金持ち父さんのキャッシュフロークワドラントはどこがいちばん心地よいのか
金持ち父さんが考案した「キャッシュフロークワドラント」という概念があります。
その金持ち父さんは、著者であるロバートキヨサキに対して、お金の世界には4つの異なる種類の人々がいると説明したとされています。
その4つとは、
自営業者(S)
ビジネスオーナー(B)
投資家(I)
大半の人が従業員(E)のカテゴリーに入っていますが、中には、他の3つに属する人や、EかつB、BかつIなど、複数に属する人もいます。
私は、投資を行っていますから、EかつIということになります。
ただし、この4つのカテゴリー分けですが、結局、人を使う立場なのか使われる立場なのか、という観点からいうと、従業員(E)と、雇用者あるいはビジネスオーナーという、2つに簡略化してしまってもまったく問題ないと思います。
自営業者(S)あるいはビジネスオーナー(B)あるいは投資家(I)は、何らかのビジネスを主体的に取り組んで収益を上げることに変わりはないからです。
金持ち父さんの言いたいことは、従業員だけである立場のみから脱却して、何らかのもっと収益性・生産性の高く、税金面等でもっと有利なビジネスオーナーそのものとしての立場も持って、経済的な運命をコントロールしていける、ということです。ある意味「人生の通信簿」である財務諸表の数字を大きくしていく。
「自分のビジネスを持つ」ということの意味をかみしめましょう。ラットレースから抜け出せるように頑張りたい!という気持ちを持ちつつ、Eを卒業して、SかBかIへと移行していくことで、金持ちになれると信じて。
しかし、それだけでなく、やはり従業員(E)として、それぞれの仕事でのプロフェッショナルとしての能力を磨きつつ、安定的な給料を得ることも重要かと思います。
結論としては、キャッシュフロークワドラントの複数に属して、分散された収入源を得るのが、リスク上も最も分散されていてよいのではないかと考えています。
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VF Corp. (Ticker: VFC) を買いました
updated [2017.1.21]
VF Corp. (Ticker: VFC) は何の会社?
VF Corporation (正式名称がVFですが、Vanity Fairの略です) は1899年に設立された会社で、43年連続増配銘柄であり、堂々のDividend Aristocrat (配当貴族)です。
Consuper Discretionaryセクターのうち、アパレル業界の会社でして、ファッション衣類や靴類を主に扱っています。The North Face、Timberland、Red Kap、Horace Small (The Force)、Eastpak、Reef、Vans、Lee等のたくさんのブランドを扱い、世界中で存在感を示している会社です。Jim Cramerの最近の推奨銘柄でもあるようです (笑)。
VFCの現在の指標
VFCは、2016年9月末時点で1株56.05ドルでした。
年間配当1.48ドル (年度で0.37ドルx4回=1.48ドル)、
配当率2.64%でS&P500平均以上であり、
EPSに対する配当性向は53.82%とまずまずです。
増配に関しては、去年の2015年12月4日に前期まで0.32ドルだったものから0.37ドルに増配しており、増配率は15.6%と、平均以上です。
直近5年間の平均増配率 17.0%です。
直近10年間の平均増配率 17.1%です。
TTM PER (trailing twelve month PER = 過去12ヶ月のPER) 20.38 です。
以上の値からから計算できるChowder Ruleは、
Chowder Rule = 配当率+5年平均増配率 = 2.64 + 17 = 19.6と、判断基準の12%を大幅に上回っており、Dividend Growth Investor 配当投資家としてはなかなかいい投資対象かと思います。現在の配当率の2.64%とまずまずですが、過去の高い増配率を今後も維持してくれるのであれば、期待できるのではないかと思っています。
さらに、Chowder RuleからPERを引いた値であるTweed Factorは
Tweed Factor = 19.6 - 20.38 = -0.78(マイナス0.78)とマイナスの値になってしまいました。
これは、プラスの値で、大きければ大きいほど良いようです。
David Fish氏のリストから選りすぐった98銘柄のランキングより
私が愛用しているDavid Fish氏の表2016年9月末時点versionを用いて、All CCC Companiesの778銘柄中から、連続増配が長いものを中心に98銘柄を選りすぐりました。このAll CCCとは、Champions(連続増配25年以上銘柄で、Dividend Aristocrats銘柄以外も若干含まれます)、Contenders(連続増配10年~24年銘柄)、Challengers(連続増配5年~9年銘柄)のすべてをあわせた銘柄群のことです。
このうち、VFCを除いた私の保有銘柄は24、VFCを入れた保有していない銘柄は74銘柄でした。
この選りすぐった24+74=98銘柄をいろいろな基準でソートしまして、VFCをランキングしました。
すると、74銘柄中、配当性向の低いほうからは42位で、上位半分以内に入りませんでした。配当性向の平均値56.50%です。
PERの20.38は低いほうから27位で、真ん中より少し上、平均値の23.19よりはマシ、という具合になりました。
しかし、銘柄選びのポイントはここだけではありません。74銘柄中、
5年間の平均増配率 17.0%は高いほうから17位、
Chowder Ruleは高いほうから16位でした。
健闘しています。
VFCの株価が52週最高値からかなり下がってきている状況で、それでもPERからは割安感はないものの、高い平均増配率も加味して、今は比較的買いの時期である、と判断しまして少し買うことにいたしました。
折を見て、また買い増しするかもしれません。
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米国株98銘柄を検討してみました (2016年9月末データ)
私が愛用しているDavid Fish氏の表2016年9月末時点バージョンを用いて、All CCC Companiesの778銘柄中から、連続増配が長いものを中心に98銘柄を選りすぐりました。
このAll CCCとは、Champions 107銘柄(連続増配25年以上銘柄で、S&P社の基準により選出されたDividend Aristocrats銘柄以外も若干含まれます)、Contenders 236銘柄(連続増配10年~24年銘柄)、Challengers 435銘柄(連続増配5年~9年銘柄)のすべてをあわせた銘柄群です。778銘柄の平均連続増配年数は13.7年となっています。
私が勝手に選んだ98銘柄は、ほとんどがChampions銘柄です。Champions銘柄の8割程度を採用し、その他の銘柄が若干です。判断基準は、「私がいつか買うかもしれない」あるいは「すでに持っている」銘柄ということで、多分に恣意的となっています。ただし、上記のChampionsはREIT銘柄も入っていますが、現時点で米国の個別REITは購入できないので省いており、その他、物理的に購入できない銘柄も省いており、そういうものを含めて8割程度ということになっています。 Champions銘柄以外は、具体的には、
Wells Fargo & Co. (WFC) 連続増配6年
Walt Disney Company (Ticker: DIS) 連続増配6年
Dow Chemical Compatny (DOW) 連続増配6年
Qualcomm (QCOM) 連続増配14年
Microsoft Corp. (MSFT) 連続増配15年
IBM 連続増配21年
Verizon Communications (VZ) 連続増配12年
Apple Inc. (AAPL) 連続増配5年
などなど。Champions + クオリティーカンパニーばっかりという感じですね。
データですが、連続増配年数が平均29.5年と、すごいことになっています。平均配当率2.75%、前回の増配率平均8.81%、3年平均増配率13.0%、5年平均増配率13.4%、10年平均増配率12.6%です。配当性向平均59.20%、PER平均22.84、PEG ratio平均4.16、PBR平均11.49、ROE平均23.56です。Chowder Rule平均16.2、Tweed Facter平均 -7.5(マイナス7.5) (Chowder RuleからPERを引いた値。プラスで高ければ高いほどよい。)ボラティリティを示す5年のβ (ベータ) は平均0.88と、若干1より低い数字となっています。
さらに、いろいろな基準でソートしました。配当投資家として特に注目すべき指標は、配当率、配当のEPSに対するPayout ratio (配当性向)、PER (Price Earnings Ratio)、5年間の平均増配率です。
10年~数十年と長い時間をかけられる投資家にとっては、現在の目先の配当率も重要ではあるのですが、それ以上に重要なのが、増配率です。先に挙げた毎年の平均増配率が高ければ高いほど、配当再投資と相俟って、将来受け取ることのできる配当がどんどんと雪だるま式に増えていきます。これを見る指標として、Chowder Ruleを利用すれば便利です。
ソートした結果、
1位 Helmerich & Payne Inc. (HP) の69.9
2位 Wells Fargo & Co. (WFC) の52.6
3位 U.S. Bancorp (USB)の40.6
4位 United Health Group Inc. (UNH) の37.7
5位 Church & Dwight (CHD) の35.5
となりました!
