスクの高まりと並行し、リスクが年々高まっていると捉える傾向にある」
「そのため、まず、資金をドル転する」
「米ドルを現時点で世界でもっとも安全な通貨ととらえ、米国債を世界でもっとも安全な資産と考える」
米国債については、ゼロクーポン債あるいは利付債のナマ債券を購入するのが有利だ」
という点が、日本の一般的な考え方とは異なっています。

著書「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」



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[151] 2016年現在、イールドが空前に低い米国債の代替手段は [2016.7.10]

updated [2016.7.12] 改行訂正、[2016.7.14] 一部訂正しました



前記事で取り上げた林敬一氏は、著書でもブログでも、米国債投資がもっともストレスフリーであることを力説されています。
しかし、昨今、この米国債の利回りは新たに投資するには非常に低くなってしまっています。Brexitの影響もあり、空前の低さです。
どうしたものか。



世間一般的には、米国債よりも利回りの高い「利回り商品」としてさまざまなものが挙げられています。
(i) 先進国債、スーパーソブリン債の一部 (豪国債等)
(ii) 格付けの高い公社債
(iii) ジャンク債 (格付けが低い。ハイイールド債とも言う。)
(iv) 新興国債
(v) 先進国の普通株 (配当株)
(vi) 新興国等の普通株 (配当株)
(vii) 優先株
(viii) REIT (Real estate investment trust)
(ix) MLP (Master limited partnership)
など。これらの利回り商品は、米国債の低い金利を穴埋めするため、さまざまな投資家が債券の代替substituteとしてポートフォリオに組み込むことがあります。しかし、上記のすべてがもろ手を挙げて勧められるものではありません。



林氏は、上記の中で、米国債投資の代替手段substituteとして”まっとうな”推薦できるものとして、
①豪国債 (現時点ではやや推奨から外れています)
②米国REIT
③Birkshire Hathaway普通株 (BRK-A, BRK-B)
を挙げられています。



ただし、Birkshire Hathaway株 (BRK-A, BRK-B) は現在無配です。Warren Buffetウォーレン・バフェット率いるBirkshire Hathaway社は、現在は相対的に規模が大きくなりすぎており、昨今では、その株価の推移がS&P500と大差ないようなリターンになっていることを鑑みると、他の米国普通株、あるいは株式インデックスでもよいような気がします。

そういうわけで、私は、米国普通株がもっとも妥当な代替手段と考えています。米国普通株は、利回りは低かったとしても、下手な公社債、ジャンク債、新興国債投資に比べるならば、米国債との負の相関性も考えるともっとも妥当と考えます。さらに、この中の選択枝として、連続増配株等の優良バリュー株が一押しです。



長期投資家 (特にアメリカ人) では、配当株 (普通株) 投資に軸足を置いており、実践している人もたくさんいます。この人達 (私を含む) の見解には、以下のような特徴があります。
1) 連続増配株等の優良バリュー株を、フィクストインカムの代替とし、あるいはミックスしている
2) 低い債券のイールドの代替となり、Buffet的擬似債券投資として位置づけ、インフレ対策にもなる有利な投資と考えている
3) 比較的割安な時に仕込み、損切りせずにホールドし、長期保有する。
4) 株式市場の暴落を歓迎しており、追加投資の絶好の機会と捉えている。
5) 米国株に関して十年~数十年単位では強気であることでおおむね一致している



さらに、最新版のバートン・マルキール著「ウォール街のランダム・ウォーカー」においても、債券ポートフォリオの一部を、ある種の配当株で代替することも提案している記述を発見しました。
その例として、AT&T株 (Ticker: T) を挙げていました。AT&T株は、近年増配率は2%程度ですが、立派な連続増配株で、その中でもDividend Aristocrats (配当貴族) の一員で、私も保有しています。通信株は、公益株と同様、株価が比較的安定的である傾向があります。



以上の考え方を取り入れるか否かは各個人によります。


バリュー株、連続増配株でなく、市場平均 (S&P500など) を取りにいっても、基本的に構わないと思います。ただし、持続的な増配steady dividend increaseは望めないかもしれません。

