真の長期投資の意味を考える。ダブルバガーの経験は嬉しいものの投資感覚を狂わせる。ではどうするか?その壱
その間、ずっと持ち続け、あるいは買い増し続けている銘柄があるものの、売却してしまった銘柄もあります。
具体的には、JNJとMCDとKOは最初に買った銘柄の一つですが、JNJとMCDは順調に買い増し続けているものの、KOは数年で売ってしまいました。
買った理由は、いずれも、「優れたビジネスで一生持っていても良い」という理由でした。
しかし、ここからは事情が異なります。
JNJをもっともたくさん、定期的に買い増している理由は、「なんだかんだ言って財務内容と将来性に堅実性あると思っている、自分の基幹銘柄だ!」という理由です。
MCDは、最初に買ったロット (2雪玉❄️❄️) では、ダブルバガーを達成しました。マックのダブルバーガーです。
しかし、買い増しに至る前には、しばらく業績とともに株価の低迷がありました。真の長期投資家ならば、その低迷時にがっつり買うのが正解です。しかし、怖くて買えませんでした。その時は、まだ「がっつり買う」ためのガッツが足りず、買えませんでした。他の銘柄にばかり目が行っていました。しかし、株価が100ドルを割っていた低迷時期には、一株あたり配当が3.6%程度もあり、配当が欲しい投資家にとってみれば垂涎ものでした。
この時の教訓もあり、去年後半の株価の押し目で買い増し、MCDの保有時価は含み益を入れて10雪玉 (❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️❄️) に到達しています。
KOは3年ほど保有していましたが、アメリカでの清涼飲料業界の行末にやや悲観的になったという理由で売りました。それよりは持っているPEPの方が食品にも分散されているし、こっちだけでいいやと思ってPEPの保有を継続しています。しかし、買い増せる資金量はさして無く、買い増してはいません。
ここまでと私の勉強に基づいて言える結論は、
「ダブルバガーになると嬉しいが、だからと言って売る判断材料にはならない」
「人間は何らかのバイアスに囚われており、特に個別銘柄投資においては真にリーズナブルな投資を行うのは不可能である」
「堅実な貯蓄や投資資金量を増やす等の資金コントロールこそが大事で、その先に初めて投資対象の検討が始まる」
です。
それとともに、「言うは易し、行うは難し」です。
次回に続きます。
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