[160] 上海ディズニー: 何年でペイできるか [2016.8.1]
今年の6月にオープンした上海ディズニー。色々と問題もありますが、私も今や株主になりました (笑) ので、論じないわけにはいきません。
上海ディズニー建設に投じられた費用は55億ドル (5,840億円) 超だそうです。Walt Disney (Ticker: DIS) にとって史上最大の投資です。 ディズニーはその43%を、残りは上海市政府が所有する国有企業、上海申迪集団が出資しているそうですが、あくまでもビジネスですから、利益の大半はウォルトディズニーが持って行きます。
3億人以上の市場の中で、上海ディズニーは今年1年間で1,000万人の来場者を見込んでおり、入園料は8000円程度ということですから、入園料だけで年間800億円の売り上げ。グッズの売り上げや飲食を含めると、その倍は行くかもしれません。
総売り上げから人件費、その他経費を差っ引いて、年間800億円ほどの利益を見込んでいてもおかしくありません。
すると、投資額もそれなりですが、10年以内に回収し終わる可能性も少なくないと思いますよね。
うん、これは、良い投資だ。アメリカ人が相手だろうと、日本人、中国人が相手だろうと、コンテンツが良く、人が来さえすれば儲かる。サービスの向上問題やチャイナリスクありますが、客一人あたりの単価と原価率を厳しく見積もっても、早期回収が見込める投資であれば、ビジネスとしては文句ないでしょう。
来客数が少なくなってきても、早く回収し終わってしまえば、保守点検等のコストは上がっていくかもしれませんが、あとは潤沢なキャッシュフローが望めます。
さて、ディズニー株主としては、世界の株式・債券市場がどう荒れようとも、これまでと同様に利益率の高い経営を行って成長してもらえることを願っています。
一般的に、成熟した企業として(グロース株から広い意味のバリュー株に移行している企業として)さらに順調に成長して、市場平均よりも優れた企業であると市場が評価すれば、市場平均をアウトパフォームすることが見込まれます。そう簡単なことではありませんが。
高ROE、高利益率でEPSが順調に成長すれば、株価上昇率と配当成長率がいずれも高く見積もられます。
Disney(Ticker: DIS)はここ数年、配当率が1.5%程度の株です。配当が全く変わらずこの後フラットだと仮定すると、配当だけで回収し終わろうとするのに60年以上かかってしまいます。
しかし、世界のDividend Growth Investorから、その近年の配当成長率に羨望の眼差しが向けられています。
年間10%を超える配当成長率を今後も達成するとすれば、配当はたったの7年で倍になります。14年で4倍、21年で8倍、28年で16倍です。すると、配当だけで回収し終わるのがいとも簡単になります。そして、そんなに高成長率を維持できる株ならば、たとえ米国債長期金利が5%に戻ってきているような情勢であったとしても、楽々とキャピタルゲインも得られていることでしょう。
もしも大幅なキャピタルゲインが得られているような時期にさっさと利確してしまえば、配当と合わせて、投資額が簡単に回収し終わります。そして投資家として、恩株として一部保有を続ければ、(ある意味)リスクフリーのキャッシュマシーンとなります。さらに連続増配が期待できるでしょう。
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[161] 資産のたな卸しをしよう、できればドル建てで [2016.8.2]
あなたの現在の資産は、いくらですか?正確に言えますか?
あなたが、もし、正確な資産額が全然わからなかったり、正確な値から10%以上も乖離した値しか思いつかなかったりする場合、要注意です。
優れた投資家、抜け目のない大黒柱、あるいは賢い財布の持ち主は、必ず、わずかな誤差範囲内で、ぱっと答えられるくらいに把握しています。
あなたの資産、あなたの負債、あなたの総資産を把握しておかなければ、すなわち、あなたのバランスシートを理解しておかなければ、あなたの将来・老後はくすんだ色となってしまいます。
悔いのない人生を送るためには、将来の資産を視野に入れつつ、しっかりした財政的理解力をもってあなたの経済ロードマップを描かないといけません。
そのため、まず、あなたの資産を細かくたな卸しし、それを円建てとドル建てで把握するようにしましょう。
使うお金、貯めるお金、投資するお金。それぞれ明快な考えのもと適切に配分していくためには、上記で描いたバランスシートの他、毎月、毎年の収支表、キャッシュフロー表が欠かせません。
あなたが毎月、どれだけの給料や年金などのキャッシュフローを得て、何にどれだけ使い、どれだけを貯め、あるいはどれだけを取り崩しているか。これをまず見える化して、それから、改善点を模索していく。
投資を始めるなら、あるいは時に触れて見直すなら、その前に最もしておかなければならないのが、この資産のたな卸しとキャッシュフローの把握という行動です。
闇雲に投資を始めると、ちゃんとした資金管理なんておぼつきません。
そして、これを、できるならば、全て円建てで把握した額を、リアルタイムでドル建てでも把握するようにしましょう。
難しければ、月に一回。あるいは四半期に一回。
もしあなたの資産が全て円預金であっても、ドルを持っているアメリカ人や、私を含めドルで投資をしている世界中の人々から見ると、常にその資産価値が変動している、という事実に気付きましょう。
そして、その事実を受け入れましょう。
あなたの一万円札が、毎日、ドル建てですこしずつ価値が変動しているイメージを持ちましょう。
さらに、あなたの今の資産を持って、ある日突然、アメリカで生活を始めなくてはならない状況を想像してみましょう。
さらにさらに、あなたが今の資産状況で、日本国債がデフォルトし、急激なハイパーインフレが起こり、1ドルが一気に1000円になる状況を考えてみましょう。
想像力を豊かにすればするほど、円のみしか持っていない資産概況であれば、絶望的になるものと思います。
世界が今後どのように震撼しようとも、世界中のグローバルスタンダードとして、ドルを持つのが基本です。基軸通貨であるドルを持たない選択肢はありえません。この意味で、ドル円レートが今いくらであろうと、ドルにも分散すべきと思います。