この意味では、SPYなどのS&P500に連動するETF、VTI (米国株のほぼ全体に投資すると考えても差し支えのないETFで、さらに経費率も非常に低い) などが有力視されます。


もっとも大切なことは、各個人、スタンスやアロケーションを確立するべきこと、と思います。

参考記事
[106] アセットアロケーションの決定法 [2016.3.1]
[131] 日本人は投資をすべき。だが、日本人が真剣に考えるべきアロケーションとは [2016.5.24]



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当ブログのあゆみ~~2016年下半期編~~

[152] 当ブログのあゆみ~~2016年下半期編~~ [2016.7.1~2016.12.31]


なかなか、この記事 (2016年下半期編まとめ) が網羅できず、申し訳ありません。次年につづきます!
当ブログのあゆみ~~2017年上半期編~~はこちら



[2016.12.2] updated [272]

[2016.11.13] updated [257]
[2016.11.12] トップブログページを、少しリニューアルしました!
[2016.11.12] new★[263] 、updated [242]
[2016.11.11] new★[262]
[2016.11.10] new★[260]、 new★[261]
[2016.11.9] new★[259] 、updated [136]

月別表示を選ぶと、古いものから順番に表示されるように変更しました。

[2016.10.15] updated [133][220][222]
[2016.10.14] new★[222]
[2016.10.13] new★[219]、 new★[220]、 new★[221]
[2016.10.10] new★[216]、 new★[217]、 updated [204]

[2016.9.10] トップブログページを、いろいろリニューアルしました!

[2016.9.10] new★[187]、 new★[188]、 updated [65] [88] [181] [182] [184] [185] [186]
[2016.9.8] new★[186]
[2016.9.7] new★[185]
[2016.9.4] new★[184]
[2016.9.3] 祝!5,000ヒット!
[2016.8.31] new★[183]
[2016.8.27] new★[181]、new★[182]
[2016.8.21] new★[179]、new★[180]
[2016.8.21] ブログタイトルを少し短くすることにいたしました。『雪だるまつくろう~~米国株&債券でインカムのなる木を育てる日記』⇒『雪だるまつくろう~米国債&米国株で配当再投資』です。深く考えないで(^^;;)
[2016.8.20] new★[177]、new★[178]
[2016.8.19] new★[176]
[2016.8.18] 各ブログ記事タイトルに記事番号、公開日を入れていたのを廃止します。
[2016.8.17] new★[174]、new★[175]
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[2016.8.2] New★[161]
[2016.8.1] New★[160]
[2016.7.31] [58][159]一部改変しました
[2016.7.27] New★[159]
[2016.7.25] [146][147][148]一部改変しました
[2016.7.21] New★[158]
[2016.7.20] New★[157]
[2016.7.18] updated[83][89][139][150][153][154]
[2016.7.18] New★[155]、New★[156]
[2016.7.14] updated[76][106][131][150][151]
[2016.7.12] 行間、フォントを変更しました ('Hiragino Kaku Gothic ProN' for Mac, 'Meiryo' for Windows)
[2016.7.12] 改行等を改善し、より読みやすい内容になるように工夫します。手始めに[133][149][150] [151]を改変しました


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(本記事) 当ブログのあゆみ~~2016年下半期編~~はこちら
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[153] ベンジャミン・グレアムによる株式投資基準 [2016.7.16]

updated [2016.7.18] 一部追加、訂正しました


"The indivisdual investor should act consistently as an investor and not as a apeculator."
"個人投資家は、一貫して「投資家」として振る舞わなければならない。「投機家」ではなく。"
―Benjamin Graham―


ベンジャミン・グレアム Benjamin Graham 氏は、1934年に出版された『証券分析』や、『賢明なる投資家』という非常に役立つ名著を著すなど名高い人です。大学教授であり、ウォーレン・バフェット Warren Buffettが通う大学を替えてでも師事した人物です。グレアム氏はファンドマネージャーとしても大成功を収めています。

彼の基本的な考え方は、「投資というものは十分な分析に基づいてなされるべきものであり、それは元本の安全性と相応の利益が得られることを約束するものである。この条件を満たさない証券の売買は投機にすぎない」 (『証券分析』) という記述にもっとも表れており、「投機」にしない長期「投資」を成り立たせるためには、彼の文献をしっかりと読んでおくに如くものはない、と思います。



