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[131] 日本人は投資をすべき。だが、日本人が真剣に考えるべきアロケーションとは [2016.5.24]など、⛄長期投資法として米国株&債券 (米国債) によるインカムゲインを重視し、再投資を含む複利運用を目指します⛄

[131] 日本人は投資をすべき。だが、日本人が真剣に考えるべきアロケーションとは [2016.5.24]

updated [2016.5.25] [2016.5.26] [2016.5.27] [2016.7.14] 一部訂正/改変/追記しました



日本人は誰でも、投資をすべきです。

その大きな理由は、資産の保全のためと、一部の資産へ集中することによるリスク低減のためです。

では、いつ、何にどのように分散投資すればよいのでしょう?


資産がもし、今から永久に上がり続けるなら、今、全額、買うのが正しい投資行動です。

資産がもし、今から永久に下がり続けるなら、今、全額、売るのが正しい投資行動です。

でも、みなさん、今、その投資判断の時期としてこれらの2つの是非を問われるとしたら、おそらく「どちらもありえない」と言うでしょう。


では、どうするべきでしょうか。
今、一部、有価証券等の金融資産を保有しておき、一部は現預金で保有するのが正解ということになるでしょう。

そして、できるだけ割安のときに、たくさん買えるように資金を貯めておく。
もし、皆が挙 (こぞ) って売り、売り込まれて値段が下がり、皆が総悲観モードになっている時に勇気を持って買えるか。
これに尽きることになります。


しかしながら、その割安となる時期・底値がいつ来るかわからない以上、金融資産を保有すべき割合や現金比率、あるいはアセットアロケーションに、正解はありません。

各個人が考えるしかありません。
FPなどの他人に任せる、またはバランスファンドに任せる、としても、そのあまたあるFPなりバランスファンドなりをを選ぶのは結局、あなたです。
(もし、FP等に、アロケーションに関する相談コストがかかるとしたら、余計なコストを払わずにあなた自身が決める方が安上りです。)


昔から言われているアセットアロケーションに関する一つの答えは、等分散です。日本株と日本債券と海外株と海外債券
に等分散、株と債券と不動産に3等分する、など。

他には、世界の市場の割合ごとに分散、という答えもあります。


アセットアロケーションの目安や推奨の分散対象は、インターネットで検索すれば山ほど出てきます。

では、それを鵜呑みにしていいか。



日本人としては、アロケーションを組むとき、日本債券クラスにどれくらいのアセットを割り振るかが、過去のデータからはボラティリティないしリスクを低減するためのキモとなっています。


日本円の定期預金は日本債券クラスに分類され、

日本円普通預金も事実上は、日本債券としてのアセットクラスに分類できるでしょう (厳密には違いますが)。



ここで、言っておきたい重要なことがあります。
日本債券クラスも、多くの日本人にとって、実際問題はできるだけ外してしまってもよいのではないか。
ここを強調したいと思います。

それはなぜか。

フローとストックの考え方からです。

多くの人は、日本円で、給料や年金を得ています。
これは、事実上、日本債券からのリターンとしてのキャッシュフローである!!!
と読み替えられます。

定期的な収入は、債券からのキャッシュフローという概念に変換可能で、その債券を保有していることと同義に置き換えられます。

このため、多くの日本人は、莫大な日本債券クラスを資産として抱えていることになります。
例えば、年収300万円の人で、社債金利3%とすると、1億円分の日本債券を保有しているのと同じ、と言えます。

ということは、日本円で獲得するキ給料の中から拠出して分散投資するのであれば、できるだけ、定期預金等の日本債券クラスでなく、海外債券クラス・海外株式クラス・日本株式クラス等に分散させないといけません。


分散する対象の中から、一番の低リスクを選ぶなら、やはり、海外債券クラスを選びましょう。
このブログでの推奨は、米国債のナマ債券 (直接、銘柄を保有すること) です。

[112] 米国債は最強の安全資産。その戦略は [2016.3.17]


しかし、それだけでは味気ないなら、海外株式クラスも選びましょう。このブログでの推奨は、アメリカ中心のバリュー株ないし連続増配株投資です。


この二つのクラスに比べると、日本株式クラスへの集中投資は、日本円という為替リスクの取りすぎになります。

日本円による資産しか持っていないと、円高になる場合は海外通貨建てで価格が上がりますので良いですが、円安が進行してしまう場合を考えると、海外通貨建てで事実上減価してしまうことになります。


日本人にとって真に必要なのは、できるだけ日本以外への分散です!!!
海外の通貨を持たないといけません!



日本円での給料や年金という莫大な日本債券クラスを持っているなら、海外資産をもつことがいちばんの分散であることに、疑問を呈する余地があるでしょうか??

海外資産への分散は、世界標準の資産運用の鉄則でもあります。
通貨分散は、世界中であたりまえの行為です。

米国債は世界の基軸通貨ドル建てで、かつ世界で最も安全とされる資産ですから、分散先のひとつとしては、最高です。


私は、できるだけポートフォリオにおける日本はずしを目論み、(すべて排除するのは事実上無理ですが) 紆余曲折の末、海外株式、海外債券を営々と積み上げてきています。結果的に、ポートフォリオは日本株はずしのポートフォリオになっています。
米国株メインの投資により、心穏やかに夜眠れます。


投資を開始して4年以上と相成りますが、私は、もし日本円しか持っていない、という人に出会ったら、「大丈夫かな?」と思うくらいになりました。(実際には、日本円しか持っていない人が大多数なんでしょうが^^;;)



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