[77] 理論株価を求めて活用しましょう [2016.1.27]
(1)
変形して、
理論株価 = 年間予想純利益/発行済み株式数 x PER
ここでのPERには、
過去の株価 = その時点での1株あたり年間純利益 x 過去のPER
から得られた、過去PERの平均を用いる。
また、
(2)
ここで必要となる因子は大きく2つ:
①将来のある時点での、
企業収益と、配当額がどうなるか。
配当と増配率は、当然、企業の収益によって左右されます。
②分母---割引率と予想インフレ率
考えられる投資のリスクの大きさに左右されます。
投資家の①②に対するそれぞれのコンセンサスが、
結局、上記式に当てはめられ、理論株価は計算される。
チャールズ・エリスによると、
遠い将来になるほど、
①②のコンセンサスの変化によって起こる株価変動は大きくなる。
しかし、
長期投資家は経験から、
正規分布・「平均への回帰」という確率の法則より、
投資家の株式保有期間が長くなればなるほど、
②の割引率の重要性は低下。
(割引率が平均に回帰!?)
①の実際に支払われる配当の影響が大きくなる、
とのことです。
すなわち、
企業収益と配当の要素が、
長期投資には決定的に重要となります。
逆に、市場価格に注目する短期の投機家にとっては、
投資家心理の変化 (割引率の変化) や、
人々がいくらまで買おうとしているかに、すべてがかかってくる。

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