そのためには、あなたがもし日本円しか保有していないのであれば、資産が、今ドル建てでいくらなのかを把握しておくことは非常に大事で、家計管理の第一歩と思います。
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ポートフォリオの1%ずつ、何かの銘柄を買ってみよう
あなたが、資産の全体像を把握したならば、臆せずに投資を始めましょう。しかし、いったいいくらずつ投資をしていいのか、途方にくれる人もいるかもしれません。
私の感覚では、どんな人でも、資産のうち10%までなら、ハイリスク資産に回しても問題ないのではないかと思っています。たとえその部分が半額になってしまっても、大した額にはなりません。
資産を色分けして、ある一定をノーリスク資産に振り向けるべきなのは当たり前ですが、ローリスク資産、ミドルリスク資産、ハイリスク資産にそれぞれ振り向けて良い割合を、大まかに決めることは非常に大切です。
株式は一般的にはハイリスク資産に入りますが、私は、米国の優良大型バリュー株、Dividend aristocrat(25年以上連続増配株)などは、どちらかとミドルリスクに近いハイリスクと思っています。その中でもβ値の低い銘柄は、敢えて、ミドルリスクと言い切ってもよいです。
各資産に振り向けてもよい割合をリスク選好に応じてなんとなく意識したら、すこしずつ投資し、徐々に理想の割合を模索していきましょう。
私は、ファンドを買うにしても、個別銘柄を買うにしても、1~2%ずつ、定期的に買うのがよいのではないかと思っています。できるだけ均等に、時間分散しながら、理想のポートフォリオを目指します。
平均的なインカムゲインを狙うポートフォリオなら、米国株の配当額は平均2%強、米国債の10年もの金利は1%台(歴史的低さ!)であることをしっかり頭に入れておきましょうを米国の優良株でも、3%~4%くらい配当する株もいろいろあります。米国REITは、ETFでは3%台です。
これらのパーセンテージを大きく超えてくるような投資対象は、何らかのリスクが非常に高いと考えましょう。
分配をしないファンドを使用するポートフォリオの場合は違いますが、分配あるいは配当を定期的に受け取れるポートフォリオの場合、その平均インカムを算出しましょう、あるいは、今後築く予定の平均インカムを意識してみましょう。
ちなみに、私の平均インカムは、税込み3.4%ほどです。AT&TやPFF(優先株のETF)など、高めのインカムの出るものを相当組み入れていますから。
私の場合、しばらくインカムを貯めていくと、そのインカムだけで、個別株を少しずつ買えるほどのポートフォリオになってきました。 資金を新たに追加せずとも、年に何銘柄かを買い足せます。
もし、しばらく追加できる資金がなくなってきても、増配と、受け取ったインカムによる再投資だけを考えるだけでも、それなりの投資内容になるかな、とも思っています。
もちろん、インデックスファンドなどは、再投資を自動でやってくれているのは言うまでもありません。
それに比べると効率が悪いのは重々承知なのですが、市場平均に身を委ねるよりも、それに抗って、より個人的には安心できる、バリュー株的投資に身を委ねたいのです。
ここら辺は、投資家によって価値観が異なるとは思うのですが、このブログでは、Dividend aristocratなどのバリュー株投資に分があるのではないかという考えを広めようという意図がありますので(独りよがりではないことを祈っています)、多めに見てやってください。
では、バリュー株に投資するファンドやETFだけを買えば?という声も聞こえてくるように思います。それもある意味正解でしょう。
なにはともあれ、何らかの資産にある割合をさき、できるだけ短期間での売買は避け、大部分は持ち続けるべきなのが長期投資のセオリーかと思います。
そして、これから鋭意ポートフォリオを組み立て、拡張し、できるだけ大きくしていく必要のある世代にとっては、今後も来たり得る〇〇ショックなどの荒波を乗り越えていかなければなりません。
荒波を越えつつ忍耐強くポートフォリオを組んでゆくなら、給料をいただき続ける状況にある人ならば、やはり、毎月等、定期的に時間分散して購入していく以外にないように思います。
なので、1%ぐらいずつ、あるいは2%ぐらいずつ、定期的に投資をしていきましょう。
ただ、毎月1%ずつなら、ゼロから100%に至るまで8年以上かかってしまうため、いささか時間がかかり過ぎかもしれません。
このため、最初は慣れるため毎月1%ぐらいずつでもいいかもしれませんが、しばらくは2~3~5%ぐらいずつ移行していき、ある程度固まってきたら比率を決めていくのも良いかもしれません。
そして、お気づきになったかもしれませんが、ポートフォリオ金額に対しての比率で追加投資をするという考え方では、ポートフォリオが大きくなればなるほど、追加投資の絶対額が増えてくることになります。
もし、一定額の投資方法だと、後になればなるほど、ポートフォリオの変動額に比べて、追加投資額が及ぼす影響が小さくなってしまうため、割合で決めるべき、という考え方に基づいています。
ここら辺も、考え方によるでしょう。
いずれにせよ、投資をするべき、するなら継続あるのみです!!!!
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[163] 「タイミングに賭ける」投資か否かーテクニカルvs.インデックスvs.バリュー投資① [2016.8.4]
よく、インデックス投資関連の本を読んでいると、「タイミングに賭けるな」「タイミングを考えずに、積み立て投資をしましょう」などと言っている人が多いと思います。本当にそうなのでしょうか?
これは、テクニカル投資として、チャートを読みながら、証券の売買をいろんなテクニックを駆使してエントリーポイントを探し、売買を頻繁に繰り返すような投資方法を念頭に置いた、投資家に対する戒めの言葉として機能しています。
チャートの読みが、100%あたることはあり得ません。スイングトレードを含むテクニカル投資では、いろいろな罠が待ち構えています。
年に何回も、下手をすると月に何回も売買を繰り返してみたところで、はたして万人がその投資方法で利益を上げられ続けられるでしょうか?