う~ん。今回の記事の目玉は、このランキングのはずです。
しかし!う~ん。
実は、この数字だけ見てもダメです。過去の値を見ているに過ぎないからです。直近に上げすぎただけかもしれず、この異常な値は長続きしないかもしれないからです。将来の連続増配余力が十分にあるかどうかを検討するために、配当性向やその他の指標とあわせて、業界・セクターも含めた判断をしなくてはなりません。
配当性向は低ければ低いほどよいのですが、あまり低いと、配当率そのものも低くなってしまいます。将来の増配を期待するなら、この配当性向が高すぎる銘柄は、増配余地が低いと見なければなりませんので、会社のEarningsが高まっていく見積もりをしっかりと見極めつつ、さらに配当性向の低い銘柄を探します。というわけで、配当性向50%以内である銘柄は98銘柄中38銘柄、配当性向60%以内であるものは98銘柄中57銘柄がランクインしました。
1位 C.R.Bard Inc. (Ticker: BCR) の20.55%
2位 HP (Hewlett Packard) Inc. (Ticker: HPQ) の23.96%
3位 Walt Disney Company (Ticker: DIS) の25.49%
少し前に買ったDow Chemical Company (DOW) は27.92%など、魅力的で将来の増配余地の高い会社もコロゴロしています。
先ほど挙げたHelmerich & Payne Inc. (HP) は、EPSがマイナスになってしまっているために、今期はそもそも配当性向が計算できません。UNHの配当性向39.12%で配当率1.79%、CHDは配当性向41.28%で配当率1.48%となっています。
WFCは配当性向37.53%でPERは10.93、配当3.43%、で、株価もまた下がってきており、買い増しのチャンスかもしれません。 USBは配当性向35.0%でPERは13.40、配当2.61%、銀行株ということで、もっと割安にならないと買いづらいでしょうか?バフェット師匠?
どうでしょうかね。
まあ、比較的安全だと思ったバリュー銘柄でかつ連続増配銘柄を拾い上げておいて、毎月フォローアップしていくためには、今のところ、このDavid Fish氏のエクセル表に如くものはなし、と思っています。こんな表を毎月アップしてくださる気前の良さと、使い勝手の良さに感服しています。ぜひ皆様もダウンロードして使ってみてください。
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え!?かかっていたの?
一応、決済用の準通貨ですから、これは驚きのニュースでした。そして、わたしがビットコインを持っていなかったことも明らかになります。(笑)
で、ビットコインの相場をそそくさと調べてみました。すると!!今年1年間だけで、ビットコインドル相場が2倍以上も変動があるじゃないですか!これは凄いボラティリティですね。
ビットコインに賭けて、投資対象にしようとする人がいるのも頷けます。
ビットコインに投資してもよい理由 (1) 高いボラティリティにより、高リターンを狙う (2) 他の資産との分散効果を狙う
しかし!
ビットコインに投資しない方がよい理由 (1) 発行体の信用度 (2) 金と同じく、配当や金利を生まない
人によって、どれをどう重く見るかはそれぞれです。投資してもよい理由は、まんまFXと同じですね。ゼロ・サム・ゲームですね。
ということで、ゼロ・サム・ゲームにはあまり興味のない私は、ビットコインを投資対象にすることはないと思います。
★もし投資対象にするとしても、資産の10分の1以下ですることをお勧めします。
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朝倉智也氏推奨のアセットアロケーションを考える
私も読んでいます。
何年も前の著書では、株60%、債券30%、金10%のアロケーションを推奨されていました。株のうち、日本株ははずし、先進国株と新興国株を半分ずつ、という分け方でした。債券は、先進国債券と新興国債券の半分ずつです。
今年刊行された著書では、株70%、債券20%、金10%のアロケーションです。今度は、日本株も10%入っています。そして、債券には、何と!ハイイールド債もブレンドすることを推奨しています。
面白い、と思いつつも、これでいいのかという不安にもかられます。もちろん、すべてインデックス投資を推奨でこの数字です。いろいろ示唆に富むものと思います。
まず、以前の株60%よりも、70%へと割合を引き上げていることには驚きました。超長期投資では、それでもよいのではないかと思いますが、たくさんの投資信託を見てきているモーニングスター社の社長が言うものですから、いいのかな?皆、リスクを果敢に取るべきだ、とより強く思っているものととれます。まして、債券のアロケーションにもハイイールド債というリスクの高い資産を入れているのですから。
まあ、アメリカ人FPの推奨するアロケーションも、若年層には70%、80%程度は平気で推奨しています。
結論からして、いつの時代も、アメリカ株のような強い株だと、どっしりと構えてアロケーションの70%を保つのは正解と思います。私も、長期間悩みつつ、結局似たような比率にもってきましたし。ただし、ディフェンシブな株をたくさん入れていないと、さすがに私は安心しません。
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竹川美奈子著「~(略)年利15%でふやす資産運用術」の誤解
updated [2016.10.15]
竹川美奈子の著作「金融機関がぜったい教えたくない年利15%でふやす資産運用術」を、以前読みました。この著書のタイトルには、え!??っと思うくらいの利回りが書かれていますよね。
ネタバレですが、これは、確定拠出年金をして下さい、という本です。そして、年利15%というのは、単なる、節税効果の年率を書いているだけです。
これは非常にミスリーディングなタイトルつけたよね、出版社は。という感想でした。出版社に勝手につけられたタイトルなのでしょう。
「年複利15%」と思ったら、それは間違い。
確定拠出年金では、拠出した分の最初に、年率15%前後のお得になります (各個人の所得税率により異なる)。
しかし、その後の投資結果は、5%になるか20%になるかマイナス10%になるか、どうなるかは全くわかりません。他の投資と同じです!
確定拠出年金の入門書としては、それなりに優れていますよ。今年、山崎元氏が出された著書「確定拠出年金の教科書」もですが
それにしても、毎年複利で15%が保証されている投資対象を、知りたいものですね!!過去のバークシャーハサウェイくらいしか、思いつきません!今からBirkshire Hathaway社の株 (Ticker: BRK-B) に投資しても、今後は15%のリターンが出る目論見はあまりないだろう (S&P500と同じくらいの期待リターンかなぁ) と、日米の多くの人が感想を持っている現状でしょう。
未来は神のみぞ知る。
でも、それでも、そして来たる暴落がまだいくつも待ち構えていると思いますが、投資を続けましょう!
Let's build a snowball!! 雪だるまつくろう!