グレアムの言うように株式の十分な分析をするために、最低限必要なことは、「割安かどうか」、「安全性が保てているかどうか」で、具体的には以下のように判断するそうです。



A. 割安かどうか

①株価益利回り (株価収益率PERの逆数) が、AAA格社債利回りの2倍以上か
②PER (株価収益率) が対象とする全銘柄のうち、低いほうから10%に入っているか
③配当利回りがAAA格社債の2/3以上になっているか
④株価が1株あたり純資産額 (簿価) を下回っているか
⑤株価が1株あたり純流動資産額の2/3を下回っているか



おおざっぱに言い換えますと、簡単に手に入りやすい情報で、
①②⇒PERが非常に低いかどうか。対象銘柄のうちでも上位に入るくらい低いかどうか。
③⇒配当利回りが高いか (米国債の金利はもちろんのこと、優良社債の金利に近いかそれ以上くらいあるか)。
④⇒PBRが1以下かどうか。
このどれかにあてはまれば、割安と判断されます。



B. 安全かどうか

①簿価の負債合計が株主持ち分 (自己資本) 合計よりも少ないか。
②流動資産合計が流動負債合計の2倍以上か。
③負債合計が純流動資産の2倍以下か。
④過去10年間の1株当たり利益 (EPS) の平均成長率が、複利ベースで年平均7%以上あるか。
⑤過去10年間に1株当たり利益 (EPS) が前年比5%以上減少した年が2回以内か。



これもおおざっぱに言い換えますと、
①②③⇒負債が非常に少ないかどうか、D/E比 (負債自己資本比) が1以下かどうか
④⑤⇒EPSがコンスタントに増え続けているか、あるいは10年で2倍以上になっているかどうか。
と簡潔には読めます。このどれかに該当すれば、安全性が保たれている、と考えられます。



どうかな、と思うような銘柄に関して、これら2つを、まずチェックしてみましょう。このチェックにより「割安」かつ「安全」であれば、グレアム的買い得銘柄ということになります。

「割安」でかつ「安全域 (Margin of safety)」が大きく (株式の計算上のバリューと実際の株価のギャップが充分に大きく)、負債やEPSの伸びに関しても「安全」であれば、投資どきと考えてよいのでしょう。



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ウォーレン・バフェットによる株式投資判断基準

[154] ウォーレン・バフェットによる株式投資判断基準 [2016.7.16], updated [2016.7.18]


"Price is what you pay. Value is what you get."
"プライス (ここでは、株価のこと) は、あなたが支払うものであり、バリューは、あなたが受け取るものだ。"
―Warren Buffett―


ウォーレン・バフェット Warren Buffett は、世界中の投資家の中でも、もっとも有名な人の一人でしょう。生まれ育ったネブラスカ州オマハに現在も自身が経営するBerkshire Hathaway社を構えており、「Oracle of Omaha オマハの賢人」と呼ばれています。バフェットが師として仰ぐ人物の一人が、ベンジャミン・グレアム Benjamin Graham です。そのバフェット氏が現在進行形で最高の投資家か否かはわかりませんが、非常に賢明 (忍耐づよく待つ) かつ大胆な判断をする (集中と選択を行う) 投資家、というイメージがあります。


私も、バフェット銘柄は、とりあえず研究しています。

しかし、バフェットでも、投資しているのは株式だけでなく、優先株も、オプションも、保険業も、鉄道業も、その他たくさん行っていることは知っておくべきことです。株式投資も事業投資そのものと考えなければいけませんし、事業も複数の事業を束ねた、全体を見て (ポートフォリオ) として考えなければいけません。

バフェットの株式投資に対するアプローチとしては、まず、「株式市場から離れる。株式投資をするのに株式市場を見るべからず」と言っています。
それから、「経済一般の事を心配しない。株式投資をするのに、景気動向や金利情勢などを気にする必要はない」とも言っています。ただし、その時々の「金利」と株式の比較をする必要はあります。