そんなことはありえませんよね。多くは機関投資家が利益を持って行き、多くの個人投資家は損しているのが実情です。
そのような投資方法は、「ゼロサムゲーム」と呼びます。誰かと誰かが売買して交換するので、基本的に、すべての人の勝ち負けを合計するとゼロになります。
「タイミングに賭けるべきでない」ならば、そして、極力個別株リスクをなくすならば、市場平均を、時間分散して買っていくのが、「インデックス投資」ないし「パッシブ投資」です。
インデックス投資は、いつ買うか、そしてさらに言えばいつ売るかということを考えずに、淡々と買い続け、平均取得価格を平準化する投資方法です。
しかし、投資である以上、いつかその資金を使うときが来るでしょう。そのとき、はたして儲かっているのか損しているのか。
実はそれは、そのときになってみないとわかりません。
考えてみると単純なことです。とり崩しが始まる直前に、またリーマンショックのようなことが起こった場合、損をしているのに取り崩すという悲劇が起こるかもしれません。
しかし、インデックス投資の教科書では、取り崩す時期も分散すれば、売却価格も平準化されます、投資を続けながらの取り崩しになるので必ずしも損ではない、と説明しています。
ちょっと待った!!
「儲かっていた時期もあったのに、何のための投資なんだよ」
ごもっともです。
せっかくの投資なんだから、利益を上げたい!というのが、投資家の本音ですよね。なので、インデックス投資といえども、利益が十分に乗っているときに、ある程度利益を確定したくなるのは当たり前の感情です。
インデックス積み立て投資では、買うタイミングは分散させるけれど、売るタイミングは、ある程度は自由度を持たせてもよいと思います。いえ、そうすべきと思います。
なぜかというと、インデックス投資であっても、結局は「ゼロサムゲーム」の要素が強い投資をやや有利に闘っているのみであり、弱肉強食の世界にいることに変わりはないと思うからです。
幸運にも大きな利益を得られている時期に、一部は利確して、着実なインカムゲインの得られる投資対象(米国債や、Dividend aristocrat《配当貴族: 25年以上連続増配株》など)に移し替えるのが、賢い投資方法なのではないでしょうか。
是非、考えてみてください。
「タイミングに賭ける」投資か否かーテクニカルvs.インデックスvs.バリュー投資②に続きます。
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[164] 「タイミングに賭ける」投資か否かーテクニカルvs.インデックスvs.バリュー投資② [2016.8.4]
前回の 「タイミングに賭ける」投資か否かーテクニカルvs.インデックスvs.バリュー投資①の続き。
前回、
①テクニカル投資は、ゼロサムゲームであると同時に、多くの人にとっては再現性のない、勝率の非常に低い投資である
②インデックス投資は、やや有利なゼロサムゲームであるが、ある程度の利益が乗ったら、利確してインカムゲイン投資に移行すべきだ
と言いました。
それでは、バリュー投資はどうでしょうか。
バリュー投資は、会社等の根源的価値を見極め、株価という市場が決めるモノではなく、実体経済を作り上げている企業に投資するものです。なので、世界全体で合計しても利益を上げ続けて、世界全体で成長していきますので、プラスサムゲームと言えます。
その中でも、より割安の株に投資していくのが、いわゆる「バリュー株投資」です。債券にもバリューを見出す投資方法がありますので、実はバリュー投資は株に限りません。
バリュー割安株投資では、割安の時期を探りますので、この意味ではタイミングに賭けていることになりますが、実際には、市場のゆがみを利用しているだけであり、PER、PEG ratio、PBRなどに代表されるバリュエーション指標に依存している投資です。
バリュー株投資の対象となりやすいのは、大型株、優良株で、上場して日の経っている銘柄が多い傾向にあります。
なので、副産物として、配当という株主還元策が取られている企業が多くあります。
優良株などのバリュー株投資では、持ち続けて、配当を得続けます。インカムゲイン投資です。
これを進化させた投資方法の一つが、Dividend aristocrat(25年以上連続増配株)などの、連続増配株投資です。
将来的にも連続増配をしそうな株をタイミングを見計らって買っていきますが、米国株などは四半期ごとに配当している企業も多く、その「投資の果実」を、タイミングを見計らわずに、受け取り続け、「利確しつづけ」ます。
この利益は、企業の実体経営としてのキャッシュフローの一部が払われて、出てきているものですので、投資家はプラスサムゲームの果実を手に入れていることとなります。絶対的な利益です。
もちろん、インデックス投資であってもこのような配当が再投資されているのですが、多くの投資家にとっては実感し辛いのではないでしょうか?
個人的には、ある程度資産規模が大きくなってきたら、インデックスファンドを取り崩していくよりも、米国債からの安全なインカムを得つつ、優良株からの配当をミックスする方を選ぶ方が気楽と思っています。
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[165] 祝☆4000ヒット☆ [2016.8.4]
またまた、皆様、ありがとうございます。
もっとよい記事を書けるようにさらに頑張ります!
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[166] 株を買うときの絶対的な比較対象は「市場平均」にあらず。国債にあり [2016.8.6]
私が株を買うとき、一番重要視する比較対象は
バリュー株連続増配投資では、もちろん、割安かどうか、もし、割安銘柄が全然ない場合、ウォッチ銘柄の中で何が相対的に割安か、というところが重要です。
実際には、どの銘柄がいいか迷っている場合も多々あります。
欲しい銘柄でも、今後何年も10年以上も、全然割安水準まで株価が下落してくれないんじゃないかと思うこともありますが、銘柄は星の数ほどありますので、諦めて別の銘柄を注視するかなぁ、あるいは、多少割高ですが目を瞑って買うべき時もあるのかなぁ、と思っています。
バフェットには、「我慢して待ち続けろ」あるいは、やはり「別の銘柄を研究しろ」と言われそうな気がします。
さて、株を買うときは、その企業だけでなく、その国や世界の市況を判断してそれを加味するという作業がかかせません。
具体的には、米国債の金利動向、FOMCなど金融政策、景気指標などをウォッチします。
特に重要なのは、米国債の金利です。リフクフリーレート(ノーリスクの金利)ですから、絶対的な比較対象です。
リスクフリーレートを下回るような、将来的にもトータルリターンで下回りそうな投資対象は、本来的に投資をする価値がありません。誰が、好んでリスクをとりに行くでしょうか?
