株式投資で、積み立て中の株価について思う
株式に積み立てて投資をして行く時、皆、買った株がどんどん騰がっていくことを期待しています。
「安く買って、高く売る。」これが、投資の基本であるのは間違いありません。
では、何故、株価が上がるか。
株価が上がるのは、買いが売りよりも多いため。これは、抗いのない事実です。
では、何故、買いが売りよりも多いのか。
これは、いくつも理由があり得ます。しかし、一般的には、好決算が続くため。これが順当と思います。
たまには、好決算なのに、何故か株価が上がらない(買いが増えない)こともあります。理想的には、こういう状態の株にたくさん投資して、そして、市場が株価を適正なバリューに戻してくれるのを待つのがよい投資となります。
私が目指しているDividend Growth Investing 配当成長投資では、まさにこのような株を見つけ出すのが仕事とも言えます。
しかし、いつもそう上手くはできないかもしれません。
買い方として
(1) 株価が低迷しているときに(決算が冴えない時など)買い込む。結果的にいつかまた業績が上向きになって行って株価も上がり、配当成長率も高まれば万々歳。
これが、積み立て投資としては一番理想です。しかし、
(2) 株価が低迷している決算も冴えない銘柄を買い込む。いつまで経っても業績が上向かず、気がついたら同業他社に大きく水をあけられ、配当も成長しない、金融危機に弱くなり、下手したら、減配の憂き目に遭う。
このような最悪のパターンもあり得ます。できるだけ、このような投資にならないようには気をつけたいものですが、もしかしたら、案外に(1)と(2)は表裏一体なのかもしれません。
すると、この(2)の代わりの選択肢として、
(3) ちょっと平均よりもPERが高いような株価の推移を示す銘柄で、株価が調整なかなかしそうになく、過去の決算もずっと好調で、純利益成長率とともに配当成長率も過去の推移が素晴らしい。
こんな銘柄があれば、分散の観点からこういうものも(万能はないと思いますが)欲しいと思ったときに組み入れるのは、現実的には大いにアリなのではないかと思っています。
結局、市場参加者の買い材料としても、高成長を狙うためにも「好決算をそのうちきちんと出しそうな(あるいはconsistentに、常に出し続けている)」銘柄を買うべき、ということは(1)、(3)で共通しています。この見込みを強く確信できるような銘柄であれば、現時点で軟調(株価がなかなか上がらないなど)であれ好調であれ、買いなのではないかと思っています。
この考えのもと、私は、必ずしも生活必需品 consumer staples 系の銘柄に偏らなくても良いのではないかと思って投資してゆこうと思います!
⛄️ Let's build a nice and big Snowball! (すげえでっかい雪だるまつくろう!)⛄️
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