そして、バフェットの株式投資では、ファンダメンタルズに注目することはあまりにも有名です。この基準は、以下のようなものが有名です。


①企業の事業内容が簡明か、自分で理解できるか

②経営者が合理的発想をする人物かどうか

③コモディティ型の企業ではなく、企業のブランド価値が高く、他社がその価値を気づくことが難しいか (=wide moat 広い濠/堀を有する)

④ROE (株式資本利益率) と売上高利益率が充分に高いか

⑤長期的に健全な繁栄を続けるか、過去のEPSが一貫して増え続けているかどうか

⑥ファンダメンタルズに基づいて算出した「バリュー」よりも、市場価格が充分に低いか (ギャップが充分に大きいか) (=グレアムの言う「安全域 Margin of safety」が大きいか)
本記事の冒頭に示した、「Price is what you pay. Value is what you get.」は、この基準でいう割安判断を念頭に発した言葉です。投資判断基準として、非常に参考になる考え方です。MPT (モダンポートフォリオ理論) とは異なった、バリュー株投資の考え方の根底です。


バフェット率いるBerkshire Hathaway社は、コカ・コーラ Coca Cola (Ticker symbol: KO) などを長期保有していることであまりにも有名ですが、同時に、時代を追うごとに IBM (Ticker symbol: IBM) をポートフォリオの中心に据え、今年はApple (Ticker symbol: AAPL) を買うなど (まだ最初のポジションを作ったに過ぎないと思いますが)、次々と新たな投資も行っています。

時代にあわせて、企業の「高いブランド価値」 (=wide moat 広い濠) の考え方も少しづつ変わってくる可能性もありますが、バフェットの考え方を真に理解することは、無駄な投資をせず、「wonderful company 素晴らしい会社」に投資できるかどうかと密接にかかわっていることと思います。



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用語/ブログ内リンク集

[155] 用語/ブログ内リンク集 [2016.7.18] 公開, updated [2016.8.11] [2016.8.18]


単に単語の羅列ではなく、順序を持たせています。リストを眺めるだけでも役に立ちそうなリストにしました。今後、リンク等を充実させる予定です。


Investment 投資
Speculation 投機
運用、資産運用
投資の勉強
運用方針
 投資の基本原則
 基本運用方針の策定
 運用方針の遵守、方針通りの行動
 自分の投資の理解
 自己決定
 忍耐力
 投資判断の責任
 長期投資
  毎日の価格の動きを気にしても意味がない
 短期売買
Inflation インフレ、インフレーション
Deflation デフレ、デフレーション
Stagflation スタグフレーション
Compound Interest 複利
老後の社会保障制度
 Pension 年金
 老齢基礎年金、老齢厚生年金
 確定給付年金
 確定拠出年金
 個人年金保険
 自分年金
口座
 一般口座
 特定口座
 NISA口座
 ジュニア版NISA口座
Asset Allocation アセットアロケーション
 米国債と株式投資(特に米国株)の組み合わせ
 Rebalance リバランス
 Reallocation リアロケーション
 Portfolio ポートフォリオ
 投資の最大の課題は、長期的な資産配分の決定である
 戦略に関する意思決定は収益率に重大な影響を与える
 いつ資金が必要になるかが資産配分の決定に重要
分散投資
 国際分散投資
MPT (Modern Portfolio Theory モダンポートフォリオ理論)
 効率的な市場
  ランダム・ウォーク
  株価に織り込まれる
  行き過ぎた株価の訂正
市場平均
 市場平均に勝てない
 機関投資家そのものが市場である
Passive パッシブ運用
 インデックスファンド
 インデックスファンドの優位性
  課税上のメリット
  低コスト運用
  インデックスファンドは投資のドリームチーム
  安心感
  致命的にならない
  敗者にならないゲーム
  運用実績の管理が不要
  運用目的・長期投資方針といった最重要課題にだけ専念できる
 インデックス至上主義
Active アクティブ運用
 市場平均との差
 コストがかさむ
 マーケットタイミングを図る
  安く買って高く売る
  利確するべき
 市場タイミングに賭けるべきでない
  至難の業
  タイミングに賭ける取引がうまくいかない
  欲望や恐怖心に駆られた選択は、たいてい遅いか間違っている
  タイミングを図ることによるリターンへの影響
  最大の上げ相場を逃す可能性
 アクティブファンド
  アクティブファンドの大部分が長期でインデックスファンドに劣るという現実
  高い信託報酬
  生存者バイアス
 個別株投資
  銘柄選択
  個別銘柄リスク
 集中と選択
Position ポジション
 Long ロング
 Short ショート
Risk リスク
 リスク許容度
 リスク調整
  Stress Free ストレスフリー
  Sleep well at night 夜よく眠れる
 リスクの取りすぎ
 リスクの回避しすぎ
 過大な借り入れリスク、債務超過
Return リターン、運用成績
 リスクリターン比
 期待収益率
 平均への回帰
 リターンは増やせないが、ミスは減らせる
 選好
 人間は常に合理的に行動するわけではない
 自分の判断力を過信しない
 敵は己自身 (プライド、喜怒哀楽) である
 不必要なリスクをとらない
安全性
割安
割高
テクニカル
ファンダメンタルズ
Security 証券
Fund ファンド
投資信託
ETF (Exchange Traded Fund 上場投資信託)
バランスファンド
Distribution 分配 (金)
 普通分配金
 特別分配金
コスト、手数料
 取引コスト
 ノーロード
 流動性の罠
 信託報酬
 信託財産留保額
 エクスペンスレシオ

