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⛄長期投資法として米国株&債券 (米国債) によるインカムゲインを重視し、再投資を含む複利運用を目指します⛄

不動産整理が終わって、自分の不動産投資をどうするか?


実物不動産投資は、実質終わりました。ただし、財務的には、今年の確定申告が終わるまではまだ終わっていませんが。


では、私の不動産投資は完全に終わるのか?ブログタイトルにも不動産って書いてるけど引っ込めるの?


否。


REITへの投資は続けます。ただし、ポートフォリオに占める割合は小さくて良いと考えています。今のポジションはたったの1.3%です。最大10%にしていますが、この枠を大して上げるつもりはないですね。

その一番の理由は、優良?株に投資をしてセクター分散する方が、やはり堅実かと思うためです。REITのスキームでしっかり分配してもらうよりも、米国株の方が増配が目論めるのではないかと思っています。


米国REITは、米国株と同じくらいのトータルリターンが過去あるんですけれどね。
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積み立て投資で「上がっても下がっても嬉しい」は欺瞞である



よく、投資信託の積み立てを推奨する本などで、「積み立て中に基準価格が下がった方がトータルで成績が上がる」と言うことが図や計算付きで示されています。


これを持って、投資で「下がっても嬉しい」と思って積み立てよう!と宣伝されています。


この主張は、間違ってはいません。しかし、正確には、「インカムゲインとキャピタルゲイン/ロスを合わせた、トータルリターンの話として、積み立て中は基準価格が下がり、積み立て終盤で基準価格が上昇するならば、結果的にはそれがもっとも利益率が高くなる」であり、正しく理解するのが大切です。


ここまでの議論は、インカムゲインとキャピタルゲインを一緒にした話でした。(特に無分配型の)投資信託では、インカムゲインが再投資されてしまいます。これは、良いようで、悪い面も含まれていると私は考えています。


下がった後、未来永劫下がり続ける場合、以上の考え方は役に立ちません。




トータルリターンを考える上で、投資本来的に、リスク管理上も、「上がるのが嬉しい」と「下がるのが嬉しい」を同時に思うことは、二律背反にすらなっておらず、ただの欺瞞です。細かく分析すれば「嬉しい」の理由が違うという事になりますが、裏を返せば「下がったら悲しい」し「上がっても悲しい」という事に他なりません
両方楽観するのは両方悲観するのと同様に欺瞞であり、不健全な考え方と思います。



配当としてのインカムゲインは、「正しい配当政策」を行なっている企業の場合、純然たるキャッシュフローすなわち、フリーキャッシュフローという企業が本当に得たお金の中から支払われます。ですので、配当を得るという行為は、利益確定の行為の一種です。私は、この点を強く意識して投資を行っています。


株価は市場の評価に晒(さら)され、ミスター・マーケットにより常に変動しているので、トータルリターンは常に変動します。良い年もあれば悪い年もあるはずで、私のように投資の最初から数年連続でプラスリターンとなっている人も、最近では多い事でしょう。しかし、それに一喜一憂せず、多少の景気の波に呑まれても、動じないフリーキャッシュフローを稼ぐ企業に投資し、しっかりとその配当という実現益を得る。この考え方は非常に重要かと思います。




「キャピタルゲインが得られれば嬉しい」「インカムゲインが得られると嬉しいし、さらにそれが年々増えて行くともっと嬉しい」「キャピタル・ロスが発生すると悲しいが、ただし、ポテンシャルが良い企業の場合は市場の評価が下がれば、DPSやEPSが上がりPERやPBRが下がり、配当再投資や追加投資で有利となり嬉しい」と考えるのは、バリュー投資家の考え方と思います。これは、バフェットの言うように、どんな投資環境でも当てはめられる考え方ではないでしょうか。


「市場全体では評価が下がってもゼロにはならないから、悲しいけれども市場全体に投資していればそのうちまた戻るかも」だから「新たな積み立て分でキャピタルゲインが得られれば嬉しい」と念じられるのは、株式市場が長期的に右肩上がりであろうという願望から生まれた考え方であることを、充分認識しましょう。
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不透明な現状、見えない未来。分かっていることとわからない事を区別し、どう投資活動を行うか


世の中のお金の流れを勉強していると、わかってくることは多々あれど、わからないこともあります。

わからないことは、未来です。

1年後の株価は?金利は?為替は?

10年後の株価は?私の資産額は?

30年後の資産額は?日本の社会制度は?


