今日からできる家計術〜その③出費の色分け、固定費:変動費:貯蓄投資率を出す
updated [2016.11.29]
あなたの可処分所得額がわかったら、家計の具体的把握に入ります。
具体的な方案として、毎月の消費のうち、何が本当の消費で、何が浪費で、なにが広い意味の投資なのかを色分けして行くのはひとつの方法です。
その際の色分けの第一歩は、お金を使った用途のつけ方を明確にすることです。
ここでは、以下のように分けてみましょう。
固定費
(1) 住居費 家賃やローン
(2) 光熱費 水道、電気、ガス代
(3) 保険料 生命保険、自賠責保険、火災・地震保険など
(4) 通信料
(5) 教育費
変動費
(6) 食費 外食と、それ以外
(7) 日用品 耐久消費財を含む
(8) 衣服・美容費
(8) 交通費
(9) 娯楽費
(10) 交際費、冠婚葬祭費
分け方に異論もあるでしょうが、ここでは、11個以上とせず、この10個の項目に強引に当てはめていきましょう。
例えば、書籍代は、教育費か娯楽費のどちらかに入れる。
雑費は、日用品や交際費に入れる、など。
こうやって分けた結果、あなたの毎月の収支を把握し、固定費:変動費率を計算しましょう。
一般的には、固定費よりも変動費の方が少なくなるのが理想的です。
そして、可処分所得(手取り収入)をすべてこれらにつぎ込んでしまっては、もちろん貯蓄や投資はできません。
そこで、固定費:変動費:貯蓄投資比率を出すのが良いでしょう。
理想的には、固定費も変動費も圧縮して、投資・貯蓄に回せる額を少しでも増やせると良いですね。
なので、季節性の変動もあるでしょうが、最低でも、5:4:1はクリアーし、手取り収入の1割以上の貯蓄・投資を維持したいものです。
できれば、4:4:2や、4:3:3を目指したいですね。
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