Bond 債券
Fixed Income フィクストインカム
MRF
MMF
格付け
国債
インフレ連動国債
先進国債
米国債
フライト・トゥ・クオリティー
Treasury Bill
Treasury Note
日本国債
オーストラリア国債、豪国債
スーパーソブリン債
新興国債
社債
公社債
投資適格債
Junk Bond ジャンク債/ハイイールド債
REIT (Real estate investment trust 不動産投資信託)
MLP (Master limited partnership)
Yield イールド
利回り
Interest rate 金利
クーポン
債券の代替 substitute


株式
普通株
Buffet式擬似債券
優先株/優先出資証券
Debt 負債
Equity
D/E比
Dividend 配当 (金)
DPS (Dividend per Share 一株当たり配当)
ROE (Returm on equity 株式資本利益率)
PER (Price Earnings Ratio 株価収益率)
株価益利回り (PERの逆数)
EPS (E per Share)
Bookvalue 簿価
PBR (Price Boolvalue Ratio 1株あたり純資産額)
自己資本比率
グロース株投資
 将来性のある銘柄の発掘
バリュー株投資
 勝者のゲーム
企業
 コモディティ型企業
米国株
高いブランド価値 ≒ wide moat 広い濠
Dividend Growth 配当増加
増配=Dividend hike
連続増配株
Dividend Growth Stock (DGS) 配当成長株
Dividend Growth Investing 配当成長投資
Dividend King 配当王 連続増配50年以上の株
Dividend Aristocrat 配当貴族 連続増配25年以上の株
Dividend Champion 配当チャンピオン 連続増配25年以上の株 (David Fish氏による)
Dividend Achiever 配当達成者 連続増配10年以上の株
Dividend Contender 配当 連続増配10年以上の株 (David Fish氏による)
Dividend Challenger 配当チャレンジャー 連続増配5年以上の株
Dividend Growth Investor 配当成長投資家
CAGR (compounded annual growth rate) 複利ベース年成長率
安全域 (Margin of safety)
ベンジャミン・グレアム Benjamin Graham グレアム
[153] ベンジャミン・グレアムによる株式投資基準 [2016.7.16]

ウォーレン・バフェット Warren Buffet バフェット
[154] ウォーレン・バフェットによる株式投資判断基準 [2016.7.16]