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初!ドルで貸株金利をいただきました
何事も、初めてはワクワクしますよね。
10日足らずの計算で、保有時価に対して、約0.001%くらいのみでした。正確に何日間かはまだよくわかっていません。一年で、約0.1%程度の金利となる予定です。
少なそうに思えますが、ないよりはマシですね。配当3%なら、合計3.1%貰えることになるからです。
もし、3%の10年複利運用なら1.3439倍の運用結果になるところ、3.1%の複利運用なら1.3570倍となります。
また、3%の30年複利運用なら2.4272倍の運用結果になるところ、3.1%の複利運用なら2.4989倍となります。
これらの差を、少ないとみるか多いとみるか。 ピンとこない人は、信託報酬に0.1%の差があると思って、それが信託財産を徐々に蝕んでいく様を考えてみて下さい。
当然、私は0.1%の差は大きいと考えて投資に臨みます。
現在は、定期預金金利の0.1%上乗せも、相対的に大きい時代ですしね。
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updated [2016.10.15] [2017.4.7]
●「三井住友TAM-SMT米国株配当貴族インデックス・オープン」は、その名のとおり配当貴族 (25年以上連続増配銘柄) に投資するノーロードインデックスファンドである。信託報酬は現時点で 0.594% とやや高めだが、この指数自体が、S&P500やNYダウを過去アウトパフォームしていると言われていることから、補ってあまり余る投資対象と考えてもいいだろう。
●米国株ETFである「SPDR S&P米国高配当株式ETF (Ticker: SDR)」 (エクスペンスレシオ≒信託報酬 0.35%) は、同じインデックスをベンチマークとしている。
●このファンド⇒SDR、他ETFあるいは個別株へスイッチングするという選択肢も出てきた。
三井住友TAM-SMT米国株配当貴族インデックス・オープンという、インデックスファンドが最近出てきています。もちろん、あの、Dividend Aristocrats配当貴族に投資する、かつノーロードのファンドです!モロ、私好みのファンドですね。
では、このファンドは買いでしょうか?
投資対象としては、S&P500を、過去アウトパフォームしていることが言われています。まあ、将来に関しても私は信じ、そして相対的に低ボラティリティというイメージです (絶対はありません)。ノーロード (購入時手数料がゼロ) で信託財産留保額もゼロであるところは、評価できます。
次、信託報酬が、0.594% です。これ、純粋に言って、少し高いです。もし、他の米国株指数に投資するなら、「大和-iFree NYダウインデックス」が、現在、信託報酬 0.243% です。いい時代になってきましたよね。どんどん、信託報酬競争が起こってきました。これとの0.3%以上の乖離がありますが、堂々とこの0.3%以上アウトパフォームできると踏めば、アリとは思います!私はそれくらい、配当貴族には入れ込んでいますので、私はこの2つを比べると、米国株投資分は、NYダウやS&P500の代わりに全額SMT米国株配当貴族インデックス・オープンは大いにアリです。
このファンドに積み立てていけば、信託報酬は取られるものの、追加投資分も、常に分散されて偏りの (比較的) ない投資ができ、しかも、配当も自動で再投資することができます。配当投資家にとってみれば、この配当・増配・配当再投資部分がどれくらいかをだいたい計算に入れておくような必要はあるようには思いますが。
さてさて、米国ETFに、SPDR S&P米国高配当株式ETF (Ticker: SDR) というのがありまして、このエクスペンスレシオ=信託報酬が 0.35% です。同じ指数をベンチマークとしています。基本的に、似たような投資内容になっているものと思われます。これとの信託報酬差額が 0.244% もあります。これは一見、大きな違いと思いますよね。
信託報酬は長期で払っていくものであり、その多寡は考慮すべき重大事です。
という事は、為替手数料と初回の買い付け手数料を払ってでも、このSDRを買ってずっと保有していればそれはアリだろうと思います。しかし、そうは言っても、ファンドは、1円単位で申し込めるのが何よりの強みです。その意味で、まずはSMT米国株配当貴族を積み立てていって、配当貴族の個別株や、SDRなどのETFにスイッチングしていくという戦略が出てきうると思います。
このスイッチング対象には、広い意味では、他の高配当系ETF (HDVやVYMなど) あるいは増配関連ETF (VIG) でも代替可能です。
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私が米国株個別増配株へ投資する理由
私の現状の投資内容は、投資信託やETF等、たくさんの投資対象がある中で敢えて個別株へ重点的に軸足を置いています。基本的には、分配金の出ないファンドに投資しようが、分配金の出るファンド/ETFや配当を出す個別株に投資しようが、トータルリターンを意識しなければならないのは、大前提です。
その上で、投資戦略として念頭に置いているポイントは以下のようなものです:
●キャピタルゲイン分を利確しようが、配当/分配をもらおうが、プラスになるなら、いつかはその分に課税される。
●インデックスファンドは、ある意味、課税を繰り延べしながら長期積み立て&再投資を狙う金融商品である。
●ETFや個別株は、ある意味、その場で課税されてでも分配/配当をもらうために存在する金融商品である。
これらを回避したり有効利用したりするために、NISA口座や確定拠出年金を利用するのが一つの賢い方法です。
さらに、前回紹介したような配当貴族に投資するインデックスファンドや、バークシャーハサウェイ株 (BRK-B)、ジョンソン&ジョンソン株 (JNJ) 等の個別株が確定拠出年金でも利用できるようになればいいのになあ、と願っています。
インデックスファンドから米国ETF/個別株へスイッチングする理由:
(1) 究極の目的は、投資の結果複利効果で増えた配当を「自動的に再投資」⇒もらうことに切り替えることにある。
(2) ドル建てとなり、為替を考えずに計算出来てすっきりする。
最初から米国株個別増配株へ投資する理由:
(1) 個別株リスクはあるものの、信託報酬がゼロ。
(2) インカムゲインを得るため。そして、増配/配当据置き/減配がすっきりしていてわかりやすい。
(3) キャピタルゲインを狙うのではなく、「キャピタルゲインを確定させて別のインカム資産にスイッチングする」という行為を省き、その際に課税されることなく、インカムゲインを逓増させることができる。
(4) 投資を愉しむため。
私は、個別株投資で、インデックスをアウトパフォームできるとは、毛頭思っていません。有利かな~と思う対象を選んだりして楽しめるということが多少念頭にあり、以上の理由からしているにすぎません。
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私が確定拠出年金にイマイチ踏み切れない・なかった理由
確定拠出年金は、毎年の拠出分が所得控除となる素晴らしい制度です。NISA口座よりも優先すべき、と言っている人もいます。確かにそれはそうかもしれません。
メリットとして、運用益を途中売却、スイッチングしても課税されない事が挙げられます。課税は、受け取るときまで繰り延べされます。これは素晴らしいことです。その分、複利効果を享受できますから。
それから、受け取り始められるのは60歳以降ですが、「年金」扱いとして、年金の税制が適用されます。
ということは、年金の税制についても、ちゃんと出口戦略として詳しくなっておかなければなりません。これは盲点ですよね。
そして、私が、今まで何度か勉強してきたときに引っかかっていた、踏み切れない理由のひとつは、特別法人税です。これは、確定拠出年金内の資産全体から、毎年1.17%を税金として取られる、ということです。
げげっ。100万円だったら、毎年1.17万円じゃん。
今は、これはゼロに減免されています。これが今のところ2017年3月31日までしか、減免がなく、さらにその後まで減免を続けてくれるか否かはまだ不透明です。ダイジョブだ~、と思っている方もいるでしょうが、日本の税制もコロコロ変わりますから、いつ何時復活するやもしれません。
ということで、それぞれのファンドの信託報酬に、各証券会社・銀行等の手数料、この特別法人税を足してやると、ものすごい手数料高いじゃん!やめ、やめ!と思っていたのです。
毎月、毎年の手数料も、バカにならないくらい高いです。最安のSBI証券やスルガ銀行としても。あと、半額くらいには下げて貰わないと。
もうひとつ、確定拠出年金に踏み切れなかったのは、私がその対象者から外れる可能性があったからです。外れていた時期もありました。
もし対象者から外れると、新たに拠出できなくなる上に、さらにその場合でも、大した資産額でもないのに毎月手数料を取られ続ける、不利な資産となってしまいます。これが、踏み切れなかった最大の理由です。
これは、最近の大幅な対象者の拡充で、クリアできるようになりました。
少し胸をなで下ろしました。ほっ。
とはいっても、特別法人税を「廃止」してくれるか、各証券会社・銀行の手数料もっと下げてくれるか、そこを見極めてからでも遅くないと思っています。
さらに、確定拠出年金内で、米国高配当配当貴族インデックスファンドや、ETF、個別株、外国株、外債、個人向け国債を扱えるようにしてくれれば (アメリカのように!)、文句ないと思います。
要するに、既存のファンドだけではやや不満ということですね。