わからないことだらけです。なので、今とる経済行動が、将来にどう生きてくるかはわかりません。

しかし、ピケティの原理 資本収益率 r > 経済成長率 g で示されているように、資本活動を行うことは間違っていないと信じています。




とは言え、どう投資活動を行うか?

それは、より確実性の高い投資を行うのが最適解です。


キャピタルゲインを毎年コンスタントに狙おうと思ったら、株式投資ではまず無理です。
確実なのは、債券投資。米国債を買って、流石のことがない限りは償還まで持ちきる。


では、それだけで本当にいいのか?


過去のリターンは、債券よりも株式の方が高いことが歴史が示しています。しかし、それは、たまたまそうであっただけで、それを元に「株式の期待リターンが高い」と言っているのみです。将来は、誰にもわかりませんが、「多分似たようなリターンに落ち着いてくるだろう、だから、債券よりも株式だ」と考えられているに過ぎません。

とは言え、米国債というフリーランチ (現在、約3%)よりもっと高いリターンを求める市場参加者により、市場参加者が日々、株価を動かし、3%をいとも簡単に超える値動きを創出しています。

そこに、リターンがある。リスクをとっているから、リターンがある。
高いボラティリティというリスクをとって、キャピタルゲインが確実に得られるか?



企業は、自己資本だけで資本が足りないと、借金をしてより大きな事業をして、借金の金利を上回る収益を上げるように努力をし、当期の収益をまた自己資本等に組み入れ、全体の事業を大きくしていきたいと考えている企業が多いと思います。

もちろん、無借金経営企業もありますが、全体の中では少数派です。

なぜ借金をするか?

それは、そのリスクをとるだけのリターンがある(と信じている)からです。その結果、事業が失敗することもあり、経営が行き詰まる企業もあります。

しかし、米国全体や、世界全体でみれば、その事業は成功し、株式投資家もプラスリターンを得ている。

だから、決められた金利しか得られない債券投資家よりも、株式投資家の方がリターンが高いと原理的に説明できそうです。

投資する対象を注意深く選び、事業により、EPS、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローがコンスタントに拡大している対象に絞ること。国、地域、企業。さすれぼ、リターンは読みやすくなるでしょう。


ここで、グロース株に期待し過ぎないこと。現在の株価が異常に高いなら、それは、正しい価値以上に払いすぎることになります。事業の持続性とEPS、キャッシュフローの伸びに期待するなら、正しい価値を見積もり、過剰に払い過ぎない。バリューを見極めて事業を買う。そうすると、やみくもに買うよりも、随分とプラスのリターンが読みやすくなります。


毎月の給料というキャッシュフローがあるうちは必ず生活費が上回らないようにして着実に貯蓄、投資に回す。将来の着地点はわからないけれど、アセットアロケーションと、それによる総合のリスクリターン比を調整し、利益の絶対値が上がるように努力をする。

さすれば報われん。




個人で分かっていること

毎月の給料・年金というキャッシュフロー
生活費
アセットアロケーション


経済活動で分かっていること

金利、金利のスプレッド
債券の持ちきり投資なら、そのリターン
企業の過去のキャッシュフロー、収益性、EPS、PERなど

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iシェアーズ 米国優先株式(PFF)についての個人的戦略




iシェアーズ 米国優先株式(PFF)というETFがあります。

日本人にも人気のETFです。

私も、一時的に持っていましたが、売ってしまいました。




なぜ買ったか

iシェアーズ 米国優先株式(PFF)は、分配金が約5.5%程度をウロウロしており、高分配です。さらには、毎月分配でおり、比較的珍しいETFです。だから、買いました。

米国人の推薦ポートフォリオで、キャッシュポジションの代わりに、ポートフォリオの10%分買う、という選択肢がおるという考え方も知りました。なるほど、その手もある。



なぜ売ったか

iシェアーズ 米国優先株式(PFF)は、信託報酬が0.46%と、高いです。これだけが売った理由ではありませんが、長期的には高い信託報酬を払うことになるので、他の債券投資と比べて、そのまで有利すぎると言うほどでもかいのではないかと思いました。

売った最大の理由は、私はまだtime horizen (時間軸) が数十年と長く、連続増配株投資の方がずっとリターンも利回りも高くなるであろう、と読んだからです。


また買いたいか

イエスです。ただし、条件付きの。
iシェアーズ 米国優先株式(PFF)は、やはり、利回りが魅力的に映ってしまいます。

では、いつ買うか?