バートン・マルキール
 『ウォール街のランダムウォーカー』
チャールズ・エリス
林敬一著 「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」
 林敬一氏のブログに学んで挙げられる米国債の3つの買い方
市場
Wall Street ウォール街
兜町
マネーゲーム
 ゼロ・サム・ゲーム
 プラス・サム・ゲーム
 ネガティブ・サム・ゲーム
 そもそも投資はネガティブ・サム・ゲームである
機関投資家
 機関投資家の投資哲学
 機関投資家>>個人投資家 (割合) という現実
 市場の動きはプロの動きの総和、コンセンサスを示す
 機関投資家よりも個人投資家が勝る点
追加投資
Reinvestment 再投資
DRIP (Dividend reinvestment plan)
定期的投資
 Dollar Cost Averaging ドルコスト平均法
 3%シグナル投資法
 マーケットタイミングを図らない
Divestment
ミスター・マーケット
 市場の気まぐれ、翻弄
 なるべく多くの取引をさせる
 ミスター・マーケットは投資家の目を本来の目的からそらせようとする
 ミスター・マーケットを無視して投資方針を堅持するべき
 無視するには、マーケットの歴史を勉強する
 投資は本来エキサイティングではない
 一喜一憂
 感情のコントロール
ミスター・バリュー
 ミスター・バリューは実体経済を動かす
 実態としての企業: 企業収益と配当の成長
 長期的にミスター・バリューはミスター・マーケットに勝つ
上げ相場
 Bull Market
 上昇相場はもっとも悲観的な時に起こる
下げ相場
 Bear Market
 暴落
 乱高下
 暴落は突然起きる
 長い上げ相場の後に起こる大暴落
 金融危機
 パニック
 冷静でいられるか
 市場が大底から回復する最初の1週間にリターンのかなりの部分が獲得できる
損切り
ホールド
バイ&ホールド
 持ち続ける
ポートフォリオ回転率
 回転率100%=平均12カ月持ち続けること
 投資家は売買をしすぎる
 むやみに持ち株を入れ替えても、失敗することの方が多い
デイトレード
スイングトレード
イベントドリブン
強気
弱気
S&P500
Berkshire Hathaway社
ファンドマネージャー
オプション
保険
事業
証券会社
対面型証券会社
 野村證券
 大和証券
 三菱UFJモルガンスタンレー証券
インターネット証券会社
 SBI証券
 マネックス証券
 楽天証券
運用会社
 Vanguard バンガード
 Blackrock ブラックロック
  iShares
 Spider
 Wisdom Tree
個別銘柄
 AAPL (Apple)
 ABBV
 ABT
 ACE
 ADM
 ADP
 APD
 BDX (Beckton Dickinson)
 BHP
 BTI (British American Tobacco)
 BP
 CAT (Catarpillar)
 CL
 CLX
 CVX (Chevron)
 D
 DEO (Diageo)
 DIS (Disney)
 DOV
 DUK
 ED
 EMR (Emerson Electric)
 GE
 GIS
 GPC
 GSK (GlaxoSmithoKline)
 GWW
 HP
 HSBC [169]
 IBM
 ITW
 JNJ
 KHC
 KMB
 KMI
 KO
 LMT
 MCD
 MDT
 MMM
 MO
 MSFT
 NGG
 PEP
 PG
 PFE
 PPL
 QCOM
 SO
 STR
 T (AT&T)
 TGT
 TROW
 TXN
 UL (Unilever)
 UNP
 V
 VFC
 VOD
 VZ
 WMT (Walmart)
 WFC (Wells Fargo)
 XOM (Exxonmobil)
 YUM (Yum!)
 花王
個別ETF銘柄
 AGG
 BND
 HDV
 HYG
 IYR
 KXI
 PFF
 RWX
 TLT
 SDY
 SPY
 VDC
 VHT
 VIG
 VT
 VTI
 VXUS
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[156] SBI証券が米国株式手数料を値下げしました [2016.7.18]

SBI証券が、米国株式売買手数料を値下げしました!


ネット証券会社で外国株を扱っている有名な証券は、マネックス証券・SBI証券・楽天証券の3社です。3社で取扱い銘柄には差があります。このうち、今まで、マネックス証券が手数料の安さで一歩抜きんでていました。

SBI証券が、米国株式手数料を値下げしたのは、個人投資家にとってはうれしいニュースです。


2016年7月11日からキャンペーン値下げ中で、8月から恒久化するようです。
やっと!という感じですね。

気になる値下げの内容ですが、マネックス証券と同じに、下げてきました。
約定代金の0.45%ですが、ただし
下限5ドル (税抜) (税込で約5.4ドル ※)
上限20ドル (税抜) (税込で約21.6ドル ※)
です。

