真の長期投資の意味を考える。ダブルバガーの経験は嬉しいものの投資感覚を狂わせる。ではどうするか?その弍
前回の投稿では、MCDでダブルバガー (投資元本の2倍) を達成したこと、JNJとMCDの保有を継続しているが、KOを売ってしまった事を書きました。
株式投資も5年を超えてくると、様々な経験をしてきますね。
特に、MO (アルトリアグループ) なんて、せっかくあと少しでダブルバガーを達成しそうになったのに、また暴落して含み益がほぼゼロに戻ったという悲しい体験をしました。途中で何度も買い増しているため、トータルでは絶賛マイナス中です。しかし、保有を継続しています。
タバコ業界に関しては、世界的に悲観モードが強いと思いますが、「今からゼロベースで考えて、買いたいと思うか否か?」という自分への問いかけを元に、投資中のBTI, MO, PMは保有継続、しばらく追加投資せず、全体に占める割合を可能ならば市場平均へ近づけてゆくという戦術を採っています。
さて、私がダブルバガーを達成した銘柄としては
前述のMCD
CAT
GWW
APPLの2番目のロット(平均的には約1.8倍)
MSFT(トリプルバガー達成)
があります。嬉しいですね。
他に、VFCは1.7倍を達成しています。
しかし、本当の意味で嬉しいでしょうか??
私のポートフォリオ全体では、たしかに、今までの配当、分配、含み益、実現益を含めてそこそこのプラスになっていますが、同時期、同期間にVOOなどのS&P500指数連動ファンド、VTIに投資した場合に比べて大きく劣後しており、VYMに投資した場合に比べて配当は凌駕していますが、トータルリターンではやや劣後しています。
この意味を噛み締めています。
投資の意味を確認します。
「損をしない」ことが一番の大義です。
「できるだけリスクを保ちながらリターンを期待する、リスクリターン比を意識する」が2番目です。
そして、
「できるだけ高いプラスのリターンを出す」のが3番目だと思います。
この観点からは、当時元本から数年という短期で2倍になるだけで御の字です。
CAT, GWWは、すべて決済してしまいました。
AAPLとMSFTは元本と同じ額分を売り(恩株にした、という事です)、
MSFTはもう1回元本と同じ額分を売り、残りで投資を継続しています。
VFCも恩株にして、残りは投資を継続しています。
「売ったあとの事(将来)はわからないが、今実際にある、市場平均を上回った利益分は、確実に取っておく」という事を実践し、ポートフォリオ調整を行って、別の投資対象に再投資するという方針は、最前の手ではないと思いますが、悪くはないのかもしれません。
次回に続きます。
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