① 歳をとってきたら。
配当成長よりも、その時点で利回りが欲しくなってきたら、買うかもしれません。

② 金融危機などで大暴落したら。
一時的には分配が少なくなるかもしれませんが、分散されていますから、超高分配が狙えるかもしれません、

いずれにしても、ポートフォリオの10%までと考えています。


私は、株式も、債券も、REITも、すべてはインカム狙いの投資をしていますので、これからも、全体のバランスを考えて買っていくものと思います。

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次はいつ暴落するの?



リーマンショックから戻してきて、もう、9年も10年もになります。

もう、3年ほど前から、「もう高すぎる」「一年以内に暴落する」と、言われ続けています。


では、いつ、暴落するのでしょうか?


ある本によると、8年に1回ほどのペースで大きな暴落が起こる、とされていました。

すると、私の場合、平均寿命まで生きるとしたら、あと5回ほどは暴落を経験することになりそうです。

しかし!だからといって、8年以上経っているからといって、もう暴落間近だ、とは、なかなか言えません。



いつ暴落するか?そんなのわかりません。本当は、タイムマシンでチャートを見に行きたいけれど。


しかし、暴落は「待ち遠しい」です。何故から、暴落によって、次のバブルの契機となるからです。

暴落がないと、その後の暴騰もあまり期待できなくなってしまいます。


暴騰したら、利益確定売りが入ってきて、少しちょうせいする。
暴落してら、次に買いが沢山入ってきて、また株価上昇の契機となります。


市場は常に変わり続ける。

だから、「いつ」ではなく、もしも「暴落したら」どうするか、「暴落するときのためにどう準備するか」を考えて行動しましょう。
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アセットアロケーションの大幅見直し中です



今も、アセットアロケーションについて考え続けています。

不動産がなくなり、アセットに大きな変化が生じたため、見直しが必要となっています。雪だるま兄ファンドを解体し、雪だるまファンドと統合し、アロケーションの策定を練っているところです。


思えば、私のポートフォリオは、年単位で変化し続けており、まだ、本当に定まっているわけではありませんでした。


問題点A アロケーション固有の問題

アセットアロケーションは、そもそも比率等を固定しないといけないのか?

保険の解約返戻金、出資金等 (流動性の比較的低いもの)も入れるか?

生活防衛資金もアロケーションに入れるか?

債券を組み込むか?どれくらい?


問題点B アロケーション前段階の問題

将来債務をどう見込むか。(住宅資金、教育費等)

将来の給料をどう見込むか。

貯蓄率をどう見込むか(生活費が上昇しそう)。

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あなたのアセットアロケーションに債券は必要か



私は、目下、アセットアロケーションについて再考、思案中です。

今の総資産のうち、株式ばかりに偏ってしまっており、一般的に言うと非常にハイリスクになってしまっています。それでも平静を保っていられるのは、投資にかなり慣れてきてしまった、と言うのがひとつの理由です。

慣れ、というものも怖いものです。つい5年前は、大量の株式を保有するなんて、考えも寄りませんでした。しかし、株式投資でも、債券投資の延長線上の考え方で行えることを知り、債券オンリーの投資で良い!というところから180度考えを改めてしまいました。そして、その状況に慣れてしまいました。

慣れてしまって良いのか?

良くないかもしれません。何故なら、債券投資はリターンが読めます(ナマ債券の場合)が、株式投資はリターンが読めないからです。だから、株式投資を全面的に信用してしまうのもいけない。


なら、どうするか。

伝統的な、株式:債券=50%:50%や、60%:40%のポートフォリオを組むのが、やはり、一般的には理に適っているものと思われます。


しかし!超長期的に見て、世界の株式と債券を混ぜたポートフォリオよりも、世界の株式オンリーのポートフォリオの方が、過去のデータではリターンが良いことは沢山の人が言っています。また、過去10年では、世界の株式ミックスよりも米国のみの株式ポートフォリオがリターンが高かったという事実もあります。

いくら株式がリターンが高かったとは言え、リスクは非常に高いです。ボラティリティが高く、枕を高くして眠れないかもしれません。リスク管理が求められます。


では、あなたは、「債券に投資せずに、株式のみに投資しろ」と言われたら、本当に実践できるでしょうか?

