長期投資では、価格変動に慣れるしかない
長期投資家を目指すならば、順風満帆なマーケットばかり、ということはありえません。
これからずっと未来永劫、株価の大きな振れ幅があることを覚悟しなければなりません。すぐ、今日明日にも暴落が始まるかもしれません。
株価が短期で10%下がることなんて、ザラです。
では、その価格変動にうまくつけこんで、移動平均線の短期線が長期線を下から上にクロスするところでうまく安値で大きく買い込み、今度は上から下にクロスするところでパッと手放し、また次の波で同じようなことを繰り返しーーーーということを、あなたは年中、これから何年~何十年にもわたって繰り返せますか?
それができる人は真の相場師で、おそらく儲け幅は莫大になるでしょう。しかし、それはマネーゲームであり、ゼロサムゲームです。今まで、多くの個人投資家が死屍累々と積み上がってきて、一握りの投資家に富を奪われてきました。
このようなことを念頭に置けば、誰もが真似のできる、ある意味再現性のある投資方法は、「簡単には売らず、持ち続け、資金を増やし続け、複利効果を存分に発揮するための長期投資」です。
この達成の為には、相場の荒波を乗り越え続けて、長期・超長期では複利効果を積み上げて、インカム源となりうる資産を築き上げる必要があります。
積み立て投資することにより、平均取得価格をできるだけ平準化・下げて仕込み続けることが可能となります。
このための有用ツールの
第一がインデックスファンドないしETFで、
第二が優良な米国株、
第三には米国債(ゼロクーポン債など)
と申し上げておきます。
そうして積み上がった資産が景気の波を越えて大きく上がった暁には、少しずつ、米国債などの安全資産に組み替えていき、リスクフリーのキャッシュフローを得るようにするのが得策と思います。
ただし、株が信用できない、上がりっこないと思う人、または、そこまでの期間がない人にとっては、最初からナマの米国債を積み立てていくことをお勧めします(金利が現在低いので期待リターンが低いですが、しかしながら確実に結果が読めます)。
もちろん、これらの過程に連続増配株を噛ませるのが良いと説いているのが、このブログの主旨になります。
大きく積み上がる、それまでの間は、下がってもある程度上がっても、耐えて耐えて耐え続け、その相場変動に徐々に慣れていくしかないでしょう。いえ、少しずつ増やしていくにつれ、強制的に慣れてきます。
株価変動は、絶対額での上下幅を見るのではなく、相対的な%で見るように努めましょう。
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