将来の増配を加味した配当で、具体的にはCAGR (compounded annual growth rate) (複利ベース年成長率)の見込みで計算した配当で、私ならリスクフリーレートの2倍は行けそうな銘柄でないと、投資妙味は低いな、と思ってしまいます。
もちろん、PERの低さ(益利回りの高さ)、ある程度のpayout ratio(高すぎるとぞうはいが難しくなる、低すぎると配当率が低い)によりけりで、変わってきますので、企業の株主還元姿勢や今までの実績をつぶさにみないといけません。
わからない、自信がないときは、個別銘柄よりは、①大人しく市場平均などのETFを買うか、②米国債を買うか、③何も買わないか、この3つの中から選択する方がいいでしょう。
今回特に強調したいことは、株への投資では、常にリスクフリー金利と比較してみる、どんな市況でも絶対的なリターンを考える視点をもつ必要がある、ということです。市場が過熱している時であればあるほど。
いずれにせよ、株は魔物ですから、ずっと同じ業績見通しが続くわけでも、ずっと株価のトレンドが続くわけでもないことはしっかり認識しておきましょう。
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[167] 外国株10銘柄でつくるドリームチーム [2016.8.8]
もし、外国株式10銘柄のみで、ポートフォリオを組むとしたら、どの銘柄を買いたいかをリストアップしてみました。米国だけでなく、地域分散を加味しています (多くは世界に展開する企業なので、あまり意味はありません)。
これは、追加投資するなら、どの銘柄に集中して投資したいかという基準にもなります。
丸数字、銘柄のTicker symbol (日本語表記)、企業の国籍の順に書いています。
①NSRGY (ネスレ) スイス
②UL (ユニリーバ) 英・蘭
③GIS (ジェネラルミルズ) 米
④PEP (ペプシコ) 米
⑤MO (アルトリアグループ) 米
⑥JNJ (ジョンソンアンドジョンソン) 米
⑦GSK (グラクソスミソクライン) 英
⑧XOM (エクソンモービル) 米
⑨MMM (3M スリーエム) 米
⑩IBM (アイビーエム) 米
少し前までは入っていたPG (Procter&Gamble) は外しました。生活必需品企業には、CL (コルゲート・パルモリープ) やCLX (クロロックス)、KMB (キンバリークラーク)、花王 (東証 [4452]) も候補に挙げられますが、現段階で、ネスレやユニリーバをまず挙げます。
小売のMCD (マクドナルド)、WMT (ウォルマート)も外しました。
食料品・飲料品のKO (コカコーラ) も外しました。代わりに、PEP (ペプシコ) がエントリーしています。
GIS (ジェネラルミルズ) はハーゲンダッツ等を有する良い企業と思います。
KHC (クラフト・ハインツ) は、下記のフィリップ・モリスから分社したクラフトフーズがハインツと合併してできた会社で、バフェットの新・集中投資銘柄となっているくらいです。将来的には期待してもよいような気がしますので、これも加えても良いかもしれません。
MO (アルトリアグループ) は旧フィリップ・モリスで、マルボロ等のタバコ銘柄を北米に事業展開する企業です。北米以外に展開する方の企業は、PM (フィリップ・モリスインターナショナル) です。ややこしいですね。このPMや、BTI (ブリティッシュアメリカンタバコ) と入れ替え可能です。
エネルギー関連銘柄では、XOMをやはり一番に挙げますが、去年ボコボコにやられた、BHP (BHPビリトン) も面白いかも知れません。
工業部門では、MMMを挙げましたが、GE (ジェネラル・エレクトリック) も捨てがたいです。MMMもGEも、ヘルスケア製品にも事業展開しているところが、私好みです。
ファイナンシャル部門では、銀行株としてWFC (ウェルズ・ファーゴ)、HSBC、V (ビザ)、MA (マスターカード)、BLK (ブラックロック) 等も考えましたが、やはり相対的に不安定な業種であり、入れませんでした。
その他のセクターとして、DIS (ディズニー) 等、魅力的な銘柄もまだまだたくさんあります。
今回は入れていませんが、IYR (米国REITに投資するETF) もよいと思います。
おまけ
もし、ETFだけに投資するポートフォリオを組むなら、私ならこうするかな。
①VYMまたはHDV (米国高配当系)
②VIGまたはSDYまたはNOBL (連続増配系やDividend aristocrat)
③VDC (米国生活必需品)
④VHT (米国ヘルスケア部門)
⑤VXUS (米国以外の株式)
⑥PFF (優先株)
⑦BND (米国債券)
⑧IYR (米国REIT)
⑨東証[1343] (JREIT: 日本のREIT)
⑩GLD (金ETF)
①のVYMまたはHDVは、配当を重視するETFで、経費の特に低いものを選びました。
①②と③④は、被っている銘柄も多いのですが、それでも買いに行く (生活必需品とヘルスケアに偏重させる) と思います。
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●●投資全般について、基本的ですが非常に良い記事がありましたのでご紹介します。
リターンだけ20%高める「魔法の資産運用」
2016年7月23日の記事。
副題: 確定拠出年金で効率よくおカネを増やす方法
まず、仕組みをつくることが大切です。
●●株式投資に関して、それなりの記事がありましたのでお知らせします。
米国株が最高値でも日本株がイマイチな理由
2016年8月6日の記事。
副題: 日経平均は1万7000円を簡単に突破できない
