何があっても、投資ポートフォリオを拡大していきます

投資、とりわけ長期投資では、最終的な期待収益率は過去平均の収益率に近い値に収斂(収束)していくといわれています。そのはずです。
過去50年の米国株平均収益率がもし年率10%なら、未来もこれに近い値が望めるだろう、ということです。
この値を大幅に超過する値、例えば年率20%を長期で目指そうと思った場合、それは平均からものすごくかけ離れた値ですので、正規分布に従うとすれば、達成できる確率はものすごく低い(おそらく100人に1人以下)ものと思います。
平均収益率よりも超過リターンを得たいと思っても、ほぼ無理でしょう。
ということは、投資に目標額があるならば、より期待収益率が高いと思われる投資対象を選ぶか、同等のリターンでもリスクの低い投資対象を選ぶことによりその実現性を担保する、というくらいのことしかできないかもしれません。
私は、米国株、特に生活必需品系を中心とした大型優良株投資は、この目的にかなうのではないか、と思って投資に臨んでいます。S&P500等、全体に投資するインデックス投資も組み合わせた方が良いかもしれません。
超過リターンを得るのが困難であるのならば、目標額を達成するためには、できるだけたくさんの資金を拠出する必要があります。それも、できるだけ早めの時期に大きく。
大胆な資産配分が必要で、私はさらに不動産用の資金も大量に(笑)確保しなければなりません。
2017年、ポートフォリオのさらなる拡充を狙います。そのため、どうにかこうにか、手持ちの生活防衛資金の割合を若干減らしまして、全体額をアップさせることにしました。不動産の評価額に比べ、まだまだ証券の保有割合は低い (7分の1くらいでしょうか) ので、現金から証券に移したとしても、少々のことでは全資産はビクともしないという見方もあります。
資金の移動により、毎月の拠出分を当分増額します。ただし、焦り過ぎないようにします。
この増額した分が、今月のジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)の買い増し、カーディナルヘルス(CAH)の新規買い付けに寄与しました。
増額した分の一部も、債券・キャッシュに回します。これは暴落用の資金になるという位置付けと、リスク資産を調子に乗って増やし過ぎないという戒めのためという意味合いもあります。
とりあえず、目安は平時は株式(REIT含む):債券・キャッシュ=75%:25%ないし70%:30%程度を保つように、全体額を増やしたいと思います。
当分はこの割合で行こうとは思っています。とはいえ、厳密なリバランスは必要ないような気がしています。
もし暴落し始めて株式が2〜3割減価した場合は、債券部分からスイッチで買い出動してバランスを取るのは容易ですが、もし株式が2〜3割以上増えた場合は、債券を追加投資で増やすのが追いつかないかもしれません。かといって、株式を売って実現益の税金を支払うとしたらモッタイナイです。なので、この場合は無理に売らずに静観しようと思っています。
売買回転率も極力少なくしようと思っています。
機関投資家にはできなくとも、個人投資家は自由度が高いですから、これも個人投資家の強みかもしれません。
Let's build a sturdy Snowball! (強固な雪だるまつくろう!)
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