「分散投資は安全だが、リッチになれない」けどいいの?リターンの読める投資とはナマ債券投資
「分散投資は安全だが、リッチになれない」とは、よく言われる言葉です。
世界中の株式や債券やオルタナティブに分散投資することで、リスクを相対的に下げ、現代ポートフォリオ理論で効率的フロンティアになるアロケーションを取る。これで、順当なリターンを得よう、というのがスタンダードな分散投資です。
このときの期待リターンは、言う人により、7%だったり6%だったり4%だったりします。
しかし、これだけのリターンでは、「これっぽっち」であり、「投資」としては正解ですが、爆発的に資産を増やしてリッチになるのは、さすがに無理です。
では、やはり、尋常ならざるリターンを求めないといけないのでしょうか?
それは、間違いなく「投機」になります。
で、私は、「分散投資は安全だが、リッチになれないけど、いいの?」と言われたら、「いいよ。しょーがない」と答えます。それなりのリターンで満足します。
尋常ならざるリターンを得なくても、時間をかけていつかは目標の年間インカム30,000ドルを達成する目論見です。それでいいです。私の人生は一度であり、さすがに大きな賭けには出ません。投機に手を出して大きな失敗をして市場から退場していった人たちは数多いるからです。
そもそも、株式投資は「リターンが読めません。」
しかし、債券投資はナマ債券であれば「リターンが読めます。」
米国債オンリーに投資すれば、全世界分散投資に比べればもしかしたらリターンは低いかもしれませんが、確実にリターンが読めますし、世界で一番安全な資産を保有でき、リスクフリーレートが取れ、ストレスフリーです。このマインドになる事が大事です。
ただし、米ドルに信頼を置くべきこと、ドル円の動きを許容するべき事、ではあれど、過去長期では米国債のリターンは円高による影響を吸収して円建てではあってもプラスリターンであったことを了承しないといけません。
私は幸いまだ30代と比較的若いので、最初は米国債・豪国債に投資していたのですが、多少の紆余曲折の上、米国株中心のポートフォリオに切り替えました。米国株の一部をウォーレン・バフェットの言うように「擬似債券」と見立てて、これによる投資をしようと試みているわけです。あまり上手くないもののリスクは取りながら。
なので、「たまたま儲かった時」には一部利確するかもしれませんが、それ以外は、リターンがある程度読めると仮定して(あくまで仮定)、平均リターン6%を目指したいな(願望)、でも、米国債と同等かやや劣る結果になっても受け入れるよ、と思って(超長期ではさすがに下回らないとは思いますが)、粛々と投資していきたいと思っています。
擬似債券的投資を目指しながら、少しだけならば、グロース株等、サテライト運用として組み入れてもバチは当たらないかなとも思っています。何故なら、すでに利確済みのリターンもあるし、リスク総量を絶対額で測っているから。
いずれにせよ、もしも米国債の方がどう考えても魅力が大きい時代にまたなってきたら、米国債に投資の軸足を移していく予定です。
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