50銘柄にのぼる米国配当貴族株リストを眺めてみよう!
配当貴族 Dividend Aristocrats
配当貴族株とは、25年連続増配している株のことで、狭義には、米国株で、そのうちS&P社が認定しているものを言います(笑)。たまに、S&P社のリストに入っていないのに、米国人などが「配当貴族」と言っている場合がありますので注意しましょう。その場合でも、きちんと25年以上増配を続けているのに、理由不明でS&P社に除外されてしまっているケースがあります。
25年ということは、少なくとも25年は絶え間なく配当をしている株式で、さらに毎年のように売り上げや利益を伸ばし続け、株主への還元策のひとつとして、25年間以上配当を上げ続けている株式のことです。
ですので、この配当貴族というステータスは凄いことであり、まさに貴族といって相応しい地位てあり、他の新興会社からも羨望の眼差しで見られます。長い実績に裏付けられたタイトルであり、米国民からも大人気の株です。
たまに、かつてファイザー社がそうであったように、貴族であっても途中で没落してしまう貴族もいるのですが、多くの会社は意地でもそのステータスを維持しようと頑張り、そのためにも経営努力を続けています。
では、どんな会社があるか見てみましょう。
Consumer Staples (生活必需品)
アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド Archer-Daniels-Midland (ADM)
ブラウン・ファルマン Brown-Forman (BF-B)
コルゲート・パルモリーブ Colgate-Palmolive (CL)
クロロックス Clorox (CLX)
コカ・コーラ Coca-Cola (KO)
ホルメル・フーズ Hormel Foods (HRL)
キンバリー・クラーク Kimberly-Clark (KMB)
マッコーミック&カンパニー McCormick & Company (MKC)
ペプシコ PepsiCo (PEP)
P&G (プロクター&ギャンブル)Procter & Gamble (PG)
シスコ Sysco Corporation (SYY)
ウォルマート Wal-Mart (WMT)
ウォルグリーンズ Walgreens Boots Alliance (WBA)
Consumer Discretionary 一般消費財
ジェニュイン・パーツ Genuine Parts Company (GPC)
レゲット&プラット Leggett & Platt (LEG)
ロウウェズ Lowe’s (LOW)
マックドーナルズ McDonald’s (MCD)
ターゲット Target (TGT)
ブイエフ V.F. Corporation (VFC)
Industrials (工業)
シンタス Cintas (CTAS)
ドーバー Dover (DOV)
エマーソン Emerson Electric (EMR)
イリノイ・ツールワークス Illinois Tool Works (ITW)
スリーエム 3M (MMM)
Pentair (PNR)
Stanley Black & Decker (SWK)
W.W. Grainger (GWW)
Health Care ヘルスケア
Abbott Laboratories (ABT)
AbbVie (ABBV)
Becton, Dickinson & Company (BDX)
C.R. Bard (BCR)
Cardinal Health (CAH)
Johnson & Johnson (JNJ)
Medtronic (MDT)
Financials ファイナンシャル
Aflac (AFL)
Cincinnati Financial (CINF)
Franklin Resources (BEN)
S&P Global (SPGI)
T. Rowe Price Group (TROW)
Real Estate Investment Trust (REIT)リート
HCP, Inc. (HCP)
Materials 素材系
Air Products and Chemicals (APD)
Ecolab (ECL)
PPG Industries (PPG)
Sherwin-Williams (SHW)
Nucor (NUE)
Energy エネルギー
シェブロン Chevron (CVX)
エクソンモービル ExxonMobil (XOM)
Information Technology
Automatic Data Processing (ADP)
Telecommunication Services 通信系
AT&T (T)
Utilities
コンソリデーティド・エジソン Consolidated Edison (ED)
以上。
いろいろありますよね。現在NYダウ30に採用されている企業もあります。
将来、配当貴族になると目されている企業も多々あります。
しかしながら、いったん築き上げた地位を誇るこれらの企業は他の追随を許さないくらいの、難攻不落の城を築き上げた企業ばかりであり、これらは、外国株投資初心者にとっても非常に良い投資対象となるのではないでしょうか。下手に新興企業を追うよりも、随分と手堅い投資になるものと思います。
私の拡大ウォッチリストは、このリストにさらに候補を加えたリストになっています。
Let's build an enormous snowball!
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