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HPが2年ぶりに増配。なのに、配当貴族の地位は変わらず!?など、⛄長期投資法として米国株&債券 (米国債) によるインカムゲインを重視し、再投資を含む複利運用を目指します⛄

HPが2年ぶりに増配。なのに、配当貴族の地位は変わらず!?

HPといえば、皆さんHewlett Packardをイメージしますが、Ticker symbolでは、アメリカの割と古くからの石油・ガス採掘会社であるHelmerich & Payneです。

連続増配銘柄としては比較的名もあり、dividend aristocratsの1つです。私も少し保有しています。

今月、HPから四半期配当をいただきました。ほんのわずかですが、増配しています。

前回、1株あたり0.6875ドルだったのが、0.7ドルに増配しています。増配率は1.82%です。

今回の配当は、declared dateが6月1日、Ex-dividend date (日本でいう権利落ち日) が8月11日、Record dateが8月15日、実際に支払われるPay dateは9月1日です。

Ex-dividend dateで言って、HPの配当月は2月、5月、8月、11月です。

米国株の増配パターンとして、四半期ごと配当の株は、増配してから4回、1年分は同じ配当額が維持され、また1年後に増配するパターンが多くなっています。

それが、ここ数年のHPは変則的でした。

2014年8月分は、その前の0.625ドルから0.6875ドルへ増配がなされましたが、その1年後は増配が見送られ、0.6875ドルに据え置かれてしまいました。

あれ?ここで増配ストップじゃないか!

と、普通は思いますよね。ここで、もう少し観察しましょう。

2014年2月 0.625ドル
2014年5月 0.625ドル
2014年8月 0.6875ドル
2014年11月 0.6875ドル

2015年2月 0.6875ドル
2015年5月 0.6875ドル
2015年8月 0.6875ドル
2015年11月 0.6875ドル

2016年2月 0.6875ドル
2016年5月 0.6875ドル
2016年8月 0.7ドル
2016年11月 0.7ドル

それぞれの年で、配当を合計してみて下さい。すると、
2014年合計 2.625ドル
2015年合計 2.75ドル
2016年合計 2.775ドル
となりました。すなわち、2年ぶりに増配しても、年ごとで計算すれば、増配が維持されているように計算されるのです。

この事実から、dividend aristocrat 配当貴族の座をすぐに追われるわけではないという計算になるのです。

何だか、狐につままれた気分になりますよね。でも、減配するよりはマシ、と考えて、経営努力に期待しましょう!

同じような理由で、今年、シェブロン Chevron、来年キャタピラー Caterpillarの増配に期待しています。
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