米国債 2042/8/15満期 T-Bond の売買スプレッドについて
前回、米国債 2042/8/15満期 米ドル建トレジャリーボンドに関しての記事を書きました。
iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF (TLT) を買うよりも有利、という事を前から思っています。
TLTは機関投資家も購入している米国債のETFです。このETFは、経費率(信託報酬の様なもの)が0.15%かかります。もし10年持てば計 1.5%、30年持てば 計 4.5% (経費率が変わらなければ) 株価から?控除されるものと思います。
かたや、米国債 2042/8/15満期 米ドル建トレジャリーボンドというナマ債券は、購入時のスプレッドはあるものの、信託報酬はゼロです。
おさらい
米国債 2042/8/15満期 米ドル建トレジャリーボンド
クーポン 2.75ドル 購入時96.51ドル(経過利子除く)、
単純割り算して2.85% (償還時の値上がり益を除く)、償還時100ドル
TLT 分配金 2.58%(毎月分配、今後変動あり)
株価 117.27 (2018年9月末終値)、
株価変動あり(いくらになるか分からない)
比べてみると、どちらが買いたくなるでしょうか?
野村證券のホームページをみると、もっと長い年限のものも出てきましたので、それでも良いと思います。
今回は、米国債 2042/8/15満期 米ドル建トレジャリーボンドについて追加の点で調査した点を書きます。
2018年10月9日時点でのSBI証券での販売額、買取額です。
販売額 93.33 USD
買取額 86.93 USD
差額 (スプレッド) 6.85% 高い!!!!
これは鼻血が出そうになりました。金利の大幅下落時で債券価格が上がりまくっていないと、ちょっと売るに売れないですね。まあしかし、これは証券会社の言いなりですから、仕方がないですね。
どうしても売る事を考えると、野村證券や大和証券で買えば良いと思います。
それに比べると、ゼロクーポン債は、野村證券などの大手とあまり変わらないスプレッドのようです。
このスプレッドを調べるために、身をもって最小単位のみ買ってみたのでした。
ともあれ、下手な投資信託を買うよりも、よっぽどおススメです!!!
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