個別株投資をする目的と方法
updated [2017.3.5]
最も簡単な投資方法とは、おそらく誰にでもできる、誰でも通用する投資方法でなければなりませんが、コストの低い投資信託を利用して、積み立てるなどし、財産を築いていくものです。マーケット全体を買う投資信託を用いるのが常套手段です。コストが安いとは、ノーロードで、信託報酬も最安に近い投資信託のことを指します。現在日本でも、コストの安い投資信託やETFがぞくぞくと、しかも簡単に買えるようになってきました。コストの低い投資信託により、あなたはマーケットと同等の、あるいは非常にマーケットに近いリターンを得ることができます。事実上、ほとんどすべての投資家が長期にわたっては市場に勝ち続けることはできませんから、投資信託で市場全体を買う方法は多くの人に適している投資方法といえます。
では、なぜ私は個別株投資をしているのでしょうか?
端的に言えば、力強く頼れて、いつまでも溢れ出る配当 (stream of dividends) を欲しているからです。私は、配当成長投資家 (dividend growth investor) として、市場に勝つことを目指しているのではありません。
配当というインカムは、私の仕事とは何ら関係なく得られるインカム(収入)源です。
このインカムは長期にわたって使用可能な追加収入をもたらし、あるいは貯蓄や再投資に回すことができ、いつかは日々の仕事による収入を上回ることを夢見ています。そうでなくとも、ある程度はカバーして、セミリタイアを目指すことも可能です。
個人的には、目下のところ道半ばはおろか、1合目にも達するかどうかというところで、リタイアするにはほど遠く、不動産投資に目処をつけるのもままならず、仕事を辞めるわけにはいきません。配当を再投資し続けるステージはずいぶん続きそうです。
私は、市場にそこまで勝とうと思う気はありません。米国市場が結果的に未来も日本市場に勝つ可能性はあるかもしれません。米国の配当貴族インデックスが、過去はNYダウやS&P500に買っているという事実はあり、この投資信託を利用することでこの「配当貴族インデックスという歪んだインデックス(笑)」に賭ける価値も十分にあり、これに関しては根拠を示すことはできますが、さりとて未来も市場に勝てるというそこまでのデータとも思いません。
米国市場、あるいは日本市場と同等のリターンを得ることは私のゴールではありません。
市場と同等/市場に勝つことが究極の目的なのではなく、市場が良い時も悪いときも、変わらずに手に入る配当や金利というインカムを大きくし続ける、すなわち、安心できるパッシブインカムを築くのが目的です。ポートフォリオの時価は大して変わらなくとも、増配も手伝って何年少しずつインカムが増えてくれれば、年々の目標が達成されたことになります。これには特段の努力を要しないようにできるのが理想であり、配当や分配、金利が増え続けるのを見るのが私の楽しみです。
配当が成長し続けるのが目標達成基準ならば、そのゴールに向けて働くシステムを詳しく知り、適切なものを見つけることご重要です。
配当とは、おのおのの企業の決算でわかったフリーキャッシュフローfree cash flow(FCF)のうち、株主に支払われる金額のことを言います。配当とは、会社が株主に酬 (むく) いる手段のひとつです。
配当はFCFの一部が支払われるものですから、配当投資を主眼に株を精査するときは、このFCFとEPSが最も重要な調査解析の対象となります。
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