昨晩はトレードせず。米国工業株が好感され上昇。まだ待ちます
updated [2016.11.12]
日本時間で昨日の、米国でのトランプ大統領誕生。
米国市場では、トランプ氏の最近の発言などから、工業株などが好感されて上昇しました。反対に、公益株は下落しました。私はトレードはとりあえず見送りました。
私は、工業株は、スリーエム(3M、Ticker: MMM)、キャタピラー(Ticker: CAT)、エマーソン(Ticker: EMR)の3種類を保有しています。どれも、3%以上の株価上昇率を見せました。もちろん、予断は許しません。
この株価上昇や、その他の値動きが全て組み合わさって、チャートを描いていきますが、この動きは年間の騰落率のほんの一部を構成するにすぎません。投資はまだ数十年以上は続けますし、手仕舞いする理由は現段階はありません。そう簡単な理由では売りません。
トランプ大統領になったからといって、トランプ関連の「有望そう」な企業にわざわざポートフォリオを偏らせるのは間違っています。もちろん、方向性は多少ずれることもあるでしょうが、米国全体の市場のうねりをとっていくためには、どちらかというと各セクターに満遍なく分散していく必要があります。その為には究極的にはインデックスファンドがよいのかもしれません。
しかし、私はある意味「趣味で」個別株をやっています。それは、インデックスには結果的には勝てなくてもよいと思っているからです(本気で)。
基本的に私の株式ポートフォリオは、
①現状では米国株と英国株のみで、
②大型株中心で、
③まだ評価が不安定な成長株よりは、広義のバリュー株嗜好であり、さらに、
④平均よりも「長く」存続している企業で、
⑤自社株買いやしっかりした配当政策を行なっており、結果的に連続増配歴の長い企業(Dividend Aristocrats配当貴族など)、あるいはこれから連続増配しそうな企業を多く組み入れる
といった特徴をもっています。
インデックスにはパフォーマンスが劣るような場面もあるものと思いますが、保有株は約30銘柄を数えるようになっており、②③④⑤の結果、全体の値動きはNYダウとほとんど同じでありながら、若干は低β(ベータ)なポートフォリオとなっています。
低βとは、市場平均よりも値動きが小さい、すなわちボラティリティが低いということです(低ボラ)。この戦略では個別株リスクは排除できないのですが、その企業の根源的価値を信じていることも併せ、どちらかというと個人的にはインデックス投資よりも精神的には楽チンです。
また、上記①②③④⑤の特性のため、短期でのキャピタルの上下はさほど気にしません。下がった方が再投資や追加投資が有利にできる!ため、株価が下がると逆に嬉しくなります。時にはそう思うように自らマインドコントロールしています(笑)。
これは、インデックス投資家と共通のマインドだったりしますが、これこそが配当成長投資家の特性です。しかし、目的としては、着実なインカムゲインの増加が念頭にあります。
トランプ大統領になったからといって、米国に根ざした大企業がそう簡単に屋台骨がそうそう崩れるとは思いませんので、私はこれからも今のポートフォリオを大幅変更することはないと思っています。いままでどおり企業努力を行っていって、株主に大いに報いて欲しいものです。
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