現状を把握するには、その時々のさまざまなアナリストの記事を読み込めば”局所的な”知識が得られます。それもキャッチアップしていくために重要ですが、米国株市場も日本株市場も、要は「ミスターマーケットが悪さをしている」、ということに過ぎません。大局を見れば、投資家としてやるべきことは、いつも大差はありません。
●●不動産投資について、それなりの記事がありましたのでお知らせします。
「億超えサラリーマン投資家」の夜ふかし対談
2016年7月28日の記事。
株式投資家のDUKE。氏と、不動産投資家である三浦隆氏の対談です。
この中で出てきた、「まとまったおカネは、住宅ローン返済に使うのではなく、新たなおカネを生み出すものに使う。」という部分に関して、投資家としては頷ける部分もあります。ただし、「正しい行動」かどうかは、わかりません。支払い金利によりけりであり、繰上げ返済は「ノーリスクの投資行動である」ことは間違えようのない事実であることを認識しておきましょう。
実は、現在の低い住宅ローン用金利で借り続けつつ、米国債投資をしてある意味「鞘取りをしよう」(キャリートレード的) という考え方を、私の尊敬する米国際投資家、林敬一氏は著書の中で書かれていました。
ノーリスクである繰り上げ返済と比べて、その原資を別の投資にまわしても良いかどうかは、その収益性と、安全性を慎重に慎重に天秤にかけて考えないといけないと思います。
私ならば、現在であれば、仮に固定金利が2%とすれば、安全な債券投資ならば3.5%、優良株 (Dividend Aristocrats等の連続増配株) で”低めに低めに見積もって”期待リターン5%以上なら、繰り上げ返済をせずに投資をしても良いかな、と思っています。
これは、安定的な債券投資ならば、借金金利とのスプレッドに1.5%以上を求める。株式投資ならば、そのリスクをとる代わりに借金金利とのスプレッドに3%以上を求める。という発想です。
ちなみに、DUKE。氏の株式投資法は、一般人は真似をしないほうがいいと思います。やはり、スイングトレードではDUKE。氏の言っているほど確実には収益を上げられないと考えます。
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HSBCといえば、香港のHと、上海のSを頭文字にもつ、世界でも屈指規模の銀行です。
日本人が、海外に口座を持つために香港に行って口座開設する銀行として、近年は有名です。
watch銘柄に入れていたのですが、それを、買ってしまいました。
アメリカ株を敬遠しての買いという意味がひとつ。近年の株価落ち込みから少し戻してきたところでの逆張り投資という意味もひとつあります。
そして、理由のもう一つにしてしまっていますが、高い配当の誘惑に負けてしまいました。現在、配当約8.76%です。米国のような、現地での源泉徴収がないのがちょっと嬉しいポイントです。
ただ、配当性向 payout ratio が100%以上(純利益以上に配当している)です。配当性向 100%ということは、利益をすべて配当しているということで、企業にとっては、自らのための投資に使えず不都合です。減配の恐れがあり、このような株には注意しなければなりません (利益は低めでも、フリーキャッシュフローが高く、payout ratioが100%を超える株も中にはあります)。本来的な配当投資としては、減配はある意味失格です。配当性向 は、できれば50%以下の株が、増配余地もありよいと考えます。
その意味で、配当成長投資 Dividend growth investing としては正しい判断と言えないかもしれません。
まあ、ポートフォリオの遊びの部分(growthに期待しない部分)として気長に保有するつもりです。
この資金の原資の一部として、貯めた配当に加え、トルコリラ建て社債の利金をプールしていたMMFを売却し(損切りし)、円建ての世界REITファンドを売却して部分的に賄(まかな)いました。実は、少量ですが、まだ持っていたのです。
本日は懺悔大会です。
高い信託報酬を払うのはやめにしましょう。
毎年の信託報酬なり、エクスペンスレシオは、じわじわと信託資産から毎日削られていっています。もし100万円の資金で信託報酬1%なら、年間1万円、10年間で10万円が、その関係会社に毟(むし)り取られていきます。
対して、100万円の資金でエクスペンスレシオ0.12%なら、その関係会社に上納される額は、年間1,200円、10年間で1万2,000円と、ぜんぜん違いますよね。
投資信託(ETFを含む)は、手数料商品です。理にかなったものしか買わないのが賢い方法です。
個人的には、米国個別REITが買えないから仕方なくIYR(REITのETF)を持っており、個別の優先株を買えない(し買わない)のでPFFを保有している、くらいです。
それ以外は、信託報酬のかからない個別株投資の方が気楽でいいや、という心境です。もちろん、株のETFも、watch対象に入れています。
未来は神のみぞ知る。
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役に立った不動産関係の本、ブログを挙げます。
『不動産投資の正体 改訂版』 猪俣 淳 著
『誰も書かなかった不動産投資の出口戦略・組合せ戦略 (詳細解説版) 』 猪俣 淳 著
『不動産投資の嘘』 大村 昌慶 著
感想: 不動産投資に関する本は、個性が強すぎます。たくさん読んでも、真に使えるものが少ない。使えるものは、不動産業者の立場に立った本や、こまごまとしたノウハウや管理業みたいなことを書いた本ではなく、やはり、CPM (不動産経営管理士; Certified Property Manager) などの投資家の立場に立った、しかも非常に卓越した見方のできる人の書いた、『投資の一部としての不動産』の戦略がわかる本と思います。
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上がり続ける米国株、ダウ化するポートフォリオ、今後の戦略は??