ついでに、毎月23,000円の枠から、もっと拡充してくれれば良いのになー。小規模企業共済の毎月7万円までと比較すると、何でこんな額なの?と思いますよね。
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投資計画は長期計画と5カ年計画の二本立てで考えるべき
投資計画を立てるとしたら、それは、取り崩し、使っていくことも計画の一部ですので、自分の余命までの計画を立てる必要があります。
このため、キャッシュフロー表 (CF表) を作成します。ここでいうCF表は、今年1年間のキャッシュフローではなく、将来までのキャッシュフローを年ごとに大まかに想定する表です。もちろん、そこには、自分の余命を読むという微妙な問題も入っています。
これは、自分と家族のファイナンス、および、様々なものにお金をかける優先順位を考える上で、非常に大切な作業です。
CF表をつくると、毎年目指すべき生活費、そこから毎年自由にできる余裕金額や貯蓄額、老後に欲しい必要額等が大まかに算出されます。
そして、毎年目指せる貯蓄額・貯蓄比率から、老後等の将来、実際に使える額も算出できます。
ここまで算出すると、自分の欲する額と必要額とのギャップが、あらわとなってきます。
そのギャップがある場合、投資を考慮します。本来、この作業なしには、投資は軽々には初めてはいけません。
CF表がある程度できると、次は、そこに投資も組み込んでいきます。
5カ年計画でしょうか。投資を考える、あるいは修正するなら、最低限これくらいはしっかり立てた上で投資判断を行いたいですね。
そして、常に余力を残しておくべし。
仕事を、いつも自分の100%の力でバリバリ続けられるわけがない、と考えるのと同様、投資にも、余力をある程度残しましょう。
逆に、ショボい範囲でいつまでもチョロチョロとした投資をやっていても成果があまりないのも、仕事と同様です。ある程度の拠出額を決定しなければなりません。
あくまでも、「自分のペースで」、今後の資金計画を、無理のない範囲で決めることが求められます。
もちろん、全額銀行預金でいく、というのも投資判断の一種です。
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ラップファンド、ファンドラップは買うな。
updated [2017.2.13]
最近、外債用に口座を開いているある対面型証券会社の担当から、電話がかかってきました。
それは、ラップファンドを買って下さい、という、セールス電話でした。しばらく前までも同様の電話がかかってきたのですが、それほどまでにして売り込みたいのですね。
その理由は?
単純明快です。証券会社が儲かるからです。すなわち、手数料がガッポガッポ入ってくるからです。何せ、毎年の信託報酬(のようなもの)が、1%をゆうに超えていますからね。
自分でノーロードかつ低信託報酬のファンドを選んで組み合わせて運用した方が、100倍マシです。
将来は誰にもわかりませんが、かかるコストは分かります。それをきちんと把握して、できるたけかからないようにするのがいちばん先決です。
そのためにも、投資を行う証券会社や投資対象を真剣に考えましょう。そしてリスクを計算し、アセットアロケーションを決定し、投資金額をコントロールすることによりリスクをコントロールしましょう。
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コカコーラとペプシコ、どちらを買うか
私は、米国株ポートフォリオで、コカコーラ社 (Ticker: KO)、ペプシコ (Ticker: PEP) のいずれも保有しています。
どちらも配当貴族 (Dividend aristocrats) です。米国の清涼飲料水市場は、現状、あまりいい環境ではありませんが、それでも魅力的な銘柄と思っています。
では、どちらを買うか?
私の答えは、「この二社なら、欲しいと思ったら両方買って下さい」です。理由は、どちらも長期の歴史といってよく、配当政策もゆるぎないと思うからです。競合はしますが両社とも魅力的なブランドに育っていると思います。そして、分散になります。それぞれの会社は、収益の柱が米国内が主か米国外が主かで差があります。ペプシコは、飲料だけでなく食品にも手を出しています。
過去20年間の株価推移を比較していると、PEPの方がKOの株価上昇率を凌駕していることがわかります。
じゃあ、このPEPを買いますか?いいえ、待って下さい。過去と未来は違います。仮に20年前に投資したとしても、その時点で将来の正確なリターンは分からなかったはずです。ならば、この時点だったとしても、両社に分散していたと思います。
両方買っていれば、そのリターンも平均になりますが、そのリスクも平均となります。将来がわからないからこそ、平均的に投資して、個別銘柄リスクを減らすのが正解です。どちらかがリターンが大きかったとしても、両社に投資していれば恩恵を受けられます。
もちろん、セクターごとに偏るリスクもありますし、国ごとのリスクもありますし、株に偏るリスクもあります。こういうものを含め、期待リターンがプラスと信じるものにどう分散あるいは選択と集中を行うか、そこが問題になります。
ポイントは、最初から「コカコーラを買いたい」ありきではなく、全資産の中での余剰資金はいくらで、そのうちいくらまでリスク資産に割いてもいいか、そのうちいくらまでを外貨建て資産で、食品・飲料セクターに割けるか。これを見極めることが最重要です。
そこで初めて、その額を例えばKOとPEPと伊藤園 (東証 2593) に等分しよう、というように振り分ける様に考えなければなりません。
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イギリス銘柄からの配当を頂戴しました
updated [2016.10.23]
今月、3つのイギリス銘柄から配当を受け取りました。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ (BTI)
ディアジオ (DEO)
グラクソスミスクライン (GSK)
の3銘柄です。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ (BTI)
今期配当 1.35 USD/株 Ex-dividend 月日→Payment 10月3日
前期配当 2.92 USD/株 Ex-dividend 3月16日→Payment 5月10日
株価 127.67 USD (10月3日時点)
年間配当 4.27ドル/株
配当利回り 3.34% (ttm yield)
PER 約19
ディアジオ (DEO)
今期配当 1.92 USD/株 Ex-dividend 7月28日→Payment 10月12日
前期配当 1.30 USD/株 Ex-dividend 2月24日→Payment 4月12日
株価 109.30 USD (10月12日時点)
年間配当 3.22 USD/株
配当利回り 2.94% (ttm yield)
PER 約24
グラクソスミスクライン (GSK)
今期配当 0.499 USD/株 Ex-dividend 8月10日→Payment 10月13日
前期配当 0.554 USD/株 Ex-dividend 5月11日→Payment 7月14日
前期配当 1,252 USD/株 Ex-dividend 2月17日→Payment 4月14日
前期配当 0.582 USD/株 Ex-dividend 2015年11月10日→Payment 1月14日
株価 42.39 USD (10月13日時点)
年間配当 2.88 USD/株
配当利回り 6.79% (ttm yield)
英国銘柄も、なんだかんだ言って、あとユニリーバ (UL)、HSBC (HSBC)、ボーダフォン (VOD) を保有しており、全部で6銘柄も持っていることになります。いつの間にか。
とは言っても、これらは世界の市場で活躍する企業でして、英国のみにとどまる企業ではありません。ブレグジット (Brexit、ブリテンのEU離脱) も何のその、関係なく今後とも繁栄してくれることを祈っています。
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理想の投資対象の条件3つ
私が投資対象に求めたい特性は、以下のようなものです。
(2) キャピタルゲインが得られる確率が十分にある
(3) コストが安く、極力手間がかからない
当たり前のような気がしますが、これら(1) (2) (3) を同時に満たす可能性の高い投資対象に投資したいものです。
米国債は、(2)を目指す投資対象ではありませんが、他の2つはまさに当てはまり、理想的です。
特に配当貴族などの優良株は比較的この基準を満たしていると思います。
不動産投資は、個別の投資対象により、大きく乖離があります。(1) のインカムゲインはある程度満たしていても、経年劣化に伴って賃料は下がってきます。さらに、昨今の現状では (2) は非常に怪しく、(3) は全然ダメな投資対象と思います。さまざまな手数料や税金、維持費がかかります。よほど(1)が魅力的でないといけませんが、いずれも経年劣化は避けられず、利回りは下がり続けるのが一般的です。
世界には、魔法のような、「無リスク高リターン」のような超確実に超短期間で莫大な利益を上げられるような投資対象はない、ということは注意しておかなければなりません。
平凡でしょうが、凡打を積み重ねて、いつの間にか良い成果が出てくることを夢見ながら、日々素振りを繰り返しつつ実践にも挑む必要があります。
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私は、自分の投資目標を、大雑把に、年間インカム約300万円あるいは3万ドル(最近の物価基準)としています。
なぜこの目標にしたのでしょうか?
