株式の期待成長率と増配率と株価上昇率は、すべて同率で成長しうる
株式投資と言えば、多くの人が、「株価の上昇」を目指しているイメージがあります。
しかし、私などの「配当成長投資家 Dividend Growth Investor」としては、株価の上昇を必ずしも狙っているのではなく、その企業の生み出し続けるフリーキャッシュフローのうちの一部を配当という現金(現金配当の場合)として受け取ることを主たる目的としています。
一旦買ったら、滅多なことでは売らない。バイ・アンド・ホールド。
このようなスタイルを貫いている人もいます。
このような人は、「証券」に投資しているのではなく、「企業」に投資していると考え、企業の成長を願っています。
企業が毎年利益を上げ続け、潤沢なフリーキャッシュフローも得つづけていくのなら、長期では、その成長率分、株主への還元も増やすのが、米国の優良企業の特徴です。結果、長期的には、配当についても同率で増やしてくれるだろうと期待できます。
市場も、その企業の「利益の成長率」を推し量ろうとします。そこで割引率もきまり、実際に利益が上がると、それを評価して株価も長期では上昇していくように形成されていくと考えられるのです。
たとえば配当率3%の優良株で、利益が10%成長すれば、配当も株価も10%ずつ成長すると考えるのが自然です。この結果、時価に対する配当は3%に維持されます。
10年間で成長を続けてもし利益2倍になって配当も2倍になったとすれば、株価も2倍になっている可能性が高いと考えていいと言えます。
逆に、順調に利益を上げ、配当も結果上昇しているのに、もしも株価だけが低迷しているなら、それは相対的に「割安」で、お買い得なのです。
配当成長投資家/バリュー投資家としては、上記の原則から外れる「お買い得」な銘柄を探し、あるいは「今は適正や割高な銘柄がお買い得になるのを待つ」のが、基本的な戦略となります。
Let's build a self-growing Snowball! (勝手に大きくなる雪だるまつくろう!)
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