NYダウが、また新高値を更新しています。
キャピタルゲインに重きを置く投資家は、ドル建てではウハウハでしょう。
しかし、私は、不満です。どんどん割高になってくるからです。追加投資が、し辛いです。追加投資の期待リターンが、グングンと低くなってくると考えてしまうからです。
株価が上昇するなら、それに見合った、企業の収益増加がなければいけません。そうでないと株価が高くなってもPERが高くなるだけで、当期純利益が増えていかなければ、単なるバブル的な動きでしかありません。
そうしてPERの高い株が増えてくると、投資対象が狭まってきます。
株価が上がってくると、気が大きくなって、ますます買いたくなるのは、身を滅ぼす元になります。あくまでも、買いを入れるのは、その時々のバリュエーションに基づいてです。
だから、暴落が待ち遠しいのです。リーマンショック後のような涎の垂れるような状況とは、現状は大違いです。
次のXデーよ、いづくの時にならんや。
まだ、引退まで、数十年はあります。なので、早まらずに相対的に割安になる時期を待ち続ける、雌伏の時期を過ごさなければならないかもしれません。
普通は、「雌伏の時」は、塩漬けになって身動きがとれなくなるような状況、そのような時を考えますよね(笑)。私は、全く逆のマインドになっています。「バフェットマインド」とでも呼びましょうか?
さて、私の保有銘柄も、なんだかんだ言って増え続け、ダウ工業平均30採用銘柄が増えてきました。これは、ポートフォリオがダウ化してきていることを示しています。
しかし、これは、特に悪いことではありません。分散投資の宿命ですし、ダウ採用銘柄の中でも、選別しています。それから、米国株以外にも一部分散させようとしています。
今のところ、日本株が入っていませんが、いつかは検討するか?J-REITでも。なかなか、超長期で保有したいと思う日本株が、思いつかないのです。
現状、日本株の方が、相対的に割安であることは重々承知なのですが(笑)。まあ、でも、日本株についても、頑なにならずにそのうち検討しましょう。
花王、ユニチャーム、セブン&iホールディングス等は好みなのですが、配当が若干低いのが気になります(欲張りですね)。
信託報酬を払ってもよければ、適切に分散された投資信託もあり。バリュー株投資でなく、グロース株投資の一種になってしまいますが、ひふみ投資も私の目線ではいいかな?とは思っています。
国債も上がってしまっている昨今、なかなか債券も買えません。
やはり、下がっている対象を買うべし?
で、考えを巡らすと、新興国が候補に挙がります。新興国株を買うのも、勇気が要りますが、必要なことなのですかね?ただ、新興国では、着実な増配が期待できません。この点、不利ですね。
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日本株は、米国株と違って、日本人消費者の目など、思い入れの強い企業や業界があるでしょうから、バイアスがかかりやすいかもしれません。
とある判断材料を利用し点数付けしますと、26社になりました。注意点として、ここに株価やバリュエーションは、まったく加味していません。
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3大出費を見直して投資に回そう
人生における、3大出費を、戦略的に考えましょう。
FPなどでは、以下を3大出費としています。
①教育費
②マイホーム
③老後資金
他に、色々言われています。
とある人の3大出費
①マイホーム
②教育費
③マイカー
別の人の3大出費
①マイホーム
②保険
③教育費
結局、以下の、どこにどのように配分していくかが、非常に問題になってきます。
①教育費
②マイホーム
③保険
④マイカー
⑤その他の生活費
⑥投資
⑦老後資金
何を節約し、何に重点を置くかが、人生にとって非常に大切で、しばしば重要な岐路となります。
では、このうち、削れるもの、削っていいものはどれでしょうか?
人によって価値観は異なりますが、キーポイントは、『何が単なる負債(お金を奪っていくもの)で、何が資産(お金を受け取れるもの)であるか』ということに尽きることになると思います。
ここで、ぶっちゃけますと、
①教育費
②マイホーム
③保険
④マイカー
⑤その他の生活費
これらは、すべてある意味負債です。すなわち、削れるものです。まれに、負債ではなく財産になることもありますが、基本的には負債と考えるべきです。
どれも負債ではあるのですが、これらを、どのように見直して効率的に配分、節約し、どれほどを投資に回せるか、が、財産を形成するファクターとなります。
子供等の教育費は、個人的には、もっとも力を入れたいところですが、親などにとっては負債の一種ですので、ここにかけすぎるのも禁物だ (もちろん、子供にとっては財産です!) 、ということは、多くのFPが指摘しています。
マイホームは、資産と考えがちですが、毎年コンスタントに経費がかかります。自分に金銭的利益をもたらすわけではありませんので、この意味で、大きな負債です。
保険に加入して、年金保険等から将来キャッシュフローを得ようと目論む人もいますが、このような年金商品は、基本的に、手数料を大きく取られる商品であることを認識しましょう。終身保険(死亡保険)であっても、掛け捨て部分が含まれています。よって、負債です。終身保険等の解約返戻金のある保険は、基本的には「不利な投資対象」と考えた方がよいと思います。
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投資とは、他人のゲームで他人に勝つことではありません。自分のゲームを自制することが、投資に課せられる最大の使命です。賢明な投資をするためには、「コントロール可能なものをコントロールする」ことが必要です。
気まぐれなミスター・マーケットは、個人ではコントロール不可能です。
では、何がコントロール可能でしょうか。
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ふるさと納税で手取りを増やす!そして投資に回そう
ふるさと納税は、有利な方法と思います。
その実は、「収入は増えないが、手取りが増える」非常に有効な手段です。
実際の計算は『ふるさとチョイス』などのサイトでできるので、各自でやっていただきたいですが、例えば、Aさんが10,000円を寄付すると、
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ウォルマート(WMT)を一部売却し、クアルコム(QCOM)、ダウケミカル(DOW)に入れ替えました
半導体メーカーでえるQualcomm(QCOM)と、化学メーカーのDow Chemical(DOW)です。
どちらも、株価推移や移動平均線から言うと、そこまでいい買い時ではありません。しかし、100株を超える私のwatch銘柄の中では、相対的には割安(trailing PERによる)と考えました。
この原資として、ウォルマート(WMT、Dividend aristocrat 配当貴族のひとつ)を約60%売却して、その資金と少額の追加投資分で入れ替えを行った形になります。