↓ ↓ ↓
↓ ↓ インカム300万円を目指すか
↓ ↓
↓ この利回りを上げられるのか
↓
10,000万円を目指すか
なぜ、この金300万円という金額を目標としたか。
まず第一の理由は、資産を取り崩すよりも、資産から生み出されるインカムのみを生活費に充てることを目指すからです。運用中も受け取り中も、毎年どうなるかわからないキャピタルゲイン (orロス) を安易に求めるのではなく、確実なインカムを追い求めます。
第二の理由。実現の蓋然性 (がいぜんせい) の比較的高い値にしたかったからです。これだけあれば、生活には不自由しなさそうだからです。この300万円は、公的年金と個人年金保険は含んでいません。それらを含めるならば、500~600万円を目標にしたいですね。私が目指すべきは、巷で言われている「安心できる額」にさらに上乗せ少しです。 積み立て可能額、想定利回り (できるだけ保守的な利回りとして、5%程度を考えていることが多いです) から、この額の達成蓋然性はそれなり、と見積もっています。
ここでもし、インカム1,000万円!を目標にするなら、その原資は、保守的な利回りとすると3倍以上も頑張らないといけませんが、残念ながら、私の現在の資産と将来の給料の積み上げでこの額を達成するのは、さすがに無理があります。
この300万円という額についてインフレ調整も考慮したいのですが、株式等は理論的にはインフレが亢進すれば期待リターンも必然的に高くなってきます。しかし残念ながら、それは市場の期待であって、実情として必ずしも株式のリターンが上がることを保証しているわけではありません。なので、インフレ調整されるか否かは、自助努力では基本的にどうしようもない部分です。
一応、通過分散はこのインフレ対応の答えにはなっています。
日本円とドルに受け取り通貨を分散していれば、リスク分散にもなりますので、ドルで受け取る資産形成をしていくことは非常によいことと考えています。
第三の理由。1億円という額の確実な実現性に疑問があるからです。これは、キャピタルゲインの不確実性です。必ずしも一定でない価格変動率と、その標準偏差。常に変動幅が読めない中、期待リターンを式に当てはめたとしても、予想どおりにこの額に達する見込みは困難を極めます。確率論では計算できても、額が大きくなってくればなるほど確実にそのリターンを得られる確信度は心理的には低いと言わざるを得ません。実際にもし運用で1億円に近づいてくる場合、終盤では変動額の絶対値が大きくなってきます。そうなればそうなるほど、着実な高額目標は設定しづらくなります。
ましてや、その達成時期はもっと読めません。これに対して、インカムゲインの複利計算は、ある程度読めます。
例えば、金利3%の米国債を30年間複利投資すれば、インカムは30年で約2.42倍になります。ということは、最初に412,000ドルを投資すれば、初年は金利12,360ドルなのに対し、30年の複利運用で金利30,000ドルが達成できます。
もし、同じ3%配当の米国株で、減配がほぼなく、できる限り連続増配が望める株ならば、もっと早く、あるいはもっと少額スタートで達成できます。
キャピタルゲインで1億円達成して、これを3%配当または金利の出る投資対象に投資できる!と思う人は、そうすればいいですが、私はその自信はあまりありません。
これらの理由で、私は総資産額ではなく、インカム金額を目標に掲げることにしました。20~30年なら、もの凄く手の届かない目標とも思ってはいません。そしてそのためのツールとして、米国債、連続増配株、REITは三種の神器と思っています。 さらに、インカムゲイン3%想定として、その後キャピタルゲインを含めリターンがもっと大きかったとしても (例えばトータルリターン10%)、配当や金利といったインカム分 (3%) のみを使用し、残りのリターン分 (ここでは7%) は再投資されると考えれば、資産のさらなる増大が見込めます。
キャピタルゲインの積み重ねを目指した目標設定よりも、インカムの複利積み上げの方が、よほど蓋然性が高く、達成率も読めるものと思っています。皆さんはいかがでしょうか?