できない人の方が、できる人を遥かに上回ると思います。したとしても、キャッシュポジションを多めにとっている場合が多いのではないでしょうか。

また、短期的には株式にほぼフルインベストメントでも、スイングトレードの場合、決済するとキャッシュ(現金)ポジションがでてしまいます。これは真の株式100%ポートフォリオとは言えません。

かく言う私も、債券ポジションとして、米ドルのMMFを、それなりに保有しています。これは、いざと言う時の株式買い出動用の待機資金でもあります。

「株式ばかり買います」という人でも、追加資金としてキャッシュポジションや債券をそれなりの割合で有している方が、賢明である可能性があります。



待機資金があったとして、それを、金利のつかないキャッシュで置いておく、という手は、手としてはあり得ます。NYダウが歴史的高値を何度も塗り替えてきたここ数年間、慎重な投資家ほど、利確したりキャッシュを積み立てたりで、待機資金を増やしているものと思います。それを、すべて金利のつかなり現金で置いておくことは非常にモッタイナイと思います。

米国債もそれなりの金利に上がってきています。世界のもっとも安全な資産である米国債を保有しておくことは、リスクフリーレートが取れる、という意味で、もの凄く重要なことです。米国債は、貴重な資産の置き場です。どうしても値下がりリスクを嫌うなら、ドル建てMMFを買っておけば良い。



私が今考えているのは、債券(とりわけ米国債)をポートフォリオに組み入れることにより、生活防衛資金を圧縮できるという利点があると思います。なぜなら、米国債はリスクフリーで必ずプラスリターンが得られる(為替リスクを除く)からです。生活防衛資金を円預金や円定期預金、日本国債という旨味のほとんどない資産のみに置いて置くよりも、一部は米国債として保有しても良いのではないか、と考えています。


それで問題ないと考えられるならば、それも実質上のポートフォリオに加えてしまえば、ポートフォリオ全体の絶対額を嵩(かさ)上げすることが可能になります。絶対量が少ない株式100%のポートフォリオよりも、債券を例えば株式の3分の2ほど加えれば、ポートフォリオとしては株式:債券=60%:40%となりますが、リターンの絶対値が大きくなります。

個人の投資の場合、リターンの絶対値を上げるためには、投資額の全体を増やすことがもっとも重要です。

例えば、リターンが100%でも投資資金が10万円ならば、リターンの絶対値はたかだか10万円です。
しかし、リターンが20%でも投資資金が100万円ならば、リターンの絶対値は20万円です。
もしもリターンが5%しか得られなかったとしても投資資金が1,000万円ならば、リターンの絶対値は50万円です。




もちろん米国債は為替リスクがありますが、以下の3点を考えれば良いのではないかと思います。

① 今や、日本円のみを保有する時代は終わった。誰にとっても、世界の通貨、特に米ドルを保有しないという選択肢はない。日本円のみ保有している方が、為替リスクが大きい。

② 給料を得ている人は、新たに給料からの資金を着実に積み立てれば、多少為替損で減価してしまっても絶対値としては積み増していける。

③ 長期持ち続けることで、円高に振れたとしても、米国債を保有していれば為替損はある程度は金利で相殺できる。


米国債の金利を得てトントンとなる、いわゆるブレイクイーブン為替を下回らなければ良いのです。だから、ほとんどのケースでは円に直しても損しない可能性が高いかもしれません。ブレイクイーブン為替としては、私の尊敬する林敬一氏の著書『証券会社が売りたがらない米国債を買え』や同氏のブログを是非読んでいただいて、大和証券ホームページの外国債既発債券のところにある
トレジャリー・ゼロ(米国国債ゼロクーポン債)シミュレーター
http://www.daiwa.jp/products/bond/afr/tzr/simulator_tzr.html
を見るのが分かりやすいと思います。



以上の理由から、どの投資家も、債券、とりわけ米国債や米国MMFを買っておくという選択肢は常にあり得ると思います。
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35,000ヒット達成しました★あなたの投資は順調ですか?


本日、2018年9月20日、アクセスカウントが35,000ヒットを達成いたしました!

めでたいです。

前回、4月25日頃に30,000ヒットを達成して、148日間で追加の5,000ゲットとなりました。大したことはないですが、密かに喜んでいます。



投資は、どんな手法であれ、忍耐が必要です。

一に忍耐、二に辛抱、三に我慢。

投資手法を確立したら、ひたすらその方法、信条にしがみついて、下手な浮気をせずにじっと継続する。

投資手法が確立していないのなら、しっかりとブレインストーミングする。

Stick to it through thick and thin!



私は、不動産投資については、一にも二にも勉強が足らなかったのが敗因でした。しっかりしたシミュレーションも足らなかった。個人的には、不動産の目利きがレベル1〜10中、レベル7以上ない限り、実物不動産投資はすべきではないと思います。それほど、初心者には向かない投資と思います。

最近も、とある不動産投資のダイレクトメールが送られてきたところさらっと目を通してみましたが、東京都心の新築マンション約3,000万円、表面利回りはわずかな4.6%、35年ローンで金利2.25%、月々の持ち出し1万円での投資とのこと。最悪の部類ですね。どう最悪かが分かるでしょうか?


