投資方針の練り直しに苦しみ、そして考えた不動産用の新ファンド『雪だるま兄ファンド(仮)』
updated [2017.3.30]
投資方針をじっくり練り直すのは案外難しいです。
私は、目下、基本投資方針の改訂作業中です。この中で、一番苦しんでいるところがあります。
それは、ずばり、「アロケーション」と「リバランス方針」です。
その他の取り決めは、もうほぼ決まっています。
アセットアロケーションを一定の比率に固定してしまうと、どうしても都合が悪いのです。
それは、極めて個人的な事情なのですが、実物不動産にかかる将来債務に対する引当金(要するに、いつかは用立てるための資金)も、一部はポートフォリオに組み込もうとしていて、ある程度の額をざっくりと引き出す可能性があるためです。
不動産にかかわる引当金としては、基本的に債券の売却、あるいはキャッシュポジションのとり崩しにより用立てるつもりです。この時に、債券のアロケーションが激変(激減)しまいます。この時、必然的に、株式の一部売却によるリバランスを行う必要がでてきます。
これが、株式を「できるだけ売りたくない」という希望と齟齬を来たしてしまいます。
ここまで検討してきて、頭の中に段々と別の道が具体像を描きはじめました。
それは、「実際にある程度の期限を切って『取り崩し』て使用するために用立てるための基金」は別ファンドにするべき、という考え方です。
超具体的には、実物不動産を売っぱらって整理するため『およそ300雪玉積み立て、部分解約していくファンド』、希望は10年以内。です。
うむ、今の『雪だるまファンド』は120雪玉くらいだから、その2.5倍はあるじゃねーかよ。ヲイ。
取り崩していく以上、解約時点である程度の資産の増減があるのは当然のことですが、そもそも大きく元本が毀損されてしまっていては、私の許容範囲を超えてしまいます。その点から、このファンドは基本的に債券で運用するファンドとするべきでしょう。
仮にこれを、『不動産早く整理したいファンド、愛称: 雪だるま兄ファンド(仮)』とします。
資金量が大きいため、「兄」としています。
そして、このファンドが実際にもしある程度売却せずに済んだ暁(あかつき)には、その時にまた晴れて『雪だるまファンド』と統合すれば良いのです。
よし!これに沿って投資方針を練り上げればよいですね!
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