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updated [2016.12.4]
前回の記事とまったく同様の理由で、「億り人」を目指すのは、しんどいことだと思っています。
★前回: [231]
それよりは、その中間目標として「インカム10万円」「インカム50万円」「インカム100万円」等を目指していき、最終的には「インカム300万円以上」を目標にするのがよいと思っています。
300万円くらいになれば、時価で必然的に「億り人」となれるかもしれません。
以下、1ドル100円の単純計算としてシミュレーションしてみました。
シミュレーション1) 配当2%、連続増配率5%の連続増配株投資で、最初に投資して30年間配当再投資のみで追加投資しない場合。
配当再投資していくと、年率2+5=7%で配当が増えていく計算となります。ということは、30年後の配当額は1.07^30 (1.07の30乗) = 7.61倍となります。
最初に39.5万円の配当が得られる分だけ拠出 (配当2%ということで、約2,000万円) し、その後30年間配当再投資していくと、配当額は39.5万円x7.61=300.5万円となる計算となります。
目標額が半額の150万円でよければ、リタイアの30年前に約1,000万円拠出して同様の運用を行えば達成できます。
シミュレーション2) 配当2%、連続増配率4%の連続増配株投資で、最初に投資して30年間配当再投資のみで追加投資しない場合。
この場合、年率2+4=6%で配当が増えていく計算となり、30年後に1.06^30= 5.74倍となります。
ということは、最初に52.3万円の分の配当が得られる分だけ投資 (配当2%ならば約2,615万円)し、その後配当再投資していくと、30年後に52.3万円x5.74=300.2万円のインカムとなる計算となります。
このリタイアの30年前に2,000万円~2,615万円はきついでしょうが、もし最初に用意できるのであれば、積立で投資していくよりはかなり有利な複利効果が得られます。
シミュレーション3) 連続増配株投資で、配当2%、連続増配率4%最初に投資し、40年間配当再投資のみで追加投資しない場合。
40年もかけてもよい場合、年率2+4=6%の増加率より、40年後に1.06^40= 10.28倍となります。ということは、最初に29.19万円の分の配当が得られる分だけ投資 (配当2%ならば約1,460万円) し、その後配当再投資していくと、40年後に29.19万円 x 10.28=300.0万円のインカムとなる計算となります。
シミュレーション4) 配当2%、連続増配率5%の連続増配株投資で、30年間等額積立と配当再投資する場合。
年率2+5=7%と30年の年金終価係数は94.46です。毎年Z万円積み立てた場合、その毎年の積立額からの配当がZx0.02万円であり、これを積み立てていって300万円とすると考えるのと等価です。
3.18万円x94.46=300.3万円となりますので、求める毎年の積立額は159万円 (毎月13.25万円) となります。
シミュレーション5) 配当2%、連続増配率5%の連続増配株投資で、最初に1000万円拠出し、その後30年間等額積立と組み合わせる場合。
最初の1000万円からのリターンは、30年後に配当20万円x1.07^30=152.2万円となります。
年率7%と30年の年金終価係数は94.46で、積立で、残りの300万-152.2万円=147.8万円目指します。
例4と同様、毎年積み立てる額を求めますと、求める毎年の積立額は78.5万円 (毎月6.54万円) となります。
最初に1,000万円拠出し、その後30年間毎年80万円弱 (毎月6.54万円) ずつ積み立てていくと、インカム300万円が達成できるという計算となりました。
シミュレーション6) 配当2%、連続増配率5%の連続増配株投資で、最初に500万円拠出し、その後30年間積立投資と組み合わせる場合。
最初の500万円からのリターンは、30年後に配当10万円x1.07^30=76.1万円となります。
年率7%と30年の年金終価係数は94.46で、積立で、残りの300万-76.1万円=223.9万円目指します。
例5と同様、毎年積み立てる額を求めますと、求める毎年の積立額は118.52万円 (毎月9.9万円) となります。
最初に500万円拠出し、その後30年間毎年120万円弱 (毎月10万円) ずつ積み立てていくと、30年でインカム300万円が達成できるという計算となりました。
数字が雑然としている記事となってしまいましたが、いかがでしょうか。
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1億円シリーズ
[190] 毎月10万円投資で、30年で1億円つくる! [2016.9.11]
[191] 毎月5万円の投資で、1億円つくる!! [2016.9.11]
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[197] 1億円借りてきたら、それで1億円作ったことになる?? [2016.9.14]
[199] 1億円つくるのと、300万円のインカム源をつくるのと [2016.9.15]
[208] 1億円つくるために大事なこと6カ条 [2016.9.24]
[241] それでも、早く億り人になりたい? [2016.10.27]
インカム300万円シリーズ
[231] 私が投資の目標金額を年間インカム額300万円に設定した理由 [2016.10.23]
[232] 配当再投資では「億り人」は目指さないことにしよう。インカム300万円を目指すのに必要な原資は [2016.10.24]
[239] インカム300万円のシミュレーション続き(債券ver.) [2016.10.26]
[274] 以前の記事 [232] に対する玄米さんの質問と、その回答 (再掲) [2016.12.4]
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理想の投資期間
数年スパンの投資判断を積み重ねた結果、長期投資になります。仮に今から投資した資金分が、短期的に(私の思う短期は3年以下です)マイナスとなったり、大恐慌のようなことがあったりしても、過去の歴史が証明しているように、また上向きになる時期がくるものと考え、投資をやめないことが重要です。
私が、記事で平気で記事で30年、40年という期間を用いて計算しているのは、私が引退までまだ30年前後あるからですが、本当にどっしりと腰を落ち着けて投資しようと思ったら、やはり10年以上のスパンでみていかなければならないと思います。
子供が生まれた時に、その時点から投資を開始し60歳まで投資することとすれば、素晴らしい結果が夢見られることでしょう。
100万円を3%で60年間運用すれば、589万円になります。
100万円を5%で60年間運用すれば、1,867万円になります!
さらには、最近、理想の投資期間は永遠と思っています。
自分で使わなくてもよいと考え、資金を永遠に分割して(子孫に託してニューマネーを永遠に注ぎ込む)、永遠に時間分散して投資していけば、それだけ超長期の複利効果が期待できます。ものすごい結果になるのではないかと思います。
100万円も、3%で100年間投資すれば、1,921万円になります。
100万円を、5%で100年間投資すれば、1億3,150万円になります!
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ドル円のトレンドと為替政策の責任者
トレンド水準を言うのは、20ヶ月移動平均線を使うようです。ある著書では、120ヶ月移動平均線と書いてある本がありました。そうなの!?
ドル円の動きについては、もちろん、アメリカと日本の二国が関わっています。
一番重要なことは、為替政策について公式に発言ができる立場にあるのは、その国の大統領(日本では総理大臣)と、財務省ということです。FRBや日銀といった中央銀行は、脇役ということで、たまには財務省とは違う見解をもっていることがあることに気をつけましょう。
そして、アベノミクスでは、日本側の為替政策が米国に打ち勝って為替のトレンドが転換してきました。しかし、米国と日本の力関係、歴史的な動きと力関係が過去どうだったか、それは皆の知るところです。
アメリカさんの「ドル高を容認しない」政策がいつまで続くか。
私は、ドル安・円高になる局面を歓迎できます。円高になると、またドルがたくさん買えます!
そして、日本株がいかにドル円と相関しやすいか、それに比べて米国株はどうなのか、しっかり観察しておきましょう!
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米国株と密接な指標
この米国株市場を観察するとき、非常に類似した動きをする指標があります。
ISM製造業景気指数 毎月第1営業日に発表
ISM非製造業景気指数 毎月第3営業日に発表
この2つです。同じ景気の先行指数であり、当然といえば当然なのですが、ダウ30やS&P500とよく相関するようなので、これらの指標もウォッチしておくことは有用なのだと思います。
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AT&Tがタイム・ワーナーを買収、株価急落
去年、AT&Tは、DirecTVを買収したばっかりで、これを上回る買収額になりました。
タイム・ワーナーは、ちょうど昔私がTIMEを購読していた時期にAOLと合併して、世界最大規模とか言われていて話題になっていました。
そのタイムが、AT&Tに吸収されるなんて、隔世の感がありますね。それと同時に、アメリカ企業の凄まじさと、近年の生き残りをかけたダイナミックな動きには驚かされます。
さて、Time Warnerが買収されることになり、市場の最初の評価として、AT&Tの株価が急落してきました。
これは、また莫大な借金を抱えることによる失望などがあるものと思います。
私は、深刻な危機とは程遠いものと考え、この株価の下落を大歓迎いたします。
Tの株価は、40ドルを割れて、配当が再び5%を超えてきました。ここは、単なる押し目に終わるか、それともトレンドの変換なのか。もう少し注視しておきたいですね。
私はこれ以上買うと、全体のポジションに占める割合がオーバーウェイトになりそうなので。
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7,000ヒット!
前回の6,000ヒットが9月27日だったので、28日間での達成ですね。
たいしたことのない話題なのですが、インターネット上の投資の記事を見ていると、よく、インカム/キャピタルゲインに関する税金を度外視して記事を書いている人がいます。まあ、特にアメリカ人なのですが。それもきちんと考慮に入れて、記事にしてもらいたいものです。
例えば、現在のキャピタルゲイン分にかかる税金は20.315%ですので、税引き後は、79.685%で計算すべきです。しかしながら、実際は、所得税分15.315%と住民税分5%は別計算なので、多少の差は出るので本当に正確な計算はしんどいです。
何はともあれ、投資もブログも、粛々とやって参りましょう!