Walmart(WMT)のポートフォリオ内比率を削って分散したい、と前々から愚考していました。そのため、円高傾向かつWMTが上がり調子の今、銘柄一部入れ替えということで、今回、決行しました。ほぼ同時に売買しました。
WMTの株価 74.22、PER 16.13、配当2.71%
QCOMの株価 62.46、PER 18.24、配当3.40%
DOWの株価 52.91、PER 7.75、配当約3.50%
参考
INTCのPER 16.92、配当2.97%
TXNのPER 23.51、配当2.18%
『株は、株主に持たれていることを知りません。』
私を含め、株主の購入価格は、株式にとっては知ったこっちゃありません。今の時価が全てです。この時価におけるWMTの配当イールドよりも、QCOMとDOWのイールドの方が高いため、銘柄入れ替えとともに、時価におけるイールドが少し良くなりました。
ポートフォリオ内での株式配分比率は、ほとんど変化ありません。
クアルコム(QCOM)には、IoT関連企業のひとつとして、将来のIoT分野の利益を取り込むためにやや期待して保有することにしました。中国への進出もありこれはやや先行き不安はあります。
ここ半年ほどは、インテルIntel(INTC)よりもQCOMを推す声が多く、他にも検討していたテキサス・インスツルメンツ(TXN)よりもイールドが高くPERは低いため、とりあえずとしてQCOMの購入に至りました。
QCOMはDividend aristocrat(配当貴族)ではありませんが、近年はコンスタントに増配しており、連続増配銘柄として今後に期待されています。
DOWは、近く同分野のdu Ponと合併および3分社化が発表されています。こちらは、将来にあまり期待せずに期待することとし、QCOMの半額投資に止めました。
更に、円建てでかなりの損出しになりました。配当にかかる税金との損益通算も狙っています。
結果、損益通算とともに、分散、イールドの向上、期待増配率の改善を狙った売買となりました。
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長期投資家はチャートを読むな
ローソク足の読み方、その組み合わせ、移動平均線、ゴールデンクロスにデッドクロスなどを勉強し、明けや宵の明星を見つけたり、トレンド転換点を読もうとしたり。ボリンジャーバンド、RSIなどのオシレーター、MACD、諸々。
そして、なんとなくわかったつもりになって、売買を繰り返す。これが本当の投資と思ってしまいがちです。
しかし!それは投資ではなく「トレード」「投機」です。実体経済ではなく、それは単なるマネーゲームです。
マネーゲームによって財を成したい方は、もちろん勤しんでいただいてもよいです。
しかしながら、本当の投資とは、長期保有を前提とした分散投資です。そのため、インデックスファンドなどを利用するのが一般的です。それに飽き足らない人の中に、個別株での「投資」に乗り出す人がいます。
そこには、チャートの形から読み解くような方法論はありません。あるとすれば、売り込まれているサインを読むくらいで、割安判断、もっと株価が下がりそうかどうかです。
一番必要なのは、企業や経営陣のチェック、過去のEPSの推移や成長率、PBRやPER、PERを成長率で割った数字であるPEG、配当の記録、配当や自己株買いの姿勢などです。
これらが面倒くさい、と感じる人は、インデックスファンド等をメインに仕込み続けるのが一案ですが、マンネリ化しそうな投資にスパイスを入れる意味で、米国株、連続増配株は最有力候補と思います。
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長期投資では、価格変動に慣れるしかない
長期投資家を目指すならば、順風満帆なマーケットばかり、ということはありえません。
これからずっと未来永劫、株価の大きな振れ幅があることを覚悟しなければなりません。すぐ、今日明日にも暴落が始まるかもしれません。
株価が短期で10%下がることなんて、ザラです。
では、その価格変動にうまくつけこんで、移動平均線の短期線が長期線を下から上にクロスするところでうまく安値で大きく買い込み、今度は上から下にクロスするところでパッと手放し、また次の波で同じようなことを繰り返しーーーーということを、あなたは年中、これから何年~何十年にもわたって繰り返せますか?
それができる人は真の相場師で、おそらく儲け幅は莫大になるでしょう。しかし、それはマネーゲームであり、ゼロサムゲームです。今まで、多くの個人投資家が死屍累々と積み上がってきて、一握りの投資家に富を奪われてきました。
このようなことを念頭に置けば、誰もが真似のできる、ある意味再現性のある投資方法は、「簡単には売らず、持ち続け、資金を増やし続け、複利効果を存分に発揮するための長期投資」です。
この達成の為には、相場の荒波を乗り越え続けて、長期・超長期では複利効果を積み上げて、インカム源となりうる資産を築き上げる必要があります。
積み立て投資することにより、平均取得価格をできるだけ平準化・下げて仕込み続けることが可能となります。
このための有用ツールの
第一がインデックスファンドないしETFで、
第二が優良な米国株、
第三には米国債(ゼロクーポン債など)
と申し上げておきます。
そうして積み上がった資産が景気の波を越えて大きく上がった暁には、少しずつ、米国債などの安全資産に組み替えていき、リスクフリーのキャッシュフローを得るようにするのが得策と思います。
ただし、株が信用できない、上がりっこないと思う人、または、そこまでの期間がない人にとっては、最初からナマの米国債を積み立てていくことをお勧めします(金利が現在低いので期待リターンが低いですが、しかしながら確実に結果が読めます)。
もちろん、これらの過程に連続増配株を噛ませるのが良いと説いているのが、このブログの主旨になります。
大きく積み上がる、それまでの間は、下がってもある程度上がっても、耐えて耐えて耐え続け、その相場変動に徐々に慣れていくしかないでしょう。いえ、少しずつ増やしていくにつれ、強制的に慣れてきます。
株価変動は、絶対額での上下幅を見るのではなく、相対的な%で見るように努めましょう。
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祝!「証券会社が売りたがらない米国債を買え!」出版5年!
updated [20170102]
林敬一著 『証券会社が売りたがらない米国債を買え!』 ダイヤモンド社刊が発行されて、もう5年になってしまいました。早いものですね。個人的に、非常に感慨深いです。このブログでも、プッシュしまくりです(笑)。
林敬一氏が、ブログで出版5年に言及されています。
さて、私のブログでは米国株のことをメインに扱っているようなものですが、あくまでも、米国債の金利を基準とした投資を心掛けています。米国債についても度々言及しています。債券ありきで、株を考えます。両者のバランスをとるようにしようとは思っており、債券の記事ももっと頑張ってゆきます。
「ストレスフリー」である米国債を、金利が上がってくる来たる日に向けて、しっかり準備&勉強しておきましょう!