今までが一律の25ドル (税抜) であったのに比べると、格段に安くなります。
※で「約」とつけているのは、実際の計算では、日本円計算となり、約定日、受け渡し日のずれで為替計算がついてくるために微妙にずれるからです。

なお、NISA、ジュニアNISAでの海外ETF買付手数料は0円に恒久化されています。(売却手数料はかかります)


楽天証券は、今のところ値下げの動きはよくわかりませんが、いずれは下げてくることでしょう。


マネックス証券利用者にとってはお馴染みですが、具体的に払う額を、計算してみましょう。
         0.45%     実際の額   実質手数料
100ドル 計算上 0.45ドル ⇒下限の5ドル  5%
500ドル 計算上 2.25ドル ⇒下限の5ドル  1%
1000ドル 計算上 4.5 ドル ⇒下限の5ドル  0.5%
1112ドル 計算上 5.00ドル ⇒ ほぼ下限   0.45%
1500ドル 計算上 6.75ドル ⇒ 6.75ドル    0.45%
2000ドル 計算上 9.0 ドル ⇒ 9.0 ドル    0.45%
3000ドル 計算上 13.5 ドル ⇒ 13.5 ドル   0.45%
4000ドル 計算上 18 ドル  ⇒ 18ドル     0.45%
4444ドル 計算上 20.00ドル ⇒ほぼ上限    0.45%
5000ドル 計算上 22.5 ドル ⇒上限の20ドル  0.4%
6000ドル           上限の20ドル   0.33%
7000ドル           上限の20ドル   0.29%
8000ドル           上限の20ドル   0.25%
9000ドル           上限の20ドル   0.22%
10000ドル           上限の20ドル   0.2%

この計算結果からは、1000ドルでも売買手数料5ドル (0.5%) で、全然問題ありません。長期投資なら、500ドルでも許容範囲かもしれません。もちろん、個別銘柄だけでなく米国上場ETFでもOKです。気兼ねなしに、比較的細かい資金振り分けができそうですね。

さらに、米国株の場合、1株単位で注文できるため、日本株投資と比べると、非常に資金割り振りが自由です。なので、例えば『今期は2,000ドル (約21万円) の資金でExxon Mobil (Ticker: XOM) とGeneral Electric (Ticker: GE) とアメリカ債券ETF (Ticker: BND) を同じ額ぐらいずつ買おう』などという投資が手数料をあまり気にせず可能になります。素晴らしいですね。



個人的には、さらに手数料競争が起こり、あと半分くらいまで手数料を下げて、下限も上限も下げてくれるとうれしいな、さらに、手数料フリー銘柄まで出てくるともっといいな、と思っています。



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[157] ポートフォリオ売買回転率を下げよう [2016.7.20]

ポートフォリオ売買回転率とは、ある一定期間の株式売買金額を、平均組入れ株式時価総額で割った値です。
ファンドを選ぶときの指標のひとつとして使えます。

通常は1年間のうちのパーセンテージで表すのが普通のようで、数字が低い方が、いい値です。100%だと、全ポートフォリオが1年間で入れ替わっていることになります。100%を超えるようだと、それ以上に売買をしていることになります。

私のポートフォリオは、できるだけ長期保有方針です。新規買い以外にはあまり売買しないことにより、回転率はできるだけ低位に抑えようと思っています。
理由は、回転率が低い方が取引コストを抑えられるためです。それから、投資判断を頻繁に変えるのはよくないと思われ、大抵は誤った判断になりがちだからです。

保有銘柄を基本的に多くしていってできるだけ分散するのが私の株式ポートフォリオの目的であり、連続増配銘柄を増やし、インカムが減る可能性を極力抑えつつ増配率を極大化させるのが目標の一つです。

そのためには、できるだけ長期保有で、キャピタルゲインに期待するのではなく、回転率を低く維持しつつもインカムゲインの複利効果を享受するポートフォリオを構築していきます。



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[158] 優先株を優先的に買うべからず [2016.7.21]

updated [2016.7.22] 一部追加、訂正しました



優先株 Preferred Stock とは、何が「優先」なのでしょうか?株の一種であることは、想像できそうですよね。優先株に対して、一般の株のことを、普通株と呼びます。