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インカム300万円のシミュレーション続き(債券ver.)
updated [2016.12.4], [2017.2.7]
以前の記事 [232] 配当再投資では「億り人」は目指さないことにしよう。インカム300万円を目指すのに必要な原資は [2016.10.24] について。
少し、シミュレーションをし忘れていました。
シミュレーション7) 30年間で、税引後金利2%の債券で投資する場合。1.02^30 (30乗) =1.81ですので、30年後に300万円の金利を得るならば、一括投資では8,287万円を最初に拠出しなければなりません。
シミュレーション8) 30年で、税引後金利3%の債券で投資する場合。1.03^30 (30乗) =2.42ですので、30年後に300万円の金利を得るならば、一括投資では4,132万円を最初に拠出しなければなりません。
シミュレーション9) 30年で、税引後金利3%の債券で積み立て投資する場合。年間終価係数が47.57ですので、毎年の積立額=300万円÷0.03÷47.57=210.21万円となります。毎月の積立額に換算すると、17.52万円です。
連続増配を目論むよりも、やはり厳しい値が出てきました。なかなか高いハードルではありますよね。
債券投資家も、いくばくかは期待リターンの高い金融商品を組み合わせて投資するべきなのかもしれません。
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金持ちマインドの達成と比較的現実的な目標設定
updated [2017.1.29]
金持ちには、大きく分けて2つあります。
(A) ストックリッチ
(B) キャッシュフローリッチ
(A) ストックリッチの1つの例が、いわゆる「億り人」です。では、この億り人や、それどころではないやんごとなき人たちは、この積み上がった評価額を取り崩しながら瀟洒(しょうしゃ)な生活するのでしょうか?
いいえ、きっと、彼らは取り崩すのは嫌がるでしょう。その資産を運用して、運用益のみで生活する道を選ぶことが多いでしょう。
そのため、遅かれ早かれ、(A) ストックリッチの方々も、(B) キャッシュフローリッチを目指すことになります。例えば、年間キャッシュフロー1,000万円、など。
本当の金持ちは、この、溢れ出てくるキャッシュフローのみで生活できる財産とそのようなマインドを持っている人のことを言うのではないかと思っています。
普通のサラリーマンの年収を超えるほどのキャッシュフローが生み出せるならば、経済的な理由のみでは労働をする必要はもはやありません。完全なるFI (ファイナンシャルインディペンデンス) 、あるいはファイナンシャルフリーの状態ですね。
私もこの状態を目指したいものだ、と思っていましたし、まだ願ってはいますが、常人の年収ではなかなか難しいものがあります。
結局、年間インカム300万円を掲げるに至りました。これも、時間をかけながら、仕事、残業を頑張りながらです。
もし、億り人を目指したとしても、超金持ちからした「やっと1億円に達した新参者」は、毎年のキャッシュフローが得られたとしてもせいぜい300万円〜500万円が限度で、奢侈 (しゃし) を極める生活は夢のまた夢です。
そう考えると、豪華な生活をするなら現在価値で2億〜3億円を目指さなければならない。果たしてそこまで達成できるの??となりまして、常人的な努力でできるのは、せいぜい年間300万円のインカムゲインまでであろう。
でも、年間200万円を割るキャッシュフローで生活しようと思うと、さすがに少し味気ないのではないか。
年間プラスアルファにさらにプラスアルファをエンジョイする目標と思っています。
このブログの趣旨のひとつは、「誰でもできそうな投資」「できればストレスフリーの投資」ですので、過剰なリスクを取りすぎずにできる範囲で、どちらかというと現実的な目標を掲げてその達成率を図りたいとおもっています。
Let's build a comfortable Snowball!
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それでも、早く億り人になりたい?
億り人になるためには、
①できるだけ多くの元手を稼ぐ
②できるだけ高い利回りを達成する
このどちらか、あるいは両方が必要です。
①として、やはり少なくとも1,000万円の元手は確保しないと、厳しいですよね。
それを②で10倍にする。これは、時間さえかければ、バリュー株でも可能と思います。
それをできるだけ短期で達成したい。そのためには、私がやっているようなバリュー株のみでは、苦しい所かもしれません。そこで、グロース株でテンバガー(株価10倍)を達成するのに近いことが必要になります。
私は、何度も何度も、新興株も取り入れようかと思ってきてはいます。しかし、いきなり全額を投資して、退場になることは避けたいものです。
このため、やはり、よりリスクの高い投資に関しては、資金の10分の1以下、あるいは投資の余剰益のみで行いたいものです。
グロース株で禁断のタイミング投資に乗り出すこととします。
バリュー株も安値を狙うべき投資ですが、グロース株では、さらに慎重に慎重に、石橋を叩いて安値を拾うべきとグレアムは説いています。はたまた勢いのある新高値を狙うか、など、投資手法がいくつもあり、どれが最も個人に向いているのかわかりません。
チャートによるタイミング投資のみを行う以上、損切りラインを設けます。逆に運良く含み益が乗ってきたら、再投資を行う上で、同じ株を持ちっぱなしよりは、どこかで利食いすることを選びたくなるでしょう。でも、それでは、大きな利益、株価10倍は遠のくかもしれません。資金を分割して数〜10銘柄前後に分散し、どれか1つで倍以上になることを祈りましょう。
さて。ここで、結局、成功する人はどれくらいいるでしょうか?残念ながら、確率的には、ゼロサムゲームで、1,000万円が1億円に高まってくるにつれて、達成できる可能性はどんどん低くなってくるのが、統計学です。
もし100人、1,000人がが挑戦したら、その平均は、やはり、市場平均という平均値に回帰してくるのです。平均より大きく乖離した値になる確率は低いのは当たり前です。
個人投資家として、平均を上回ることを期待するなら、同じくらいの確率で平均を下回ることを甘受する覚悟でないと。割り切った上で、億り人を目指しましょう。
ちなみに、グレアムの教えを受けた弟子たちは、平均すると皆、市場平均を上回っているそうです。これは、広い意味でのバリュー株投資手法の結果です。
バリュー株投資を上回るために取ったグロース株戦略が、皮肉にもバリュー株に仮に平均的に負けてしまうというセオリーが正しいならば、市場平均を上回りたい人はバリュー株投資を選択すべきなのでしょうか。
では、バリュー株とグロース株を組み合わせて投資しましょう。
広義のバリュー株と広義のグロース株を足したものが、全体の市場平均ですので、両方に均等に投資して、負けたくない投資をしたいと考えるなら、ハナからインデックスファンドに投資すればよい、と言う事になってしまうのではないでしょうか。
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横山光昭氏の新刊「確定拠出年金で利回り20%」の本を5分で読みました
たまに本屋でよく見る、家計の見直し専門FP(笑)の横山光昭氏が、新刊を出されていました。
正確には、『誰も知らなかった!「確定拠出年金」で利回り20%投資法』です。
またもや、出版社の餌食タイトルですね。
「誰も知らなかった」「利回り20%」は、キャッチーあるいはセンセーショナルな書名にして気を引こうという作戦です。
もう出版されてしばらく経つ、竹川美奈子氏の確定拠出年金の本と、同じです。少し、現在の実情に合わせた内容になっているのみです。
20%というのは、竹川美奈子氏の15%とまったく同じく、個人個人で比率は違うので、きちんと計算せずに鵜呑みにするのは早計です。
ということで、タイトルからいうと、山崎元先生の『確定拠出年金の教科書』が、圧勝です。
そして、この20%という数字については注意が必要です。最初の拠出分(毎月の積立額)にかかる税金が、本来払うべき所得税や住民税分を払わなくて済むようになるという意味の「お得額」が20%なだけです。本当に拠出した額から投資内容として20%のリターンを得ているわけではないことに注意しましょう。金銭的には同じことですが、キャッシュバックのイメージです。
その効果を例に挙げましょう。もし毎年24万円(毎月2万円)を拠出するなら、もし20年間、所得税率の枠が変わらないとして、20%分なら、年間4万8000円分ですね。これを20年間分積み上げると、96万円分のお得になります。わお。
実際は、ここから、機構や証券会社への手数料が毎年数千円〜1万円強くらいがかかりますから、それを差し引いてお得額を計算し、パーセントを割り引いて下さい。
別の投資により、たとえば20年間でこの20%分を上回る投資法を達成しようと思うと、複利ベースで年率約0.9%も上回る投資をしなければなりません。これを確実に達成できるかは神のみぞ知りますから、やはりこの確定拠出年金をしないわけにはいかないでしょうね。
さらなる注意点があります。
不動産投資や、自宅不動産投資で税金の還付を狙っている人、ふるさと納税をする人は計算がずれてくることになります。
それから、確定拠出年金の枠内で定期預金や年金保険をやるのは馬鹿らしいのでやめましょう。
Let's build a reliable snowball! (頼れる雪だるまつくろう!)