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実物不動産投資はすべきか?
ワンルームマンション(区分所有)等の実物不動産を投資として買っていいか?という話題です。
配当再投資をしていく証券によるインカムゲイン投資家にとって、実物不動産は、非常に難しい、管理のしんどい投資対象、と言えましょう。税金等の手数料や手間の足枷が大きすぎると思います。
結論から言うと、
①投資のポートフォリオの一角、多くても1/3を占めるに過ぎない程度なら、買ってもよい。不動産投資のみは、しない方がよい。
②そもそもレバレッジが効かせられるのが不動産投資のメリットだが、しかしながら効かせすぎる(特にフルローン)のはアホ。
③買うなら、レバレッジ(借金)は2倍程度までにして、かつそのROEが(建物の条件色々ありえますが)リスクフリー金利+支払い金利+10%以上は欲しい。それほど、家賃下落リスクを大きく見積もり、安全域を確保したい。
④日本の不動産投資は、基本、利回りが下がり続ける。
よって、最終結論。
キャッシュによる(借金なしの)投資をしよう。最初の利回りは劣っても、不動産投資よりも、優良連続増配株への長期投資の方が、最終的な利回りは勝つでしょう。そして、この株式投資の方が、手間も相対的にかからず、分散も図りやすいと思います。資産がかなり増えてきて、どうしても一部で持ちたくなってきた場合、初めて、REITと実物不動産を比較検討してみては。
リンク~
嗚呼、、首位に7ゲーム差、、、なんですのwこんにちは。昨日、でん兄がブログでホリエモンのワンルーム話を書いていましたが、若干後追い気味にワタクシもブログネタにしてみます。この話ですがホリエモンさんがホリエモンチャンネルとかいう相談室に寄せられる様々な質問に答える番組で今回は不動産投資に関する相談内容。相談者はこれから不動産投資を始めたいらしく数百万の種銭持ち。そんな相談者がホリエモンさんに「築古戸... ホリエモンのワンルーム話(でん兄の後追いネタw)
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唯一買っていい、「毎月分配型投資信託」はMRFとMMF
「毎月分配型投資信託」は、正直、手数料の塊商品であり、勧められません。
しかし!ものすごく勧められる商品も、この一種でおることを思い出しました。
それは、MRFとMMFです。
MRFはマネー・リザーブド・ファンドの略で、MMFはマネー・マーケット・ファンドの略です。これらは、知っている人は当然ですが、細かい違いは置いておいて、極めて低リスクの短期証券(公社債投信で、短期債券、コマーシャルペーパー等)に投資しています。
どちらも、低リスク(実質的にはほぼ無リスク。長期債よりも!!!!)で、預金代わりとして使えます。今年、日本円建てのMMFが、マイナス金利による運用難により繰り上げ償還(払い戻しということ)をしてしまったというニュースがありましたが、日本円建ては、まだ、MRFがあります。
①銀行預金は預金保護対象は1,000万円までだが、MRFは、証券であるため、いくらであっても、預けてある金融機関がどこであっても保護される
②証券税制の変更により、現在は、株式、債券、ファンドの実現損などと損益通算できるようになっている
③分配金は、基本的に、普通預金よりも多い傾向にある。しかも、毎月。
④投資の待機資金として置いておくにも最適。
特に①②の理由で、銀行預金で死蔵しておくよりも賢い方法と思います。銀行預金よりも数段メリットの高い無リスク資産と思っています。
ただ、上に挙げた③の理由は、昨今は、雀の涙ではありますが定期預金の金利には負けます。
そして、外貨の待機資金として、米ドル等のMMFで置いておくのも最適と思います。
たまに参考にさせていただいているブログへのリンク。
前回の記事では、最強の無リスク資産であるとして「個人向け国債(変動10年)」のメリットやデメリットを解説しました。リスク資産への投資は怖いだとか、既に十分な金融資産を持ってはいるものの、ペイオフ(金融機関破綻時の保証上限1000万円)を気にしていくつもの銀行に預金を分散しすぎて管理が困難になっている場合などには... MRF・MMFとは?…けっこう優れた無リスク資産の置き場でっせ!
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今年は、予想外とも言えるドル円の動きを見せつけられました。年初には120円くらいだったのが、100円まで高くなってしまいました。
ドルを持つ身としては、ある意味消沈してしまいます。
しかし!溜息をつく必要はありません!
基本的に、円高は良いことです。外国の通貨よりも、日本の通貨の方が、価値が高くなる。ある意味「より安全である」と思われているのでしょう。少なくとも、まだ、日本円は信任を得ている。
そして、ドルに対して円が高くなっているわけですけら、その価値の高くなった円を、その分だけ売り、ドルに移せばよいのです。
そうすることで、ドルと円をリバランスできます。リバランスすることにより、円高に振れている場合は、ドルを買い増しするチャンスとなります。
悠然として、ドルを持ち続ければよいのです。日本円のみの保有に比べると、ドルを持つことで、資産全体の為替集中リスクをある程度ヘッジできます。
さらに、ドルでも円でも、インカムを生み出す資産を持ち、増やし続けることがファイナンシャルフリーを目指すためのステップとなります。
そのロードマップを、雄大に描きましょう!
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