[109] ウェルズ・ファーゴ (WFC) を納得できる株価で買いました [2016.3.5]
満を持してですが、
2月25日に、
ウェルズ・ファーゴ (WFC) 株を買いました!
Dividend Growth Investor (DGI)
の立場からすると、
リーマンショック時に大幅な減配
をしてしまっているので
評価点が下がってしまっていますが、
Wells Fargo (WFC) は、
泣く子も黙る「バフェット銘柄」です。
DGIとしては「減配⇒売却候補」という思考過程になるのですが、
Buffetは、それでも持ち続けている銘柄です。
Buffetは、減配の事実のみでは、
いい会社で「なくなっている」と判断しているわけではない
証左ですよね。
シーゲル/バフェット目線では、
「金融」株の中では、
Wells Fargoはいまなお、
米国内で競争優位性の高いであろう地位に
に君臨しており、
バリュー投資家としては、
直近の数年間では
他の銀行株と比較してもPERが比較的低く、
なおかつ、2016年に入ってきてから
株価の修正が入ったことで、
さらにPERが下がり、
配当率も魅力的な水準になってきた、
という状況です。
今年に入って直近で、
複数のアメリカ人が「買い」のサインを送ってきており、
Fair valueが60ドル前後、
としている人もいました。
自分のポートフォリオでは、金融株としては
TROW (T. Row Price; 資産運用会社、
Dividend Aristocratsのひとつ) と
PFF (優先株のETFだが、
事実上、金融株が大半を占める)
しか保有していませんので、
2016年2月25日未明、購入に踏み切りました。
幸いにも、3月5日までの状況では、
全体の相場が上がり調子になってきたのとあわせ、
WFCの株価も上昇基調に入りつつあります。
短期的な売買タイミングとしては、
まずまずのところだったんでしょうね。
「落ちるナイフ」を掴むような買い方は
嫌うのでしょうが、
バリュー投資家は、
割安で絶好の「買い」だと言える」ような
バリュエーション状況が到来していれば、
それがどんな状況であれ、買えるのです。
ここからは、ある意味妄想の域ではあるのですが、
ある程度時間をかけて
精査、とまでは言わないものの、
watchし続けていた銘柄を
「ついに手に入れた!」
ことからは、
達成感と同時に、
より親近感がわき、
「自分のビジネスの一部」
として感じられてきます。
「単なる値動きする株を持っているのではなく、
ビジネスを持っている」んです。
多少の値動きくらいでは、
自分の家を簡単に手放したりしないのと同じです。
債券的な持ち方です。
さらに、家族になったような感情が湧いてきます。
きっと、
そのような株の買い/持ち方であれば
しめたもので、
ずっとholdできるのかもしれません。
それは、コケることがなければ、
「かけがえのない財産です。
個別株の「リスク」とどう向き合いつつ、
その優位性やバリュエーションを理解するか。
これは、
インデックス投資では味わえない
醍醐味なのではないかと思っています。
自分でやっていることが、理解できているのであれば。
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