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シェブロンがようやく増配しました
四半期配当が、前回1.07ドルだったのに対し、1.08ドルに上げてきました。
増配はほば2年ぶりなのですが、連続増配記録としては、年間の配当は年ごとに若干ずつ増えたことになります。連続増配記録は保たれ、CVXの配当貴族としての面目は保たれました。
それと同時に、主にアメリカの株主たちは、会社の強い意志を確認し、一部の人は安堵の息をついています。これをもって、まだCVXへの投資を継続することを決めた人もいるようです。
私も、少しは安心しました。しかし、だからと言って、この会社が将来もずっと安泰というわけではありません。
まだまだ厳しい原油と世界情勢を睨みながら、綱渡りが続いていきます。
私は、シェブロンもエクソンモービルも、今よりもかなり株価が落ち込んでいた時に、更に買い増すことも考えてはいましたが、結局、買えずじまいでここまで株価が回復してきました。
本来ならば米国証券会社でできるようなDRIPs(Dividend Reinvestment Plan、配当自動再投資プラン)ができればいいのですが、これが現状できない点で、私は、その代替としてはHDVやSDYなどのETFなどにも投資することで、配当株へ全体的に薄く薄く再投資ができるのではないか、と思っています。
また、CVXのみと結婚するわけではありませんから、1銘柄に過度な期待をかけず、常に他の配当貴族銘柄などの投資対象へと、分散をすることを基本としていこうと思っています。分散と同時に、加重平均した連続増配率をできるだけ高く維持できるようにしたいと思っています。
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人口減少社会に入った日本と、まだまだ人口が増えるアメリカ
2010年、日本の総人口は1億2800万人程度でした。
それが、5年後の2015年に、およそ100万人減って1億2709万4745人に減少しています。このうち、65歳以上は約3346万人で、26.6%を占めるに至っています。
人口が辛うじてでも増えた都道府県は、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、滋賀、福岡、沖縄のみです。これが何を意味するか。
対して、アメリカ合衆国の人口は、
2010年に3億0976万人だったのが、
2015年に3億2160万人となっています。
昔は普通に2億人台でした。
どんどん、日本と差がついてきています。これなら、普通に考えて、国力や経済力にも大きな差が開いてきそうですよね。
日本ではなく、米国に投資したくなる理由の1つです。
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確定拠出年金の正確な理解(税金面)
最近、私は、確定拠出年金について、いくつかの記事を書いています。
確定拠出年金を勧める人の多くは、確定拠出年金は税金(所得税と住民税)が優遇になる、ということを盛んに主張しています。しかし、トータルの議論は足りていないことが多いです。
その1つとして、受け取る時の注意点が必要であることが抜けていることが挙げられます。拠出時(毎月)には控除されていた税額が、今度は60歳以降に受け取るときには別の形でかかってくる、ということを認識していなければなりません。
結局、ざっくり言うと、「税金の支払いを先送りしている」だけの仕組みともとれます。
確定拠出年金は、「年金」という言葉がついているように、60歳までは原則引き出せないようになっています。
その引き出し方には大まかに2種類あります。
(1) 一時金として受け取る(いわゆる退職金、すなわち退職一時金のように)
(2) 年金として毎年受け取る
(1)と(2)の併用も可能です。
それぞれの場合で、かかってくる税金と、控除の仕方が異なっています。
(1) の場合、一時所得として、退職金の特例に基づく計算式になります。
(2) の場合、雑所得の枠組み内になります。
それぞれの個人では、受け取る局面では、まず、
(A-1) 他の退職一時金がじゅうぶんにあり、退職控除額を引いても税金を払う状況にある
(A-2) 他の退職一時金がないか、少ないかで、退職控除額満額に満たない
この2つのどちらかであるかを計算します。
そして、
(B-1) 他の年金額がじゅうぶんにあり、控除額を引いても税金を払う状況にある
(B-2) 他の年金額が少なく、控除されてまったく税金がかからない
この2つのどちらかであるかを計算します。
もし、(A-1)かつ(B-1)に相当する人の場合(ほとんど当てはまる人はいないでしょうが(笑))どのような受け取り方でも、税金が結局はかかってくることに注意しましょう(笑)。さらに、この場合、社会保険料も、上がってくる可能性があります。
そうでない人は、(A-2)あるいは(B-2)のどちらを補填するか、という考え方になります。なお、ここの計算、目論見では、自分で入っている年金保険や、終身保険の解約返戻金を一括で受け取る/年金形式で受け取る、この方針も関わってきますので、色々やっている人は案外複雑です。
将来の問題点としては、日本の税制変更を甘受しなければならない、という点があります。
これについては、何とも言えません。できるだけ高い利回りを目指すしかありません。
これらの注意点を睨みながら、税金面で損のないようにも気をつけて(ここまでくると上級者ですが)投資を行っていくビークル(vehicle)を考えて行きましょう。
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つれづれなるままに、ブログ移転の検討も
まだまだブログの作り方に四苦八苦し、なんとか投稿記事数を増やしたり、過去の記事をブラッシュアップしたりと悪戦苦闘しています。
このブログでは、徐々に、ブログサイトリンクも硬軟交えて追加させていただいています。
今日、同じ80年代のゆ~ていさんが運用するブログ、
81年生まれが投資による資産運用を真剣に考えると相互リンク開始と相成りましたところ、ゆ~ていさんに、ひとつご助言をいただきました。
そして、唐突ですが、ブログの移転も前々から少し考えていたのを、計画、実行にいきなり移すかもしれません。ご承知置きを。
いずれにせよ、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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ポートフォリオのドル建て含み益が少なくなりました。それがどーした。
ドル建てでは、今年初めはプラス2%だったものが、年初来のリスクオフでマイナス5%をつけ、また盛り返してきてなんとプラス5.5%まで来ました。それが、またあれよあれよと下がって来て、現在時価でちょうどプラス1%です。
これは、取得価格からみた含み損益をアバウトで出しています。途中で追加投資していますが、基準価格として考えると、ドル建て基準価格102ドル→95→105.5→101ドルという推移です。
これが円建てだと、年初来より円高状況ですので、基準価格10000円→基準価格8900円くらいでしょうか。円建てでは絶讃マイナス中です(笑)。
しかし、私は、実を言うと円建てで考えるのがめんどくさくなって来ています。基本的に、ドル建てで考える方がすっきりしますので、ドル円は忘れてしまいたいのです。
それでも、円建てでも計算することを決めてしまっていますので、今後きちんと計算するようにしたいと思います!(サボっていました。お恥ずかしいことに)
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