何が優先なのかを説明します。企業が清算 (残余財産分配) するとき、発行している社債は基本的に返済義務があります。普通株は基本的に返済義務はなく、優先順位が低いのですが、これに対して、優先的に受け取ることできる証券が、優先株です。また、議決権がない代わりに、配当が普通株よりも優先して多めに払われます。

正しく理解しようと思うと難しいのですが、債券と株の中間的な証券と考えておくので十分かと思います。優先株は、普通株よりも低リスクで社債よりも高リスクであり、中間という意味でメザニン (中二階)・ファイナンスとも呼ばれるようです。

優先株 Preferred Stockに類似のものとして、優先出資証券 Preferred Equity Securityと呼ばれるものもあります。個人的には、ほぼ同じものと思っています。



さて、日本人が優先株に投資しようと思うと、個別株としては一般的には伊藤園の優先株くらいしか思いつきません。

世界中で発行されているのですが、もし投資するのなら、たくさんのアメリカ優先株に投資するETFであるPFFに投資するのが無難です。

現在の配当は、5%台と「ジューシー juicy」とされています。少し前は、約6%でしたが、現在の米国債10年金利とのスプレッドを考えると、それなりですね。かくなる私も、少しだけ保有しています。

ある、日本人の投資ブロガーは、この優先株を積極的に買う方針を示しています。それは、総資産額が大きく、あくまでも分散の一角を占めるのみで、沢山買っても割合的には大したものにならないからです。

一方、インカムゲインの投資本を書いているある人は、海外投資に関する本として、この優先株と、ハイイールド債の両者への投資を一番の推奨としている本を出しています。
これを間に受けて、じゃあ、優先株ばかりを買おう!とする投資を方針を掲げるのは待ってください!危険です!


その理由は、主に3つあります。

①金融危機に弱い

②値動きが普通株と異なる
優先株は普通株のように、景気に敏感ではありません。ほとんど、債券か?と思うくらい、値動きがまったりしており、ヨコヨコの推移であることも多いです。この意味で、普通株とは別個に扱い、ポートフォリオの一角に「現金 cash ポジションの代替として」、優先株のアロケーションを割くのを推奨している人もいました。

③リターンが普通株にも高格付け債券にも劣る可能性



これらの理由により、優先株を主力にする投資はリスクが高すぎます。
あくまでも、債券的な、インカムゲインの補助として位置づける投資として、ハイイールド債と合わせてポートフォリオの5~10%以内とするのが無難と思います。



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[159] ウォルトディズニーを買いました [2016.7.27]

updated [2016.7.31] 一部追加、訂正しました



Walt Disney (Ticker: DIS) 株を買いました。日本のオリエンタルランド (4661) 株ではなく、アメリカ株の方です。

約96.72ドルで購入しました。
現株式ポートフォリオのうち約1.36%を占め、今までの買い方よりも少なめです。取り敢えず、打診買いといった感じです。

PERは17.81と高すぎではなく、52週高値は122.08ドル、52週安値は86.25ドルです。ここ1年間、120ドル台から株価が下落した後、100ドルあたりの攻防を繰り広げています。本当は、80ドル台の時に仕込みたかったのですが、後の祭です。仕方ありません。

配当は1株あたり1.42ドル、
配当利回りは1.47%(=私のYOC)(yield on cost)、
payout ratioは36.94%、
PERの逆数である益利回りは5.61%、
株価CF比は13.68でその逆数は7.31%です。

配当利回りは米国株平均よりも低いのですが、単なるエンターテイメント会社であるだけでなく、メディア部門等も有しています。

Dividend aristocratではありませんが、将来はそうなりそうな素地は有しているものと思って、高増配率、連続増配を期待しようと思っています。

個別銘柄を買う場合、その企業と結婚するくらいの気持ちで、保有したいと思っています。

DISは、少々のことでは売りません。倒産の危機などよほどの事がない限り更なる株価下落は歓迎で、たとえ50ドルまで下がっても保有し続け、ゴキゲンで (澤上篤人先生とはやや用法が違いますが) 買い増ししようと思っています。



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