不動産投資は、IMO (in my opinion)、ほぼノーローンでの投資で、しかも、分散と流動性も鑑みるとREITがオススメです。J- REITよりも海外のREITが好みです。


極端なリスク選好タイプの方や完全に割り切れる方でない限り、ポートフォリオには米国債も加えるのが吉と思います。長期的には。


Let's make a big Snowball! ⛄️
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久しぶりに思い出した!チャウダールールは本当に使えるのか、その利用法

[]
yukidama





チャウダールール、チャウダースコアとは



以前のブログ記事より改変、転載予定


で、チャウダールールは本当に使えるのか



で、Chowder ruleは、本当に使えるのでしょうか?

結論的には、非常に有用なツールであると考えます。

しかし、株式という事業の一部を買っているわけですから、個々の株式の株価、四半期ごとの収益・キャッシュフローが本当に一定であるわけがありません。

本当に一定を目指すならば、その企業の債券を買えばいいに決まっています。リスクフリーを目指すなら、国債を買えばよい。

事業に投資し、そのしっかりとしたキャッシュフローに基づく配当政策を確認し、しかも収益とキャッシュフローのコンスタントな増加を期待するなら、自然にその企業のバリュー(根源的価値)の高まりを見定められます。これの投資家目線での「配当」の再投資を含めた増加率を占うのが、その時点でのチャウダースコアのもつ意味です。

経済環境により、企業の収益はどうしても変化してきます。この意味で、株式投資なんて、絶対ではありません。しかし、マーケット全体が悪くなって、ある企業の事業の利益率や成長性が鈍ったとしても、過去5年間の平均増配を高く保っている企業 = 高いチャウダースコアを保っている企業ほど、配当性向にも余力があるかぎり、相対的に配当成長余力が高い傾向にあると思います。


チャウダースコアの個人的利用方法



利用法(1) 同業種間の企業で比較する

例えば、同じ公益株のセクター内で比較するとき、サザン (SO)、ドミニオン (D)、デュークエナジー (DUK) で比較しようとしたら、それぞれの利益率、配当性向、配当率、成長性をそれぞれ単独で比較しようとしてしまいます。

現在の配当に目がくらむと、一番配当が高いのはサザン (SO) ですね。しかし、将来の成長が高い方が、長期投資での配当も高いかもしれませんので、チャウダースコアを比較します。


利用法 (2) 同じ企業の過去の値と比較する

チャウダースコアは、ある企業の点としての値ではなく、5年間の速度を表しています。この速度の違いをみることは非常に有意義です。過去と比べて、今は投資時期としてどうか。
また、その前の5年間と比較することで、加速度を見ることができます!!


利用法 (3) 異業種間の企業で比較する

サザン (SO) と、Procter&Gamble (PG) と、ディズニー (DIS) を比較しよう!という、一見無謀な比較もできます。









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雪だるまファンド基本運用方針-改訂第4版-
附則-雪だるま兄ファンド
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投資方針の改定作業に難航しています。その変更点とは。投資方針を変えるとはこれ如何に!?

このブログは fc2 ブログを利用させてもらっています。昨日、遅ればせながら、スマホのアプリがあることを知りました。ちょっとそれを利用してみます。 投資方針の改定作業に、現在難航しています。 難航、と言うか、時間がないだけです。 ですが、投資の骨格はもう決まっています。重要な変更点はありますが、投資手段が一変することはありません。 変更点1 雪だるま兄ファンドを解散する。 実物不動産から逃れられたことより、めでたく、そのために存在した兄ファンドを解散します。その残渣を雪だるま弟ファンドと統合して、方針を練り直します。 変更点2 アセットアロケーションの変更 アロケーションを変更することはもう既定路線です。しかし、その割合について、作業に難航しています。 ここが大きな投資方針の変更です。 理由は、ポートフォリオは拡大したいですが、その為に取りうるリスクが変わるからです。具体的には、待機資金、債券性資産、それから生活防衛資金の一部を相当量組み込みます。 変更点3 長ったらしい文章を簡潔にする もともとの投資方針も、要領よく簡潔にしていたつもりですが、それでも長いです。ポートフォリオの理念はもうこのブログの要所に表していますので、ばっさりと行きます。
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